現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●たとえば――
いわゆる江戸っ子ことばで「尻の持ってきどころがねぇ」という言い方がある。
人間社会で言えば、「自分で自分の始末のつけられない者」ということになるが。
●たとえば――
家族や周囲の者たちのために役立つことをする……などということとはほど遠い、自己規制のブレーキが故障したような者の在り方をいう。
エラソーなことを言うつもりはないが、まったくだらしのないヤツはわんさといるねぇ。
●たとえば――
生物としての人間のことはこの際おくとして――。
あの「原発施設」というシロモノは、文字どおり「尻の持ってきどころのない」シロモノだね。
まず、ロクに役に立たない。かといって廃炉にするには、「目を剥(む)くような」膨大なカネがかかる。
さらに、あの施設そのものが排出する「核のゴミ」が処理できない。
「公金のムダ使い」という無意味なモノを、膨大な公金をかけて作った愚かな者がいるのダ。
●たとえば――
地中深く埋めても、その放射能が消滅することなく――と、ひたすら口あんぐりの悪しきことばかりのまま、「存在しつづける」のだ。
人間社会にも手におえない「原子炉のゴミ」のようなヤカラがいるが、これはさいわい(?)数十年もたてば、自己消滅してくれるがね。
●たとえば――
現在の政治・経済などの重要な分野には、ひと皮剥げば「尻の持ってきどころのない」人間がウロウロと生息しているぞ。
そう! アノ石原慎太郎という人、どうにも承服できない者――として観察してきた。
近頃とみに「ト呆ける――とぼける」という擬態もヘタになったな。
ヘンなのがのさばる現社会! ああ、ヤレヤレだよ。