オノマトピア(擬音語)の遊び
作曲家桜井順さんは、小林亜星さんと並ぶ業界トップランナーだ。広告業時代のぼくのきわめて数少ない〔畏友〕である。
テレビやCM時代のつきあいで記憶に残っている人はごく少ない。が、桜井順さんのキャラクターはいまもって忘れないし好意をもっている。
彼の手(作曲)になる作品は3000曲とか、それ以上とか。小生もコピーライター&CM作詞家の時代はずいぶん力添えを得た。
そう、あの「黒の舟歌」や「マリリンモンロー・ノーリターン」などの名曲も彼のモノだ。
その彼の名著「オノマトピア/擬音語大国にっぽん考」(電通刊)は、ユニークで面白い。
文筆業の小生としては、毎日原稿用紙埋めに励んで50年というわけだし、現在も1日15枚を目標のシガナイ稼業に変化はないのだが……。
古書店のような書ダナには雑多なホンがある。
「辞書にないことば面白読本」とか、そうそうずしりと手重りのするアンドルー・チャン著「アメリカ俗語事典」(研究社出版)とか「罵詈雑言事典」(東京堂出版)とかとか……ワンサとある。
それこそ「チビチビ・チクチク」と一杯やりながら「モソモソ・パラパラ」と頁をくっての「チンタラ・チンタラ」の時間はけっこう楽しい。
そこで、下手くそなオノマトピア遊び
たとえば――駄作。
・「記者会見する福田総理」――「トッポラ・ヘッチョコ」
・「エビ養殖詐欺の社長」――「シュリンプリン・シランプリン」
・「大分の教育委員たち」――「ガックラ・ボケマン・ダラケンチョ」
or「カネコネ・カネコネ・コテコテコテ」
・「前首相のアベさん」――「ニヤリンコ・ヌケリンコ・アナクロリンコ」
・「支持率凋落のブッシュさん」――「クレクレクレー爺・サルサル去ァレ」
・「バカ騒ぎタレントたち」――「バカタレ・アホダラ・タコツボラ」
・「アキハバラ文化」――「エテガッテラ・エコガッテラ」
・「あの吉兆ささやき女将」――「ハジマルダシーノ・シッポダシーノ」
or「マッシロケケケ・マックロケケケ」
・「くいだおれ人形くん」――「ビックラコイテラ・ヒマジンウヨウヨ」
・「誰でもよかった症候群」――「デアウヲサイワイ・コロコロコロシーヌ」
・「石原都知事」――「シバシバシーバ・ゴーゴーマンダー・ソクヤメーロー」
or「ウソカクシ・メカクシ・シリカクシ・金カクシ」
・「東京都教育委員会」――「タテッテバ・ウタエッテバ・ウルサイッテバ」
・「公金食い荒らしの役人たち」――「ヨクボケーノ・ジゴクユキビッチ」
・「ニュースキャスター山本モナ」――「スベッチャッタ・ヤッチャッタ・バレチャッタ」
・「世界のファーストレディ」――「ババババ・ババババ・ババババ・ババ」
・「エコ・タレント・ブーム」――「ギソギソギソ・ギタイ・ギタイ・ギタイ」
・「ビラ配り・過当取り締まり?」――「ジメジメ・イジメ・イチャモンスター」
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