「社会&芸能・つれづれ愚差」第176回(通算288回)

 酷暑の夏の縁(えにし)のあれこれ

民主党代表選というイベント。
 あきらかなズレを露呈する〔カンVSオザワ〕が、ただ疎ましい。
 現在の日本の民主主義はとうに形骸化してるぜ。

111歳の家族逮捕。
 行方不明ならいざ知らず、同居する〔白骨〕を悪用して年金を詐取するなんて……哀れだなぁ。
 〔白骨〕のご本人も、その子孫である者たちも……。

ヤクザそこのけの政治屋の末路。
 ハマコーなる男の例を挙げるまでもなく、ずっと居座っていた旧態依然たる政治屋とその二世たちにまつわる醜態はただ不快。
 さらに、カンマ以下の人物をチヤホヤしてきたテレビマスコミの不見識さも唾棄すべき存在。

テレビ・メディアの質の劣化と堕落。
 あの、バラエティ番組のイージーさとカラ騒ぎは何だ?
 民放局といえども〔公共放送としての責務〕があったはず。
 出演者のこともさることながら制作者たちの見識を蔑むネ。

テレビコマーシャルという雑音。
 この8月――時節柄というか、すこしはマシなドラマや映画が放送された。しかし、それらの作品のテーマやモチーフは下司下品なCM群でこまかく分断されて、いわば〔商品価値〕をみずからぶち壊していた。ひたすら情けなくなったネ。

うれしい縁と出会ったこと。
 拙著「新宿今昔ものがたり/文化と芸能の三百年 Link 」(東京新聞出版部2010年6月刊)で、とりわけこだわって書いた〔ムーランルージュ新宿座〕に関わるうれしい縁に出くわした。
 それは、戦後のムーラン(略)の再興に尽力した美術家の中村夏樹氏(2010年7月7日に逝去・享年94歳)の遺志を継いでムーランのドキュメント映画を制作しているスタッフとの邂逅である。
 不肖本庄慧一郎としての作家業のベースには、ムーランと、もうひとつ戦前(昭和17年に戦時企業統合政策で消えた)大都映画の存在がある。
 その関係著作として――「赤い風車劇場の人々/新宿かげろう譚 Link 」(影書房1992年刊)「幻のB級!大都映画がゆく Link 」(集英社新書2009年1月刊)「大都映画撮影所物語」(脚本/テアトル・エコー公演/2006年)そして、今回の「新宿今昔ものがたり/文化の芸能の三百年 Link 」(東京新聞出版部2010年6月刊)でこだわって書いた。

 今回のドキュメンタリー映画(90分の大作!)では、戦前・戦後の通算で「ムーランムージュ生誕80周年」と銘うっての作品で題名は「ムーランルージュの青春」。
 ムーランからは森繁久弥・由利徹・左卜全・有島一郎……そして望月優子・外崎恵美子、さらにアイドル明日待子などの魅力あるキャラクターの俳優たちが誕生した。
その業績とエピソードは、そのまま、戦前・戦後を通じての価値ある〔大衆芸能史〕でもある。
 そして、B級三流と蔑視されながらも徹底して大衆娯楽映画を制作し続けた大都映画と――。
 ちなみに、ムーランのスーパーアイドルだった明日待子さんは、現在もシャッキリお元気で日本 舞踊の家元として活躍している――。



 現在の政治・社会・人心などには〔不快〕ばかりが目に立つ。
 だから、快く、うれしい独自のエピソード創りに努める!

追伸――ダレかが言っていたコト。
 世の中には、利口そうに見える馬鹿がいる。
 馬鹿そうに見える利口がいる。
 利口そう見える利口がいる。
 馬鹿そうに見える馬鹿がいる。

 ハテサテ、人間が形づくる社会とは、とにかくやたら面妖ですなぁ。

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        ケイちゃんの目 ↓

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  配信中「小童夜叉・捨」  レコチョク
   イチオシ着信ボイスフルの画面

— posted by 本庄慧一郎 at 11:41 am  

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