「社会&芸能・つれづれ愚差」第36回(通算146回)

07年11月29日(木)の小さな旅
 「実録大都映画/初代美空ひばりのいた撮影所」は9月末に執筆開始した。(資料集め、取材はそれ以前ということ)第一稿(400字詰め原稿用紙で約300枚か?)校正チェック作業。
 11月29日(木)観劇予定2公演。ワイフと出かける。
 A)劇団セメント金魚、第10回公演「選挙・エルメス・バイヤー」アイピット目白。田中允貴君のご案内。
 アイピット目白は7年前、ぼくの時代小説「雪になる」の読み語り(出演・神田紫&主題歌「風ぐるま」木山みづほ)を公演した小劇場。やはり、なにやら「懐かしい」。
 公演前、早めに目白着。初冬の風情を楽しむために〔学習院大学〕におじゃまする。
 かつての仕事(放送作家や広告の制作・企画・コピーなど)では大勢の人とかかわったが、現在はごく少数の人しかおつきあいしていないが。昨日(11月26日)、二人のお方と電話で話した。
 そのお一人、TBSにいた岡本安正さんとは音楽番組でご一緒した。10年ほど前に退社していて、カメラをやっておられ、いい写真を撮られる。
 つい先日もグループ展があり、「なるほど!」の作品を拝見した。
 もうお一人、志村武男さん。ニッポン放送時代、ドラマの演出でご活躍した方。ぼくが生まれて初めて(!)ペンネーム本庄一郎で民放ラジオの番組の台本を書いた時のディレクター。
 その後、フジ・サンケイグループ会社の社長を勤められた。
 まったく偶然、お二人とも学習院を出ていっらしゃる。そしてお二人ともジェントルマンだ。
 ――で、目白ということで、その学習院大学におじゃまして初冬のキャンパスをひと巡りした。広場の赤い枯葉をまとった天を突く樹木は〔ユリの木〕だとか。
 感慨はいろいろあるが、とにかく〔いい想いを味わったひととき〕であった。

アイピット目白の芝居はPM4時終了

 原宿――表参道――青山――渋谷

 たそがれが近い表参道は落葉が舞い、やたらネオンやイルミネーションが眩しい。
 このストリートもひたすら〔懐かしい〕。
 CMディレクター故内田建太郎とクリエィティブ・オフィス「エム・ケー」(本名望田市郎の姓のイニシャルと、内田建太郎の名前のイニシャル)があったし、同じビル内に音楽制作会社ARAがあり、プロデューサー杉井修氏。わが夫婦が仲人した吉永征志郎氏がいて、さらに八木正生という才能バツグンのピアニスト&作曲家とバンバンCM曲を作った。
 そばにアサヒビールのCMでご一緒した高倉健さんのプライベート・オフィスがあってコーヒーをごちそうになったのも表参道。
 それにしても――。
 やたら派手な店が並ぶストリートの、見た目はともかく、ろくに客のいない店内の風景は……まるで救い難い〔虚飾〕だね。
 それより、地下鉄表参道駅北側の地名は〔北青山5丁目〕というが、この町に〔サウンド・フォーラム〕というぼくの音楽制作のオフィスがあったことを想い出した。あの頃は、CM制作と音楽制作をかけ持ちでホントによく働いた。ジーンとして、感慨ひとしおであった。
 改装中のスーパー紀ノ国屋の前を通り、青学前、そして宮益坂へとざっと1時間、ワイフと歩いた。Goodなウォーキングであった。

渋谷ヤマハエレクトーン・ホール(元エピキュラス)のライブ
 二つのシバイをかけ持ちということで、夜の部は永井寛孝作・演出「アーンビリーバボー」のご案内を永井さんから頂く。
 永井寛孝さんはテアトルエコー公演、拙作「大都映画撮影所物語」を演出してくれたヒト。(もう1年前になるのダ!)
 役者のキャリアがあるとは聞いていたが、歌って踊ってシバイして、それで作・演出だって。そのステージの永井サンの達者さに口(クチ)アングリ。
 チラシの「ミュージカルを超えた軽演劇」という惹句に注目。
 戦前の「大都映画」もさることながら、〔軽演劇〕の名門(?)であるかの戦前の新宿ムーランルージュは当時の作家や学生やインテリ層に熱く支持された。日本芸能史・映画・演劇史に特記されるユニークな存在だ。
 で、ぼくは、13年ほど前に、生まれて初めての小説を書いたのだが「赤い風車劇場の人々」(1992年影書房刊)で、劇化され二度公演された。
 もし出来るなら自分の手で舞台化をしたいと熱望していたので、永井寛孝演出の〔軽演劇〕に関心大。そして感心した。
 エレクトーン奏者のおぎたひろゆきサンのプロデュースで(エレクトーン普及キャンペーン風ではあるが)、でも作りは巧みで、演者も達者だったから、気持ちよく楽しめた。
(ただ一つ、ムーランの踊り子たちは――明日待子・小柳ナナ子・望月優子・ぼくの叔母市川弥生もいた――バツグンに可愛かったようだけどネ)
 でも、よく出来た〔軽演劇〕でしたよ、永井サン。



 07年11月29日(木)正に忙中の閑。
 いい一日でした。



 さてもう師走12月。とっかかりたい仕事はいくつかある。もちろん意欲もマンマンである。
 でも、12月は雅叙園でのりんりん会のパーティ。テアトルエコーの公演。

 それに、木山みづほ&山川由希子の親しい美人お二人のコンサートなどなど……とお楽しみも忙しい。

 

— posted by 本庄慧一郎 at 01:06 pm  

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