「社会&芸能・つれづれ愚差」第124回(通算234回)

盛夏八月の〔単語しりとり〕アソビ。

・「責任力」
 自民党のキャッチフレーズの単語。
 半世紀以上にわたって政権の座にあって、このところ代々の無責任リーダーのためにガタガタしている自民党が、あらためて口にするのはヘンだ。
 第一、国民年金問題も、医療問題も、教育問題も、高齢者問題も……いずれも及第点をはるかに下回っているテイタラクだ。
ほんとうに責任を全うしている者は、わざわざ声を大にしてもっともらしく「責任力」なんて言わんぜ。


・「声を大にする」
 選挙時の立候補者は、バカの一つおぼえで「声を大にする」。
 ひたすら耳障りなその声音とコトバ遣いは、とうてい、すんなりと理解しかねる。
 そういえば、最近のテレビ番組の、どれもこれものトークがヒドイ。
 ニュースワイドの女子アナウンサーなどのキンキラ声にもうんざりする。
 もちろん、バラエティ番組とやらの若い男女出演者たちのおフザケぶりはひたすら不快だが、女子アナウンサーたちもお笑いタレント風にワルはしゃぎする。
 ワイドショーとつく番組の女子アナウンサーの軽ハクさはナンとかならないか、テレビ局さん。
 番組での〔語り〕もヒドイのが多いが、6chの日曜日PM6:00の「世界遺産」という番組の市村正親をスタンダードとして、それ以下は放逐しないと、テレビというメディアもどんどん劣化するね。


・「劣化する」
 劣化する――とは、そのものの質が低下すること。
 政治家の質が劣化する。ゲーノー人の質が劣化する。
 地球の環境が劣化する。海や川の水質が劣化する。森林などの樹木の状況が劣化する。
 女房(または亭主)との和合が劣化する。恋人との関係が劣化する……いや、個人レベルの努力や誠意で劣化を食い止められるものはいい。
 たとえば原子力発電所の施設や設備の劣化は思いのほか早く、地震などの突発災害にだらしないほどヨワイ。
 これらの場所の劣化は、〔発見〕した時にはとんでもない(手のつけられない)悲惨な事故になる。
 とことん劣化するその前に、その〔実態〕を見抜かなければならないのは原子力発電所と、口ばっかりのエセ政治家だね。






・追伸  「負けっぷりがいい」という言葉は、たとえばスポーツ界で言うなら、公私とも(!)に好感をもたれる者が、競技に臨んでは徹頭徹尾、フェアで、真摯で、多くの人たちの共感と好意をかち得た者だけに与えられる「もうひとつの褒め言葉」なのだよ、アソーさん。
 アンタが口にする言葉かなぁ……?

— posted by 本庄慧一郎 at 10:52 am  

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