桜のどっしりとした古木に、らんまんの花の群れ。
3月27日現在は八分咲きか。
ウィークデイの池のたそがれどきは人の姿も少ない。
いま池の周辺は、ずばりさくら色が主役。
こころ、ゆっくり、大きく深呼吸。ワイフとのそぞろ歩き。
来し方を つつみて花の さかりかな 万太郎
白い花は、こぶしと雪やなぎ。
蒼白く 夕かげりたる 辛夷かな 花蓑
雪柳 うすずみの夜を まといけり 真琴
いきいきと鮮やかな緑は、しだれ柳。
卒然と 風湧き出でし 柳かな たかし
連翹(れんぎょう)と山吹の黄色
行き過ぎて なお連翹の 花明かり 汀女
山吹や 暮れゆく水の とどまらず 水巴
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3月28日(金)新聞の見出し活字から思い起こす先人たちの言葉
「愚者のもっとも確かな証は、自説を固守して、いたずらに興奮すること」――モンテーニュ
「物知りの馬鹿は、無学の馬鹿よりもお馬鹿さんです」――モリエール
「愚かな鳥は、せっせと自分の巣を汚す」――ヘイウッド
「飢餓と無知は、近代犯罪の両親である」――ワイルド
「都市は人類の掃きだめである」――ルソー
「卑怯者は、安全な時だけ威丈高になる」――ゲーテ
「利欲は飽くことを知らず」――ピタゴラス
「愚鈍な人間は、つねに鉄面皮の暴力をふるう」――エマーソン
「舌(口)のほうは誓うが、心は誓わず」――エウリビデス
「議事堂は虚言のスーパーマーケットである」――本庄慧一郎
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それにしても―― 言語道断な殺人狂と、醜悪な我利の妄者たちの乱舞、ここに極まる!
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「愛国心」と「道徳」を法で押しつけるとは――誰が?