故なき恥辱と冤罪(えんざい)を科せられた憤りで、紀州藩を脱藩した浪人、三隅志格(みすみしかく)と那智丈七郎。
志格は、谷中の元締め・弥五郎から裏の稼業を密かに受け、丈七郎は猫絵描き屋の丈七として生きていた。そんな折、志格と丈七が邂逅(かいこう)したのは、二人が遺恨を持つ奸物を仇(かたき)と狙う女性だった。江戸の闇で蠢き、罪なき者を陥れる黒幕を炙(あぶ)り出した二人は、襲い掛かる罠を潜りぬけ、悪党始末の剛剣を一閃させる!
(文庫カバー裏より)
目次 |
第一章 |
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螢を売る人 |
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第二章 |
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湯船屋の夏 |
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第三章 |
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上り坂・神楽坂 |
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第四章 |
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山谷堀の夜の悪霊 |
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第五章 |
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四万六千日の厄日 |
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第六章 |
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月満ちる夜 |
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夢見屋世直し帳シリーズ既刊
落花の舞い |