「明日があるさ」というヒットソングがあった
株価に一喜一憂、キリキリ舞いする連中のテーマソングではない。ご存じ坂本九のヒットソングである。
かく申すワタクシ、株などはもちろん、ギャンブルはまるでダメ男です。
ケイリン・ケイバまるでダメ。カード・マージャンこれもダメ。さらにゴルフなどまるで興味なし。
ずっとマスコミ・ゲーノー界で暮らしてきたのに……こういうツキアイとはきっぱり関係なかった〔変種〕デス。
株価の乱高下はともかく、それにしても政治及び政治家どもの乱調はヒドイを通り越してデタラメだね。
思えば、選挙のつど「明日があるさ」と胸中で歌ってきたのだ。ちっともそれらしい〔明日〕なんか来ないね。
「国民の生活を第一に考える政治」――?
♪いまさら、何を言ってんのさ〜 というド演歌もあった。
あのソーリ大臣の施政方針演説てえのはまったくウツロだったぜ。
現在の国会は「ガソリン国会」だと。
いわゆる〔道路族〕なる寄生政事屋たちのインチキは次々と暴かれているし、〔天下り族〕という連中の厚顔鉄皮――鉄仮面ぶりにもウンザリ。あの種のヤカラには「カエルの面にションベン」で、たじろぐことも怯むこともない。
犬でも猫でも、いやその道の専門家に言わせると、馬やブタでも羞恥心をもっていると言うがな、もし。
〔天下り役人〕という名のハレンチ人種は、ありゃ何だ?
〔ハレンチ人種〕という呼び方をこの際、〔ハレンチ珍獣〕と変更したい。
いまはやりの〔江戸〕ですけどね……
近頃のはやりのひとつ〔江戸〕。
時代小説書きのハジッコで生活している小生としては、それはそれでありがたいことだが……。
ま、礼儀とか、しきりにとか、エコロジーとかとか。確かに学ぶべきことは多い。けれどです、徳川幕府の政治姿勢は、ありゃダメです。
まず「百姓は生かさず殺さず」から始まり、すべて権力者横暴のワダチに庶民は蹂躙(じゅうりん)されっ放しだったのでアル。
徳川将軍家は、権力保持にひたすら汲々としており大名や藩主たちが財力を貯え、謀反をたくらむ、または反旗をひるがえすことを恐れて、参勤交代をはじめ、〔公共事業〕にかこつけて費用を負担させて、彼らのふところを揺さぶった。
にもかかわらず、大名だのトノサマなどという輩は、あいかわらずエテガッテなことをして金を浪費する。そこできまって農民の年貢米の量をガンガン増やした。つまり〔増税〕ですね。
そんな暴政・暴挙に抗議して「民の願いよ、官に届け!」という農民たちの抗議行動が頻発した。
資料の「百姓一揆の年次的研究」(青木虹二著/新生社)などなどを調べると、その件数たるや……ぼう大である。
つまり、江戸時代を語るとき、この格差(差別)社会の理不尽を抜きにしては成立しないと考えるのデス。
しかし、ぎりぎり切迫した農民たちの抗議行動の大部分は〔主謀者の死罪〕と家族親類一族への厳罰と処分で〔勝訴〕する例はほとんどなかったのだ。
公金を無駄遣いしたあげく増税するという構図
いま、諸物価高騰の嵐が吹き荒れている。
しかも、国の大赤字財政が改善される気配もない。
税金の食い荒らしはますますエスカレートして、あげく増税である。
徳川政権の時代と現在とちっとも変わっていないのデス。
いや、むしろ、権力者及びその関係者たちの隠蔽工作は一層巧妙化していて、食い荒らす公金の額は巨大化するばかり――。
07年「偽」――08年「毒」? それとも「殺』?
あいかわらず戦争好きというか、戦争商人たちの暗躍は目に余る。
07年を象徴する文字が「偽」だったが、さて08年は? 「毒」ですか、それとも「殺」ですか?
それにしても、殺人事件や大量死につながる事故が多い。
「明日があるさ」という希望や可能性への期待を喪失した人間たちは、どこへ行くのか。
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