「社会&芸能・つれづれ愚差」第436回(通算548回)


金にこだわる者は、死ぬ前に腐りはじめる。

●そういえば――
 「週1の更新」を原則ルールとする当ブログ「社会芸能つれづれ愚差」も550回が目前である。
 1年52週としてざっと10年。家族スタッフのフォローがあってのロングランである。毎回アクセスして下さるお仲間、友人諸氏に心からお礼を申しあげます。

●そういえば――
 「毎回更新」という条件をやはり自分に課して、個人的条件はさておいて、必ず起稿する……なんてエラそうに申しあげるつもりはない。
 とにかく「書き記しておきたいこと」が次々と出てくるのデス。

●そういえば――
 かつて、深く関わったテレビメディアのこと、そして芸能やTVCFのことなど、書きたいコトはいろいろあるけど……このところやはり、五輪競技場の件やとりわけ「エンブレムデザイン」問題など、ハラの立つことが続発して思うにまかせない。

●そういえば――
 このところさらに、本庄慧一郎造語の「金満根ぐされ族」現象に苛立っている。
 国の借金がとんでもない額になっているにもかかわらず、新年度予算がさらに水ぶくれ状態――とりわけ「防衛費」の内容と質が常識を逸脱している。

●そういえば――
 「政党交付金」や国会議員の歳費の問題。さらに都議会をはじめ、地方議員たちの「政務活動費」とやらの内容や質の疑点……など、どっちをむいても「カネにまつわるうさん臭さ」がしつこくつきまとう。

●そういえば――
 世界経済の連動乱調や、異常気象の加速の危機感。さらに血なまぐさい戦乱を要因とする「難民大移動」の問題などなど――。

●そういえば――
 性懲りもなく、原発再稼働を推進するヤカラたちの動向と、ようやく「故郷回帰」を許されたものの「元の生活」にはとうてい戻れないフクシマの人々の「苦しみや哀しみ」は無視されたままだ。

●そういえば――
 国家予算をエテガッテに食い荒らす「金満根ぐされ族」の跳梁が許せない!

●表題の「金にこだわる者は、死ぬ前から腐りはじめる」の文言は、ジャン・ルイ・コメルソン/フランスのジャーナリスト・作家のことばだ。
 このフレーズの後に「つまり、良心の腐敗がはじまるのだ」と続く。

●そういえば――
 エラソーなことベラベラ口にしているヤツに「良心の腐臭」を感じることありませんか?

●こんなことばもあった――
 「株式で大損するのは、戦争で殺されるのに似ている。相手が見えないから」
                            ――アルフッド・カピス(「世界毒舌大辞典」大修館書店刊より)





●今回の更新原稿を書いたあと、「関東北東部豪雨」のテレビ映像を見た。
 生活道路がまるで川のように見える、濁流そのものに見える映像を。
 そして、道路と用水路の流れを分けるガードレールがたちまち水没してゆく、増水してゆく状況を見た。

●やがて、鬼怒川の(常総市)堤防決壊の惨状を――。
 それは、あの「福島3・11」の悪夢のような惨状そのものだった。

●蛇行する川筋の曲折部が激流で決壊したという。逆巻く濁流に家が押し流されてゆく情景はただ恐ろしい。
 辛うじて踏みとどまっている家の屋根やベランダで、そして電柱にしがみついて救いを求める人々の姿に身がちぢむ。

●かく申す本庄慧一郎には、「あの戦争」における敵機来襲と爆撃攻撃とに逃げ惑った経験がある。その恐怖感がまざまざとよみがえる。それは「福島3・11」の惨状シーンに向き合った時と同様のものだ。

●現在――
 「政治の濁流」が「平和の堤防」を決壊させようとしている――そんな連想が胸を息苦しくさせる!
 さらに、「シリア難民」のことを思い、息苦しさが増す。

●もうひとつ――  「鬼怒川」とは、「おにがいかる――鬼が怒る」と書く。
 私たち人間は、自然を狂わせる怒らせるようなことをしてきた――という思いがある。



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ケイちゃんの目 ↓

台風後の一期一会

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— posted by 本庄慧一郎 at 12:22 pm  

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