「社会&芸能・つれづれ愚差」第111回(通算221回)

09・5初夏/新聞・言の葉ひろい

「注文住宅。業者倒産。2000万円払った日に、工事止まり雨ざらし。」100年に一度の金融恐慌で――とシレッとしているヤツもいるが、人生の土台をぶち壊された者の怒りや哀しみは通じまい。



「増えた。鳥島のアホウドリ。増えた石垣島のイグアナ。」――増えた公金食い荒らしのアマクダリ害鳥。借金国ニッポンの土台をダメにする八百長政策。



「醜聞辞任、公私混同。議員パス使い女性と二泊三日の温泉旅行」――コーノイケという官房副長官は結局は辞任。談話として「女房に弁明のしようがない。あちらの家族にも申し訳ない」ですと。去る1月にもこの女性を議員宿舎に泊めていて……というから強心臓の持主なんですねぇ。



「強姦体験ゲーム。海外からの抗議。過激表現。出荷自しゅく。国内は流通」ですと。ウーン! コマッタモンダ。



「国立メディア総合芸術センターをつくる(仮)」という選挙目当て、俗受けねらいのパフォーマンス――こんな詐術にマンマとひっかかるのか選挙民の皆さんよ。



「輸出頼みを変えないと倒産危機話はまた出ますよ」帝国データバンク中森貴和氏。トヨタの利益は2兆円もあったのに、あっという間に赤字転落。――日本の大企業の主体性はどこに?



「ソニー2年連続赤字へ。1200億円。3拠点生産終了。3事業所で働く非正規労働者400人は契約更新せず。正社員1800人は配置転換と早期退職を促す。――ああ、あのSONYも。



 広告(コピーライター&制作)の仕事をしていた時代、トヨタもナショナル(現パナソニック)もSONYも、仕事でかかわった。作家・脚本家という仕事に切り替えて、直接、企業と関わることはなくなった。あの大企業もその基盤はまるでヨワイんだなあとつくづく思う昨今。



「バラマキ14兆円。そのツケは増税」――国民よ! 選挙民よ! 心ある人々よ、目覚めて!



「08年度は自殺者32,249人。うち、30代が4850人で前年の1・7%の増。そして20代も増加。
 年齢別では50代6363人で最多。いっぽう学生・生徒も970人と11・3%の増加。
 30代の者の自殺が過去最多――という現象はムジュンだらけの現実そのものを物語る残酷なデータだ。
 40回〜50回の就職試験へのアタックや、有無もない失業など常態化している昨今――そのいっぽうで、政治家たちの現実乖離(かいり)の政治ごっこと、時代錯誤と非常識じじいの跳りょうは相変わらず。
 この国の民主主義は日々に劣化している。
 それにしてもこの泥沼社会――選挙民自身の質が問われているとしか言えない。

— posted by 本庄慧一郎 at 12:14 pm  

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