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四谷「蟻ん子」で新作詞の発表をしました
2004/10/7
もう一つの出発
チャンバラと官能―法で裁けないしたたかな悪党を裏で始末するエンターテインメント時代小説を書くかたわら、作詞もせっせとやっています。
去る2004年10月１日（金）、四谷「蟻ん子」での「高田康子コンサート」で発表した新艶華とタイトルをつけた「絹の闇」と「Ｗｈｉｔｅ ｌｉｅ―白い嘘」も好評でした。場内も満席で熱い拍手が忘れられません。
さて、今週も先週に続いて「平和を願う歌シリーズ」５篇のうち、続く３篇をご披露いたします。どうぞご高覧のほどを。
平和を願う歌シリーズ ��
名もない花 ―だれがそういうのですか―
だれがいうのですか
名もない花と 名もない草と
だれがいうのですか
名もない者と 名もない人と
この世にあるもので
名のないものは ありはしない
この世にあるものは
みんなもっている 名前と命を
この世にあるものが
それぞれにもつ 大事な命
この世にあるものの
すべてが謳う 命の歌
なのに なのに なのに
なのに なのに なのに
だれがいったのですか
お国のために 命を捨てろと
だれがいったのですか
名もない兵士と 名もない兵隊と
見知らぬ遠い地で
若い命を 燃やして逝った
だれがあなたの 霊を悼むの
だれがあなたの 遺骨をひろうの
いつの時代も だれががきっと
戦さをまた 仕掛けたりする
戦場に立つ 勇気もない
者たちがまた 闇にうごめく
なのに なのに なのに
なのに なのに なのに
だれがいうのですか
名もない花と 名もない草と
だれがいうのですか
名もない者と 名もない人と
平和を願う歌シリーズ ��
Ｗｈｏ ａｎｄ Ｗｈｙ ―だれがどうして？―
風が吹いているよ
すぐに日がしずむよ
トカゲが一匹いるよ
このままここにいてね
家を燃やしたのは だれ？
町を燃やしたのは だれ？
犬を殺したのは だれ？
鳥を殺したのは だれ？
Ｗｈｏ ａｎｄ Ｗｈｙ Ｗｈｏ ａｎｄ Ｗｈｙ
Ｗｈｏ ａｎｄ Ｗｈｙ Ｗｈｏ ａｎｄ Ｗｈｙ
だれもいない夜の
砂のあらしが怖い
トカゲが一匹いるよ
このまま一緒にいてね
花を枯らしたのは だれ？
草を枯らしたのは だれ？
川を汚したのは だれ？
空を汚したのは だれ？
Ｗｈｏ ａｎｄ Ｗｈｙ Ｗｈｏ ａｎｄ Ｗｈｙ
Ｗｈｏ ａｎｄ Ｗｈｙ Ｗｈｏ ａｎｄ Ｗｈｙ
みんなどこにいったの
いつか帰ってくるの
トカゲが一匹いるよ
このままずうっといてね
朝をこわしたのは だれ？
夢をこわしたのは だれ？
人が殺しあうのは なぜ？
人が殺しあうのは なぜ？
Ｗｈｏ ａｎｄ Ｗｈｙ Ｗｈｏ ａｎｄ Ｗｈｙ
Ｗｈｏ ａｎｄ Ｗｈｙ Ｗｈｏ ａｎｄ Ｗｈｙ
（リフレインで〜ＦＯ）
平和を願う歌シリーズ��
鳥になれたらいいね ―戦火の中のこどもの歌―
鳥になれたらいいね
風になれたらいいね
空を飛べたらいいね
思うがままに空を
生まれたこの町が燃えて
育ったこの町が消えた
おばさんのお店が燃えて
学校の校舎も消えた
時計が止まったままあって
人形もどろんこにまみれ
家族はちりぢりになった
友達もちりぢりになった
どこへいったらいいの
どこへ逃げればいいの
戦争のない国はどこに
戦争のない町はどこに
ひとはなぜ憎みあうの
ひとはなぜ殺しあうの
戦争のない国はどこに
戦争のない町はどこに
鳥になったら行ける？
風になったら行ける？
空を飛べたら行ける？
だれか教えてほしい
だれか教えてほしい
だれか教えてほしい
— posted by 本庄慧一郎 at 09:59 am
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