流人暮らし十二年で江戸へ戻り、闇の始末人となった
絵師の英 一蝶(はなぶさ いっちょう)。
師走の大川で溺れた子供を助けるが、その子は偶然にも
裏仕事仲間の菊坂丈之介が、闇討ちから救った
銀座役所の重役・関口前左衛門の妾の子だった。
関口は貨幣鋳造に関する無実の咎(とが)で幕閣に追われていた。
一蝶の幕府に対する怒りは未だ治まらず、
父子に襲いくる凶刃を撥ね返し、
仲間と共に傲慢な似非(えせ)役人
を血祭りにあげていく…。
(文庫カバー裏より)
目次 |
第一章 |
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寒風!師走の待乳の渡し |
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第二章 |
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昏れる大晦日 |
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第三章 |
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正月は冥土への一里塚 |
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第四章 |
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闇の刺客 |
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第五章 |
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けもの道 |
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第六章 |
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修羅の冬ゆく |
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