叩けばホコリの出るからだ
●そういえば――
歌舞伎(以前は足しげく歌舞伎座や国立劇場などによく出かけたが)の演目で「白浪もの」と称するものがある。
白浪――盗賊・悪党・詐欺師・ペテン師などのことだ。
ご存じ「白浪五人男」は、5人がすべてその典型ともいえる顔ぶれである。
そう、石川五右衛門やねずみ小僧などもフィチュアした演目などいろいろある。
こういった連中は、そっくり「叩けばホコリの出るからだ」で、時として悪党そのもののセリフを口にして見得をきったりするのが観客にうけたりする。
●そういえば――
またぞろ、新任の高木毅復興相とやらが、政治資金の問題で民主党議員の質問でオロオロしている。
そうでなくても議員たちの歳費(政務調査費などもふくめて)の使途などでずっと以前から問題視されているのダ。
高木氏の場合、くわえて「過去にあった」とされる「女性の下着を盗んだ」とかのハレンチな問題もからんでいた。口あんぐりと、煮えくり返るような苛立ちをおぼえる。
アベ首相の任命責任――とやらが言われているが、まったくいいかげんにしろって言いたい。
そうだろう! あまりにも問題が低次元すぎるよ!
まったく、「叩けばホコリの出るからだ」の国会議員なんて!
●そういえば――
この高木復興相という男、あの始末におえない「もんじゅ」関連会社にパーティ券を購入してもらっていたなどという。
それこそ「叩けばホコリの出るからだ」ということだよ。
よしんば、この高木復興相とやらが辞任しても、リリーフする者だって、とびきり上質の者がいるとは思えない。
福島は津波という災難だけではない。原発施設破砕による放射能問題が尾を引いているのだ。
このまま居座るつもりらしい高木という男に何が出来るのか? 腹立たしい思いがエスカレートするゼ!
●そういえば――
日本原子研究開発機構の役人0B38名が、またもやヌケヌケとファミリー企業や団体に「天下り」再就職しているという。(朝日新聞・東京新聞2015年12月9日付)
「金欲くされ族」としかいえないジジイたちのこの行動は、もはや犯罪といっていいのではないか。(と各紙のコメントにもある!)
●そういえば――
前回でもこのブログでふれたけど、女性議員の胸や尻にふれるのは当たり前。あげくに「下着を見せたら1票やるよ」なんてほざくオッサン議員もいるとか。(東京新聞2015年12月2日付 夕刊第1面)――こんな男たちに投票する選挙民がいるということだが、トコトンいやになるね。
●そういえば――
大泥棒のエース石川五右衛門は言っていたなぁ。
「浜の真砂(まさご)は尽きるとも、世に盗っ人のたねは尽きまじ」とね。
そんならこちとら「フン! それなら鼻の穴へ屋形船を蹴っ込むぞ!」(花川戸助六のせりふ)
なんてことじゃ「腹の怒りはおさまらねぇわい!」
ケイちゃんの目 ↓
師走の小さな生きものたち?