「社会&芸能・つれづれ愚差」第106回(通算216回)

本庄慧一郎の勘ちがいメモ集め4月編


 さくら咲く。石神井公園三宝寺池周辺、石神井川沿いなど、申し分のないお花見ゾーン。
 でも、土曜、日曜の図々しくワルはしゃぎする花見客にはウンザリするので、出かけない。
 人けのないふだんの日のたそがれ時の風景は、泣けてくるほどにしみじみと美しい。京都?そんなユトリはないけど、なじみのご近所で十分に満足してる。
 去年も実行したのだが、仕事場に近いバス停から(阿佐ヶ谷からくる)長久保行きに乗る。西武池袋線大泉学園駅を超えると、ずっと両側は桜並木だ。
 終点には広大な自然公園がある。
 コンビニで少々のおサケを求め、美人の奥さん(?)がひとりでやっている小店のタコヤキを買って、公園のさくらの大樹の下のテーブルで、ワイフ相手にボケっと過ごす。
 なにしろ金もかからず、のんびりとくつろげる。でも、ソレだけではなんだか呑み足りないので、帰途、大泉学園駅北口の居酒屋でアルコールなどを追加して、夕メシ替わりにする。
 世の中は「百年に一度の――」とワサワサしてるが、こちとらずっと、チープ&イージーだぜ。 「花は半開を愛で、酒は微酔を楽しむ」とは中国のことば。(菜根譚)……なーんてイキがるも、ヤセ我慢に聞こえるかい?






 似合いの夫婦・おしどり夫婦……なんていわれてるカップルが、何組か話題になっている。


 俳優中村雅俊が、わが子の大麻所持事件のインタビューで、ベロベロと泣いていた。
 気持ちはわかるがね、芸能だのマスコミだの、はたまた芝居だのと長年かかわってきたこちとらとしては、なんだかわざとらしいおシバイに見えて、イヤだね。
 以前の三田佳子サンとか、大空真弓サンとかの時も、素直に聞いていられなかった。
 長門裕之サンが奥さん南田洋子サンについて語るのも、妙にシバイがかっていて……つい鼻白んだね。(いや、十分ご同情申しあげているのです。念のため)
 それと、事情はまるで異なるが、千葉県知事の森田ケンサク。あの男もやたらシバイがかっていて、シラケる。
 長いことマスコミやってると、いつのまにか〔本来の自分〕を見失ってしまうのさ。藤原ノリカとお笑い芸人の男の一件も、5億円の結婚式もふくめてオチャラケているとしか思えない。アレって大真面目。とことん本気なのだねぇ。






 結婚50年目のお祝いのインタビューにお答えになる天皇ご夫妻。ミッチブームという時代の映像と現在の美智子様――。
 50年という歳月のご苦労とその重さが、美智子様の容貌にきざまれている。お二方のメッセージには「国民の皆さん」とか「多くの皆さん」といったのがあり、エラぶらないお人柄が出ていて好感がもてた。
 それにひきくらべて「国民にとって」とか「国民のために」などエラソーに喋るソーリ大臣以下の政治家たちの品性のないこと!
 あいつらも選挙になるとヘラヘラと「皆さんのために」などとやたら口走るからね。
 やっぱり、日本の選挙民には、WBCのイチローくらいの〔選球眼〕が必要なのダ。え?ムリ?そうよなぁ。あれだけ注意しろと呼びかけられているのに、あいかわらず、詐欺師たちは元気だそうだしねぇ。
 さくらはやっぱり美しく咲いたけど、政治も社会もまったく俗悪にしてサイテーだ、ねぇ。民主政治の理想の花はしおれたままだ!


「人間は生まれる時に泣く。死ぬ時には泣かない」――アメリカの作家・アルドリッチ
「人間が死ぬ時、本人は号泣しない。そのかわり周りの者が……いや、泣かないコトが多いのダ」――本庄慧一郎






 蛇足――「財政出動15兆円。国債10兆円」だって。
     そして「増税」だとさ。
     それと「消費税を含む税制の抜本的改革」というんですよ、諸君!
     これって、選挙の人気取りのためのバラまきですよ!
     お人好しの選挙民はこんなアザトイ詐術にのせられるのデス。

— posted by 本庄慧一郎 at 01:41 pm  

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「鳥になれたらいいね」
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