あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露
健康を損ねるコトばかりの……
●それにしても――
街も、生活も、食生活も……すべてがビューティフルになったかのようだ。
しかし、政治も社会も……その本質の二重構造、小生意気や欺瞞性の「異臭」は払拭されていない。
●それにしても――
6年前の地震と津波による「ふくしま」の人々の苦難や現況は無視され、放置されている。
●それにしても――
大量殺人事件(座間市の――)とか、何件もの死体隠蔽事件。
その冷酷でハレンチな犯人たちの跳梁……。
●それにしても――
こんな社会に引きずられどっぷりつかっていると……こちとらの精神や神経もやがて異常に冒されるぜ。
●それにしても――
何とかアレコレ工夫してココロをピュアにやわらかく遊ばせないと、ホントに駄目になる……というもんダ。
●というワケで「みさきけいさん」何か考えてヨ。
***
●それでは――
旧友、野田ともじさんのシャレたイラストと、みさきけいのロマンチッ句で――。
午後三時画廊の女のジャンパトゥ
ジャンパトゥはフランスの香水名。
香水の種類はおんなの数だけあるという。
出来合いの香水も、使う人の人の肌の匂いとまざりあって、独自の匂いをかもし出すからだ。
それでなくても、いい恋をしているおんなは得もいわれぬ匂いをまとっている。
おんながいちずに心を燃焼させたときにかもし出される〔匂い〕は、金では求められない。
香水の種類はおんなの数だけあるという。
出来合いの香水も、使う人の人の肌の匂いとまざりあって、独自の匂いをかもし出すからだ。
それでなくても、いい恋をしているおんなは得もいわれぬ匂いをまとっている。
おんながいちずに心を燃焼させたときにかもし出される〔匂い〕は、金では求められない。
コピー:みさきけい/イラスト:野田ともじ