「社会&芸能・つれづれ愚差」第493回(通算605回)


 あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
 現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。

●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露


「尻の持ってきどころがない」

●たとえば――
 いわゆる江戸っ子ことばで「尻の持ってきどころがねぇ」という言い方がある。
 人間社会で言えば、「自分で自分の始末のつけられない者」ということになるが。

●たとえば――
 家族や周囲の者たちのために役立つことをする……などということとはほど遠い、自己規制のブレーキが故障したような者の在り方をいう。
 エラソーなことを言うつもりはないが、まったくだらしのないヤツはわんさといるねぇ。

●たとえば――
 生物としての人間のことはこの際おくとして――。
 あの「原発施設」というシロモノは、文字どおり「尻の持ってきどころのない」シロモノだね。
 まず、ロクに役に立たない。かといって廃炉にするには、「目を剥(む)くような」膨大なカネがかかる。
 さらに、あの施設そのものが排出する「核のゴミ」が処理できない。
 「公金のムダ使い」という無意味なモノを、膨大な公金をかけて作った愚かな者がいるのダ。

●たとえば――
 地中深く埋めても、その放射能が消滅することなく――と、ひたすら口あんぐりの悪しきことばかりのまま、「存在しつづける」のだ。
 人間社会にも手におえない「原子炉のゴミ」のようなヤカラがいるが、これはさいわい(?)数十年もたてば、自己消滅してくれるがね。

●たとえば――
 現在の政治・経済などの重要な分野には、ひと皮剥げば「尻の持ってきどころのない」人間がウロウロと生息しているぞ。
 そう! アノ石原慎太郎という人、どうにも承服できない者――として観察してきた。
 近頃とみに「ト呆ける――とぼける」という擬態もヘタになったな。
 ヘンなのがのさばる現社会! ああ、ヤレヤレだよ。



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ケイちゃんの目 ↓

実のなる樹・実のなる明日を

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— posted by 本庄慧一郎 at 02:36 pm  

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平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
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