「厚顔無恥」と「厚顔鉄皮」
●そういえば――
良い政治家とは、未来を予言することができ、またそのあとで、どうしても物事が予言したように進まなかった時にはうまくその説明の出来る者のことだ。
あのチャーチルが言っている。――チャーチル/イギリスの政治家(1874〜1965)
●そういえば――
アベ首相の最近の「新しい判断」をはじめ、何とも底の浅い、うすっぺらな「言い替え」が勘にさわるね。
そう、同じ「病根」がマスゾエ氏にも厳然とある!
●そういえば――
このマスゾエ氏の以前に都知事の椅子に座ったイノセ氏、イシハラ氏、そしてアオシマ氏と3人が「作家」を名乗っていた。
ハラの立つことに、この3人ともが……うさん臭かったねぇ。
●そういえば――
マスゾエ氏を追及する場面で「イノセ氏と5000万円と黒カバン」の場面が繰り返し登場した。
にもかかわらず、その前のイシハラ氏のスキャンダルについては、ほとんど触れなかったのはどういうことだ?
●そういえば――
本庄慧一郎は、いっとき、時代小説(文庫書き下ろしオリジナル)を書いていた。
したがって、江戸時代の資料本は手元に常備していた。
資料類はすべて、書斎になくてはならない。
まして、現在、現代物の舞台脚本にあらためて挑戦しているから、関連資料を積極的に「現物」を集めて、常備する。
というワケで、政治・社会などの事件やスキャンダルを報じた新聞・週刊誌などもしっかりキープしている。
●そういえば――
人間の暮らしと生活するペットの犬や猫には、「現在」しかない。
どんなに賢いと称される犬や猫でも「過去」や「歴史」に学んで、その「糧(かて)」を現在に生かすという知恵も意欲もない。
エラソーなことを言うつもりはないが。
●そういえば――
都知事の先代のイノセ氏という男は、なんとも情けないテイタラクだったね。
でも、あの「5000万円の札束と黒カバン」の実演(!)ではタラタラと大粒の冷や汗をしたたらせる「感性」をもっていた――その点、その前の都知事イシハラ氏は、妙に(!)フテブテしく堂々としていた。
当時の週刊誌や資料本も保存している。
イノセ氏まで遡って検証しているのに、あのイシハラ氏に触れないマスコミはヘンだと思いません? 皆さん。
(『変節の人/かつての同志が告発する青島幸男の正体』著矢崎泰久 1997年 飛鳥新社刊)
(『石原慎太郎よ、退場せよ!』著斎藤貴男・吉田司 2009年 洋泉社刊)
(『週刊朝日』2007年3月23日号より)
(『週刊現代』平成18年12月10日号より)
(『週刊現代』平成18年12月10日号より)
(『週刊現代』平成18年12月10日号より)
●そういえば――
都知事として選挙民の支持を得ながら、自分の都合やスキャンダルで任期途中で「途中降板」したのはイシハラ氏、イノセ氏、そして今回のマスゾエ氏と3人も続いた。ヒドイもんだ。
●そういえば――
現在、注目されているアメリカ大統領候補のヒラリー・クリントン――在任中に公務で私用メールを使ったということで、ずっととやかく言われている。
それにひきかえ日本の「政治とカネ」についてのいいかげんなこと!
●それにしても――
マスゾエ氏の「死んでもしに切れない」――よく言うよ、アンタ!
●それにしても――
2016年6月15日(水)に、マスゾエ氏は21日付の辞職願を提出した。
「墓穴を掘る人」を実演した氏はひたすら哀れであった。
●それにしても――
「作家」を名乗って都知事になったアオシマ、イシハラ、イノセというお3人は、例外なく無責任でひどかったなぁ。
●それにしても――
選挙で彼らに投票した者がいる――そのことも問題だろ。
ケイちゃんの目 ↓
新しくなった「九品院」のお地蔵さんたち