「社会&芸能・つれづれ愚差」第416回(通算528回)


お山の大将(あとから来る者、突き落とせ!)

●そういえば――
 「お山の大将」といえば、やっぱり動物園の「サル山のボス猿」がイメージにうかぶ。
 ごく限られた地域の主導権争いがすべて――といったケモノのことですかね。

●そういえば――
 「大将」というコトバは本来、広辞苑でひくと
 ①全軍または一軍を指揮する者
 ②近衛兵の長官。または左右おのおの一名
 ③最高級の陸海軍の武官
 ……などなどあり、
 ⑥項目に「他人を親しみ、または、からかって呼ぶ称。「――、元気かい」
 と、なる。

●そういえば――
 なじみの居酒屋のオヤジさんとか、近所の魚屋や八百屋のとっつあんとかね。
 でも最近は、スーパーやコンビニでは、そういう親しいつきあいは皆無だよね。

●そういえば――
 ムカシ、子どもの頃、よく耳にした歌があったねぇ。
  ♪お山の大将、オレひとり。後から来る者、突き落とせ〜

●そういえば――
 この歌、他愛のない子どもの遊びの場だけの歌じゃなくて、実社会の場面でも、(その歌は声高に歌われないものの)その状況はやたらヒンパツ(頻発)してるもんねぇ。

●そういえば――
 政界にうごめく政治屋たちの権力と金欲の争い――自己中心の「お山」をせっせと盛りたてて「バンザイ、バンザイ」と喚きたがるヤカラばっかり。

●そういえば――
 小生がかつて関わってきたテレビ芸能・広告ギョーカイでは、「チンケなお山の大将」はうんざりするほどウヨウヨしていたね。
 つまり、テレビなどの表舞台に立つタレントなどの「お山の大将」はもちろんウヨウヨしていたけれど、ウラ方の中にもハナ持ちならない「お山の大将」が跳梁してた!

●そういえば――
 毎週、ド派手な活字を並べ、販促に一生けんめいな各種週刊誌だけど、ホラ、こまかい項目をずらり並べる「ワイド特集」という記事――おおむね個人のスキャンダルなどだけど、そこにもチャチな「お山の大将」がやたら登場しているようじゃない?

●そういえば――
 このところ「フィリピン買春12,600人/元中学校校長」といった記事。
 言ってみれば、「欲望の山で遭難した」ってコトになるのかなぁ? シアワセだなぁというのか、お下劣ねぇというのか?
 (あの男のめざした山は「女体山」? 男体山はあるけどさ)

●そういえば――
 とっくに忘れられたようなボタ山(かつての炭鉱の石炭ガラの山)で、勝手なカンカン踊りをやっているようなヤカラ――いまでもあっちこっちにいるよなぁ。

●そういえば――
 そのヘンでうろうろしている「お山の大将」って、いずれ自分で転げ落ちるんだよね。そして、そっと人知れず消えてゆくのデス。

●とにもかくにも――
 あさはかな「お山の大将」にならないように、気をつけましょうね。皆さん。
 でも、あの元中学校校長さんの奥さんやご家族の皆さん、どうしているんでしょう? 気になるなぁ。




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ケイちゃんの目 ↓

小さな庭の春ものがたり


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— posted by 本庄慧一郎 at 03:38 pm  

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