「イチロー君のウィークリーショット/それにつけても」第90回(通算802回)

あらためておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露


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価値ある劇作家/連名プレート


●演劇・映画を牽引したプロ作家集団。
 1945年――「敗戦」という無惨な状況から立ち直るパワーを担ったのは、演劇・映画等の芸能復活を牽引した当時の劇作家やシナリオライターたちだった。
 この「鬼の会/連名プレート」は、その作家たちの連名である。


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●演劇道場「むさしの演劇ゼミナール」
 ぼくの「物書き業」の師であり叔父でもある、劇作家小沢不二夫が練馬区関町の自宅に建てたのが「むさしの演劇ゼミナールスタジオ」だった。
 現役俳優・SKD(松竹歌劇団)OB、新人たちなどが集まった。
 民放ラジオ局に続いてテレビの始動――みんなハツラツとしていた時代だ。

●「鬼の会」のメンバーのバリューは超ド級だった!
 まず当時は、小説よりも舞台脚本を優先していた池波正太郎先生がいる。
 名作「鐘の鳴る丘」や「君の名は」の菊田一夫先生いる。
 日本演劇界の天皇とよばれた北條秀司先生がいる。
 そして名作「また逢う日まで」のシナリオを書いた水木洋子先生と、新作歌舞伎の脚本でも注目を集めた宇野信夫先生がいらっしゃる……。
 劇作・脚本をめざす若者には、ガタガタふるえがくるような先生方であった。

●叔父小沢不二夫は50代半ばで逝った――やはり当時の平均寿命は短命だった。
 「作家見習い生」だったぼくは、このメンバーのほとんどの先生方にじかにお会いしている!
 その緊張感や畏敬の念は、ずっとぼくの物書き人生の原動力になってきた――。

 そして、この会には参加していないが、劇作家の三好十郎先生――。

 それにつけても 一生ものの仕事を後押ししてくれる「魅力ある先輩たち」――そういう先輩や畏敬できる先生方に出会えないのは、不運といえるなあ!


 
***






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イラスト:やっぱっぱだいすけ

ニコヤンの目↓
Scenes of memories
あの頃の浅草の「密」




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— posted by 本庄慧一郎 at 03:11 pm  

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