「社会&芸能・つれづれ愚差」第503回(通算615回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露


植物も人間も企業も根腐れる

●それにしても――
 『根腐れ――植物の根が腐敗する病害の総称。多くは菌類によっておこる(略)』(広辞苑)
 わが家のネズミの額のような小庭の椿やふようが立ち枯れた。樹の寿命か。それも菌類による病害か。

●それにしても――
 人間もいつかは「立ち枯れる」。病気や寿命なら止むを得ないが、でも、しかし――人間としてさっさと根腐れ現象を起こしているような者がやたら目に立つ。

●それにしても――
 人間ばかりではない。企業法人の大会社の根腐れ現象がヒドイ。
 東芝の不正経理事件。広告代理店電通や三菱電機などの過重労働問題。そして出版大手の講談社社員の殺人関与。
 「公共放送」を看板にするNHK従業員の金銭横領事件……噫々!

●それにしても――
 TVCM制作をやっていた。したがって、これらのスポンサーや広告他代理店とはじかに関わっていた。
 人間が作った企業というものは、巨大化してくるとやがてそこに働く人々をじわじわと腐敗させる――その実態をつぶさに見聞きしてきた。

●それにしても――
 福岡県飯塚市の市長と副市長とやらの男が、平日勤務時間中に賭けてマージャンをやっていたという(愚劣きわまる)事件での釈明、その内容のデタラメさと頭の悪さは、手におえないものだったね。
 結局はあの二人、辞任したけど、あの「狂い」はとにかくヒドイ!
 この種の「常識欠落人間」は、あちこちにウヨウヨしてるぞ。

●それにしても――
 マトモな顔をしていて、それでいて人間らしい質をとっくに失っている。
 企業の中だけではなく、日常の場でもウヨウヨしている。
 「心根」という言葉がある。その根っこを腐らせると、すべて「悲劇」の原因になるのダ!

●それにしても――
 「悪慣れ」と「怠惰」と「傲慢」と……で企業も人間も根腐れを起こす。
 エラソーに言うつもりはないし、そんな大それた資格はないがさあ――人間としての根っこを腐らせたのが多いなぁ。
 一見、マトモな顔をしてるのに、とんでもないことをヌケヌケと口走る政治家をはじめ、あいつもこいつも危ないぜ!




みさきけいのポケットブック

時はゆっくりと流れる
またかすかに身じろぎをする

あのフクシマ 3.11からまもなく6年
生まれ育った家や土地を汚されて
ずっと「避難」を強制されている人たち――
責任者ってダレ? どこにいる? 何をしている?




深実一露 詞句
―― 五七五のめもらんだむ ――


健康より 精神寿命が尽きている 一露



P.S.
 スマップもジャニーズも、そして危ないクスリにおぼれるヤカラも……平和だからの現象の産物。
 「平和」の大切さを……腰を据えて考えろ!




戦争ということの風景を見よ!
風光明媚なあの池中海に近いのに!

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(朝日新聞2017年1月12日朝刊1面より)






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ケイちゃんの目 ↓

2017年1月13日の月だよ
「金色夜叉」の月は1月17日

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— posted by 本庄慧一郎 at 01:33 pm  

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自主CDを制作
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平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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