2月は寒い。衣(きぬ)を更に着る月――「きぬさらにきる」がつづまって「きさらぎ」になった。
地球温暖化は地球破壊と同義語。そして、政治・社会はひたすらお寒いかぎり。
しかし、個人的にはこの08年2月は、東京新聞サンの依頼で「わが街わが友」(土日と特別日をのぞく15回)を掲載した意味のあった月になりマシタ。
同時に、この2月は、現在の日本の質の劣悪さの見本市のような事件が続出した月でもありマシタ。
国費・税金の浪費・濫費を小理屈・屁理屈で強引に合理化しようとする者たちの跳りょう――。
在日アメリカ軍の存在
婦女暴行事件の続発と基地問題。同胞の痛みや苦しみなどは一切関知しないエゴが大道を罷り通るぜ、ニッポン。
有毒ギョーザ事件
食糧自給率40%を下回るという現状と裏表の問題。あきらかに、農業政策の失敗がそこにある。農家を苦しめる失政の責任者をチェックし、譴責しない怠惰な選挙民たち――。
イージス艦事件
ゴーマンと怠惰と矛盾。
自己管理・自己責任が何であるかの弁えのない者たちのエラソーな顔と愚考と、ぼう大な国費のムダ使いと――。
新銀行東京の乱脈経営問題
別名「イシハラ銀行」の醜聞。その一方で、オリンピック誘致に執心するなど、あきらかな分裂症異状――。
中小企業のためをうたい文句にしているが、高金利のためにかんじんの中小企業経営者はソッポを向いている(5割にも満たない)という。都税の浪費と濫費。
三浦和義氏と再逮捕
日本の法律に〔時効〕はあってもアメリカのそれには〔時効〕がないというが、つましくまじめに生きている者にはどっちみちそんなコトは無関係だものね。
このHPでも何度か書いたけれど、「人は一つ嘘をつくと、そのためには新しい嘘を二十考えねばならない。そしてその二十の嘘のために……」。
人生から嘘を除いたらパンツしか残らないなんてネ。
議員たちのお手盛り報酬アップのエゴ
西東京市の議員たちが財政ピンチを無視して報酬アップする。
市民たちが抗議行動に出て、市長シドロモドロの醜態をさらす。
当練馬区も同様の問題が発生している。
区政については、以前のイワナミ区長時代からかなり問題があった。
いま、区としてやるべきことは山積している。
そして「区議の報酬問題が持ち上がっている練馬区で、今度は区民プール問題で“偽装落札”か?」(東京新聞2月29日付)
冗談じゃないよ、まったく!
「公僕」――公衆に奉仕する者。つまり公務員のことだぜ、おじさんたちよ。
でも、そういうハレンチ漢を選んだ区民がいるということに……ああウンザリする。
追伸
親が子を殺し、子が親を殺す。夫が妻を殺し、妻が夫を殺す。または家族内での複数殺人……と、どうしようもない惨状。人間の畜生化!
衣を重ね着しても、寒いココロは寒いネ。