「ニッポンの芸能人」シリーズ22


なにを言っているのかね?
 強制ワイセツという行為で現行犯逮捕された中西一善とかいう男の釈明会見(?)とやらをテレビで見た。
 そのツラは、ひたすら醜くゆがんでいて、あたかも殺人犯のように映っていた。
 その会見のしめくくりの言葉は「もう一生酒は飲まない。飲みたくもない」であった。
 トンチンカンである。今回の「国会議員としての」という前提条件をはずしても、一切を酒のせいにしたこの言いぐさは、見当はずれもいいとこだ。酒以前に人間としての思考回路が狂っているのである。
 つまり、人間としての「自己」とか「自主」というものが完全に欠落している。
 世の中に酒好きはワンサといる。
 もちろん、酒ぐせの悪い奴は世の中にワンサといる。
 でも「良識ある酒好き」が大部分である。
 酒好きがすべて、痴漢行為や幼児や婦女暴行をやらかすわけではない。
 まったく酒の苦手な者もわけへだてなく(?)警察に逮捕されるようなことをやっているのだ。
 この中西という男には、おのれがしでかしたハレンチ行為の事実認識能力もないのだ。
 こいつが新進の国会議員?
 お酒さえやめれば、まっとうな人間になれると本気で考えているらしいことに、ただ呆然とする。

石原慎太郎というヒトの言いぐさ。
 この小西という男の事件についての石原サンの言葉は「お酒の飲み方、知らねぇんだよな」もヘンだ。
 心の根っこの腐った者が酒を飲めば、その隠された悪しき部分は拡大される。
 お酒に対するマナーや飲み方は無関係でしょうが、まったく!
 だいたいこの石原サン、某女性週刊誌上で(東大大学院教授松井孝典氏の発言としながらも)「文明がもたらしたもっともあしき有害なものババアなんだそうだ。女性が生殖能力を失っても生きてるってのは、無駄で罪……」とほざいて、131名の女性たちに訴えられた。
 東京地裁の判決では、1400万円の慰謝料支払いは退けられたものの、発言そのものは「憲法の理念に相違する」となったとか。
 この石原サンの女性蔑視思想は以前から周知のことだが、こんな人間を都知事に選んだのも「圧倒的多数の女性たち」だったのだ。

群れをなして走り廻る女性たち。
 小泉ソーリ大臣に「純チャーン!」と狂気した女性群がいた。そのうち若い演歌歌手を追いかけて「キヨシ! キヨシ!」とはしゃいでいるオバサンたちがやたら目立った。
 さらに「ヨン様ァ!」と群れをなして叫ぶ女性群がバッコする。
 このところもっぱら「マツケンサンバ」で悪のりしている女性群――。
 石原サンみたいなことを言うつもりはないが、社会の表層をその日その日の風に吹き流されて右往左往する女性たちの集団行動は、ただ醜悪であることにちがいはない。

女性に対するD・Vとか暴行事件の続発
 バブル崩壊後10余年――すべてが過去のように思われるが、あの「毒素」は潜伏し、生き長らえていると言い続けてきた。
 ニッポン放送・フジテレビ対、ライブドアの問題にも、その「毒」が介在していると考える。
 そして、次つぎと続発する殺人事件の犯人たちの精神にも、その「毒」が浸透していると思わざるを得ない。
 まったくいいトシをして浮かれ騒いでいる女性たちの心の根っこにも同質の「毒」がある断言するね。
 人間としての「自己」とか「自主」を喪った者ばかりが右往左往する社会は、否も応もなく危険なのだ。
 なんてコトを書いていたら、また今日(3月13日)の新聞に長崎県世知原町長と、もう一つ、和歌山県御坊市の中学校の先生の強制ワイセツ行為が報じられていた。
 まあ、どうしようもないオバサンたちもいるけど、オジサンの中にもとんでもないのがいますねぇ。

◎追伸。
 あえて蛇足を一言。
 相手の「合意」を得ていない性的行為はすべて犯罪なのですよ。世のスケベおじさ んよ。まったく情けないジジイも多いなあ。

— posted by 本庄慧一郎 at 11:04 am  

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