「社会&芸能・つれづれ愚差」第369回(通算481回)

久しぶりの1万歩ウォーク

●先週は、大いなる川の流れを見たくなり、とにかく家を出た。
 西武線大泉学園駅のホームで池袋行きの電車に乗って、JR田端または日暮里あたりから、隅田川・荒川をめざすつもりだった。しかし、ホームの反対側に到着した「西武球場行」に乗ってしまい、先祖の墓参に行き先変更して……それなりの「いい日」になったと書いたが……。

●今回は、いちずに池袋・田端を経由して、バスで「荒川土手」に到着した。
 尾久・小台橋で隅田川を渡り、江北橋で荒川を越える。
 そして、対岸の「荒川土手」というバス終点――そこは、幼い時の記憶に焼きつけられた「郷愁の地」であった。

●快晴であった。強風が吹き荒れていた。見はるかす河川敷に人かげはなく――頭上に(川を越えて)高速道路がめぐらされていて、「郷愁」などという甘ったるい気持ちをたちどころに砕いた。

●バスで渡った江北橋を「逆行」して歩いた。
 「ひょうひょう」と風が鳴っていた。橋を大型ダンプやトラック、さまざまな無表情なクルマが疾駆する。
 歩行者の姿はない。ときたま自転車の者が、目を吊りあげ、必死の形相(?)でペダルを踏んで行き過ぎる。

●だだっぴろい川もに白い三角波が立つ。
 じっと立ちつくす。
 ふと気づくと橋の柵沿いの歩道のわきに花束と水のペットボトルが置いてあった――ここから入水した者がいたのか?
 オレも「それらしい者」に見られるかもと思い、そそくさとその場から離れた。

●江北橋の上から見た大河の風景はくっきり記憶にのこった。
 そして「ひょうひょう」と鳴る荒っぽい風の音が、これたまた耳の奥でずっと鳴りつづけていた。
 「ひょうひょう――飄飄」という字を辞書でしらべた。

●帰途は「早稲田行」の都電に乗った――たやすく忘れない1万歩ウォークになった。


***

●それにしても――
 現在の政治のリーダーシップを「自任」する者たちの暴走は、黙過できない。

  戦争は破壊の科学である。
              ――アボット(アメリカの聖職者)
   
 どんな正当性のある戦争も、つまるところ破壊と殺戮と自滅以外のなにものでもない。



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ケイちゃんの目 ↓

強風の誰もいない荒川・江北橋


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— posted by 本庄慧一郎 at 02:18 pm  

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