●自称、「古書店の倉庫のような……」書斎のデスクに「とにかく、なんにしても、もそもそと」椅子に座る。
●なにしろ、趣味らしい趣味のない不粋な男である。
ギャンブルだ? 旅行だ? ドライブだ? グルメだ? おしゃれだ? まるでムカンケイ。
サケはいまでも強いと思うが、ワインがどうのとか、ウイスキーはこうのとか、ましてや、日本酒はアレがいいとか、ショーチューなコレに限るとか……小うるさいことは言わないしね。
●なにしろ、古書店のような……というわけだから、古い本(新しい本だってアルぞ!)を手当り次第にとって、パラパラ頁をめくる。
「猫にかつお節」
好餌(こうじ)を目の前に置くこと。油断のならないこと。
「渇馬(かつば)水を守り飢犬(がけん)肉を護(まも)る」
のどのかわいた馬が水の番、飢えた犬が肉の番をする。危険なたとえ。
「He set the wolf to guard the sheep」
羊の番にオオカミを頼む。
好餌(こうじ)を目の前に置くこと。油断のならないこと。
「渇馬(かつば)水を守り飢犬(がけん)肉を護(まも)る」
のどのかわいた馬が水の番、飢えた犬が肉の番をする。危険なたとえ。
「He set the wolf to guard the sheep」
羊の番にオオカミを頼む。
( 「和漢洋対照 ことわざ辞典」西元篤著 昭和37年 創元社刊)より
●このフルーイ本の頁を拾い読みして「フフフ」とひとり笑いをする。(キモチ悪い?)でも、そんな現象はスグに消えて、ムッとしたね。
●そういう状況が「現在」にあるのダ。
●何となく「積極的平和主義」(本来の意味とは異なる?)なんて唱えながら、ヌケヌケと「戦争できる国」にしようとしている男のことを思い出してネ。
●防衛予算を増大させ、武器輸出を積極推進する――なんて男が政治の中枢にいるでしょ?
***
●それにしてもわが愛する書斎のデスクで、こんなコトしか考えられない男なんて……どうしようもないネ。
●習慣は第二の天性なり。
――キケロ/ローマの政治家
●習慣は危険の姉妹である。
――ツォーツマン/ドイツの詩人
ケイちゃんの目 ↓
春を待つ石神井です