「社会&芸能・つれづれ愚差」第119回(通算229回)

2009年7月――新聞のヘッドラインから

・「企業のウソ上塗/不正会計〔第三者委員〕の調査ずさん」
 企業の会計士のウソを監視するための委員会が、その不正を黙過する報告をしていた――と。
 根っこを腐らせた樹木はすべて朽木として姿を消すが、人間社会では、腐れ木は意外としたたかである。
 ひとりの人間として、おのれの生き方から誇りも自負も羞恥心もかなぐり捨てた者は・・・・・・哀れだなぁ。


・「東国原知事・ぐらつく条件」
 テレビという〔虚のメディア〕に変質しつつある場所で、愚かしい視聴者の支持を得た者が、思いもかけない暴走をする。
 もともと、テレビを中心にした〔狂騒のメディア〕では、自己分析の点で冷静さを失った者がエテシテ中央にのさばる。
 麻薬などの違法事件をひき起こす者は当然としても、せっせと稼いだアブク銭で、アルコール障害や不摂生であの世に急ぐ者は枚挙にいとまがない。
 〔有名病〕という毒素に蝕まれた者たちのカラ騒ぎは、そ奴を押し上げた〔愚民たちの産物〕にほかならない。


・「お墓をカイゼン」
 大工場などの物流のシステムを活用した墓石システムが誕生したという。約3500個のコツ箱を収容する〔大倉庫〕に墓参りをしたいと連絡を入れると、指定されたコツ箱が墓石に組み込まれて、参詣者を迎える――というシステム。
 墓地の効率化と管理の省力化と、参詣者たちの利便性と、である。
 病院の医師やスタッフの人不足と、火葬場の過密スケジュールで冷凍霊安室にホトケになるのを待つ遺体がいくつもあるとか――。
 かと思えば「誰でもよかった殺人」の続発などなど、まったく死ぬことも生きることも、ただひたすら苦労の絶えぬイヤな時代ですなぁ。ねぇ、ご同輩!

・「職安職員が詐欺容疑――求職者の住民票で本人装い口座」
 職安の職員が、職権を利用して、他人名義の通帳を作成。転売して悪銭を得ていたという。
 堕落――やっぱり、人間って哀れだなぁ。44歳になるこの男の女房や子どもたちや、親たちは、どういう思いを抱いているのだろうか。




・本庄慧一郎 2文字熟語メモ
 「選択」「洗濯」「遷謞」
 その1の「選択」は説明するまでもなく、より良いものをえらび悪いものを捨てることだ。
 誰でもがわきまえていて、みずからも望んでるそのコトが、すみやかに確実に実行できない選挙民がいることに怒りをおぼえる。
 その2「洗濯」は洗い浄めること。われら人間自身のからだも心も放っとけば汚れる。つねに、洗濯を忘れずに清潔を心がけたい。(からだはともかく、心の汚ねぇのがウロウロしてるなぁ!)
 その3「遷謞」
第一義的には、「官をおとして辺鄙――へんぴな地へと追いやること」である。
このフレーズの解説は要りませんよね。
選挙という名の手続きと手段で、この「遷謞」を実行する人がひとりでも多く現れることを切望しています!

— posted by 本庄慧一郎 at 01:53 pm  

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