「社会&芸能・つれづれ愚差」第306回(通算418回)

胡乱座」ということば。

 胡乱座――うろんざ。
 禅宗の法会で、定められた席次を無視して、勝手に席につくこと。
 時代小説を書いていたこともあり、「胡乱」という時代色をまとった熟語は知っていた。
 しかし胡乱座という3文字の意味はまだ知らなかった――。

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 それにしても――。
 胡乱な輩(やから)が多い。
 政治家や官僚(役人)には、「胡乱な臭気」をまとった人物が多い。
 この「臭気」は目では確認できないが、どうにも「不快な臭気」は感知できる。

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 たとえば、「原発再稼動」に関わる件で、「東電」という企業を代表して説明、釈明、弁明する者はすべからくこの 「臭気」をまとっていると感じる。さらに、その同族、同類である関係者たち――。

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 そして現在の政治というフィールドに右往左往する連中のほとんど……に同質・同様のそれ(胡乱な臭気)を感じる。
 ニュース番組のテレビに彼らの顔が映し出されると、その「臭気」が画面から拡散するのダ。

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 「胡散臭い」ということばがある。「面妖な」ということばもある。個人の場合だけでなく、お国柄にも当然それがある。アノ国もコノ国も……まったく!

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 とんでもない嘘っぱちを堂々と押し通す人間がいる。骨のズイまで、心の根っこまで「胡乱な毒素」を沁み込ませているこの輩には「うしろめたさ」のかけらもない。だから、彼らは決して怯んだり、たじろいだりすることはない。恥知らずめが!

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 いちばん悪質な嘘は、いちばん真実らしく偽装した言葉だ。
                      ―― ジイド/フランスの作家


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ケイちゃんの目 ↓

荒れる人心・狂いのある社会
じっと見ておいでになる石仏たち

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— posted by 本庄慧一郎 at 11:39 am  

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