記録映画「ムーランルージュの青春」(監督田中重幸)にかかわる取材をきっかけに、海城学園の中学生諸君と出会った。
彼らは「古典芸能部」のメンバーで、伝統の歌舞伎や狂言、そしてとりわけ落語などに強い関心をもっている――といったウレシイ若者たちである。
リーダーである顧問の川崎先生も確かまだ40歳とお若い。
「創立八十周年」と銘打った「ムーランルージュの青春」をきっかけにさらにムーランルージュの「実像・実際」と関係者をたどって取材を重ねるメンバー諸君と、それをフォローする先生のチームワークも……快い。
だいたい、「近頃の若いモンは……」とつい口走る(そのワリには若いモンに好意や関心は大いいあるのダ!)のだが、その理由は、現在、目に見えるモノにしか興味関心をもたないとか、ゲームなどの単純なアソビにしか集中できないとかの、ウスッペラさが気に入らなかった。
その点、彼らはなにしろ「古典芸能部」を名乗るユニークな中学生なのだから、なにしろ基本的に異なる。
たとえば――メンバー諸君の中には、落語を演ずる場合の「高座名――芸名」をもっている者がいる。
その一例で「家家家家家家家」と名乗る者がいる。
つい「ハテ?何だこりゃ」とクビをヒネった。「どう読むの?」と聞いた。
答えは「カカカやケケケ」だという。笑ったねぇ!
このことを、ずっと親しくさせて頂いている桂小金治師匠に手紙でお知らせした。
さっそく電話を下さった。本年、八十五歳になられた師匠の声は大きく、口跡は明快である。
「へぇ! そういう中学生がいるの? うれしいねぇ。会いたいねぇ!」
秋以後、ぜひ、小金治師匠と海城学園中学生の古典芸能部メンバーとの出会いのチャンスをと思っているけど、川崎先生いかがですか?
昨日、詳細

追伸
みずから引退宣言したシマダシンスケ氏が、会見の席で「自分の美学として……」のようなコトを口走っていた。でも、アレって、「美学」なんて上等なことばは関係ないだろ。しかも、したり顔の関係者や仲間の中にも「彼の美学として……」なんて口走るのがいたけど……笑っちゃったネ。
カン違いもいいかげんにしなさいよ、まったく。
そうだ――陸上の走りの競技では(悪意のない)フライングをすれば、たった1回でも失格になるんだぜ、オイ。(8月28日のあのボルト選手のようにサ)
政治家よ、役人よ、そしてゲーノー人よ、甘ったれるなよ!
追伸のPS
それにしても――「やらせ」とか「隠蔽」「あいかわらずの天下り」「データ改ざん」「コソコソ裏取引」などなど「美学」なんてものにほど遠い「うす穢ねぇ人間」ばかりで、イヤになりますねぇ。
ケイちゃんの目 ↓
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