「社会&芸能・つれづれ愚差」第364回(通算476回)

らんまんの春の【美味】

 祖先の地――武州本庄児玉の皆さまにお招きをいただきました。

 盲目の賢人「塙保己一記念館」をご案内頂き、たくさんの刺激をいただきました。

 その記念館のある城山公園(雉岡城跡)の満開の桜は、息をのむほどに美しゅうございました。
 さらにクルマでご案内頂いた小山川堤のこだま千本桜は、これまた身のひきしまるような景観でございました。

 桜花の下でいただいたふるさとの味「三之助」豆腐の滋味佳味には、すぼまった心も和みました。

 おみやげにいただいた「のらぼう菜」の野趣ある風味の良さ、かつての農民が「年貢」を逃れるために「役には立たない野草」と役人に言ったという挿話が心にしみました。

 神川町の武蔵二宮金鑚神社の「千古の神体山」といわれる荘厳さにうたれました。

 「塙保己一の生家」という旧宅をたずねました。
 現在のご当主とお会いできて光栄でした。

 広々とした畑地のかなたの山脈は、七歳で失明した寅之助少年(のちの保己一)が眺めた風景とさして変わっていないと思いました。

 午後おそく西へまわった日ざしに染まる風ののびやかなうごきとその行方に、寅之助少年を偲びました。

 日暮れては児玉町の季節料理と蕎麦の野趣あふれるお店「ろ」にお招きいただき、評判のお蕎麦をいただきました。
 「人の情け」そのものの味わいでした。

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 一泊してあくる日には旧中仙道にあったはずのわたしの祖先が営んでいたという店の場所を探しました。

 あれこれのデータと照合してその場所を見つけました。
 「森半」さんの隣り(森半さんの建物)が昔そのままの姿であり、それのようで、ついつい涙を禁じえませんでした。

 「ふるさとは遠くにありて思うもの」とは詩人のことば、こたびはその祖先の地をしっかりと「実感」しました。

 M・Aさま、T・Mさま、E・Tさま、A・Mさま、S・Sさま……皆さん方のご好意、忘れません。

 本庄児玉の光よ、風よ、人の情けよ、
 ほんとうにおいしゅうございました。
 ありがとうございました。
 心から感謝です。


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ケイちゃんの目 ↓

爛漫の春の美味


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塙保己一の生家(荻野家)

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ふるさと本庄菓子めぐり・塙保己一最中

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そのほかのお土産

— posted by 本庄慧一郎 at 03:54 pm  

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