あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露
梅雨どき・メモランダム
●そういえば――
記事が出てから時間が経ってしまったが、朝日新聞2017年5月30日付の「私だけが悪いのか/舛添要一」の記事。
彼の肩書は「国際政治学者・前東京都知事」となるらしいが、このインタビュー記事を読むと――まるで自己改革ゼロ!だねぇ。こんな男の勝手な弁明や主張に全6段というスペースを与える新聞社の「意図」を疑う。
もっともアベ首相に「読売新聞を熟読して下さい」と国会で言わしめた「新聞」の件もあったしなぁ。
(朝日新聞2017年5月30日朝刊より)
明確に記憶している――金魚の餌や衣服のクリーニング代まで「公費」で落としていたこと。
かなりセコイことをぬけぬけとやっていたことを――そのハレンチさは消えたのか。
森友学園に続いて加計学園と、うさん臭いアベ首相がらみの問題が続いている。「悪臭は根源を絶たないと駄目!」はジョーシキだろ。
●そういえば――
こちとら、生まれも育ちも「庶民大衆――下々(しもじも)の民」。
だから殊更に(だからこそ)「下司下品という臭気」を嫌う。
といって皇居内にお住まいの方々やその縁続きの皆さんのように、ほんものの(!)品位や品格がたやすく身につけられるわけではない。
だからこそ、これ以上下司下品にならないように専心努力する!
でもねぇ、いまの世の中「エセの上品」ばかりが目ににつく。
化け方のヘタクソな狸や狐みたいな人間が多くて、気取った顔や姿の尻から見るからに卑しげなシッポがしっかり生えているぞ。
●そういえば――
「テレビメディアのパラサイト」ふうにしがみついてきて「思いもかけない金」をふところにした者がデカイ面してのさばっているなぁ。
たとえば、ひと昔前の「名人」と言われた落語家――古今亭志ん生師匠や三遊亭圓生師匠などは「赤貧」に甘んじながらも押しも押されもない芸風を確立した。
近頃は、寄席番組の司会をやっている春風亭昇太クンなどは「豪邸」と称する自宅をテレビ公開したりしているし、笑福亭鶴瓶サンとかヒロミさんとかいうタレントは、お互いに「ハワイの別荘」を得意げに語り合っていた。どれもこれも「テレビあってのこと。テレビのおかげ」だろ。
そのテレビから「2時間ドラマが消えた――テレビの致命傷になる!」という記事があった。
いまや、どのテレビ局もチエも工夫も努力も不要な、内容の雑なバラエティとか10年1日(いちじつ)のクイズ番組とか、いいかげんな旅――というよりお気軽でラフな作りのサンポ番組でお茶を濁しているね。
●そういえば――
これらの旅、サンポ番組にはかならず「モノを食うシーン」が登場する。
のべつ旅をしていたという永六輔さんにはその仕事としての「旅」では、決して「モノを食う場面」の撮影録画を拒否したという。
グルメ気取りのタレント(その他モロモロの出演者)が(ノドチンコが見えるほどに)に大口をあけてバクバクやっているシーンは、ただ醜悪デス。
テレビの視聴率は「1%=100万人/10%=1千万人」といわれている。
ある男が言っていた――「テレビカメラの前で羞恥心のカケラもなく大口をあけてモノを食う様は、人気ラーメン店に行列する人々の前で立ち小便するのと同じように恥ずかしいことだ」とね。
●そういえば――
(朝日新聞2017年4月30日朝刊広告欄より)
土井善晴氏の提案――いいねぇ!
「マグロの解体ショー」にたかる連中もオレはいやだね。
そのうち、牛や馬やブタの「解体ショー」にヨダレ流して集まるんだろうなぁ。
「下々の者」としてはこれ以上、下司下品になりたくない。でアリマス!
●それにしても――
菅官房長官、金田法務相、義家文科副大臣……加計学園問題等の質疑応答の場に立つ者たちのカオが……つまり、「人間、カオがすべてではないが……でも、やっぱりカオを見ると……」いろいろ考えさせられるゼ。
アベ内閣の関係閣僚たちの、あのカオを見ると……どれもこれもなんとなくクビをひねるぜ!
その顔に、その人間の「心根の質」がにじみ出ているんだ、やっぱり!
ね、アベさんのカオも……変わったねぇ、また!
ケイちゃんの目 ↓
Scenes of memories
夏を迎える深川の川と海
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