●前回、「金満クサレ族」と題してあれこれ書いた。
7月26日付朝日新聞記事の「役員報酬1億円以上411人」などを読む。
へぇ! フーン!しか感想はない?
●上位10位の1位が日産自動車会長とやらの10億3500万円。
10位はトヨタ自動車社長の3億5400万……とか。へぇ! フーン!
●大企業だから、結局は売り上げ・利益……すべてがカネになるのだから、つまりはいいも悪いもないよネ。
●一時期、バブル(泡)景気に浮かれたテレビ局あたりのヒラ社員でも年収1千万円を超える者がザラにいた。いまも彼らは高給取りだろうがね。
●当然、マスコミ関連の大手広告代理店の社員でも「ナニ様?」のような「勘違い野郎」がのさばっていたネ。
●こちとら、「クリエイティブ」と称する仕事そのものはイヤじゃなかったから、飽きず倦(う)まずにせっせと仕事をしたけど、しょせんは「出入り業者」だった。
ウハウハの金儲けなど……とても叶わなかった。
●あの「東芝」の1件も「へぇ! そういうことになるんだろうねぇ!」とひたすらナットク。
「この会社はここまで腐っていた/東芝前社長・自宅を妻に生前贈与!『株主代表訴訟』対策か」(週刊朝日)を読む。ああ! 情けないねぇ。
「企業どっぷり人間たち」のウサン臭さ――たまらんねぇ!
●年収1億円とやらの記事と前後して、「最低賃金18円引き上げ/厚労省小委が目安/全国平均798円に」(7月29日付 朝日新聞)の記事にも、やみくもに苛立ったネ
(2015年7月29日付 朝日新聞夕刊より)
●「貧富の格差」というコトバを思い出すことさえ、ただ苛立たしい。
●すでに「豊かさの中の貧困」というコトバはくり返し聞いてきた。
オリンピック、パラリンピックを大義名分にした新国立競技場建設問題――などなど、ひたすらただ腹立たしい!
●これも「金満クサレ族」の事故かと、勝手に想像する――「調布/小型機墜落『お気楽遊覧飛行』の代償。ファッション関係の遊び仲間か」(「週刊文春」8月6日)
●アラブの大富豪「サウジの王様」が南仏のリゾート地でバカンス――総勢1000人を供にして、とか。
彼らが落とすカネは300億エン……? これも堂々たる「金満クサレ族」だろ。
●最近、来日する中国人たちの「爆買い」が話題になっている――でも、日本のバブル期には、日本人たちがヨーロッパやアメリカでやってたコトだ。「金満クサレ族」は絶えることはないのダ。
●前回書いた「金満クサレ族」に加えて、「金満ふやけ族」「金満クレージー族」「金満脱線族」「金満ゴキブリ族」……キリがないネ。
●福島という故郷を離れ、あきらめてじっと耐えて暮らす人々をどうする?
「102歳自殺で東電提訴へ/遺族「事故後悩み」(7月28日付東京新聞)の記事、胸が痛いぜ!
●それにしても――
国の政治の最高責任者であるアベ首相の「国家安全保障基本法案」についての(テレビ出演などでの)愚にもつかない談話には呆れかえる。
●それにしても――
現在、参議院での審議が始まった「国家安全保障基本法案」を「隣の火事」とか「近所の泥棒事件」のような落語並みの「たとえ話」で理解してもらおうなんて、あのヒト、かなり頭わるいね。
●「根性(こんじょう)」とか「性根(しょうね)」という言葉がある。
「あいつ、根性悪いなぁ」とか「あの野郎、性根が腐ってるぜ」などと使う。
反対に「あいつ、いい根性もってる」とか「あの野郎の性根はホンモノだよ」という褒め言葉にも使う。
●いくら懇切丁寧に説明されても、根性や性根が腐っている者のタワごとは理解できるわけがない。
●ましてや、軽はずみで見当違いの「たとえ話」なんかで、「まっとうな理解や共感」を得られるなんて……冗談じゃない!
●いま、「良識ある人々」が明確に発言しはじめた。「良識の府・参議院」における審議がいまこそ直視される時だ。
ケイちゃんの目 ↓
ウチの「朝の空」「花」「トカゲ」