東京立川市で母親(45)と息子(4)の二人が遺体で発見された。さいたま市では、60代の夫婦と30代の息子という3人の遺体が……。
そして、北海道札幌市では姉(42)と障害のある妹(40)のなきがら。
さらに、釧路では認知症の夫(84)と妻(72)の……と痛々しい〔悲劇〕が連続している。
現在の社会の〔辺境の地〕には、生きる基盤を揺さぶられている危うい日々を、それでもなんとか生き永らえている人々がまだまだ大勢いるはずだ。
東日本大震災からそろそろ1年。
やたら「絆」「縁(えにし)」「地域社会」などのことばが流行語のように飛び交った。
その一方で、政府行政の対応は怒る気持ちも萎えるほどに、拙劣をきわめている。
しかも、原発事故に対応するその関係者たちの無責任さといったら……。
そればかりか「原子力機構元幹部、福島事故後も受注企業役員に再就職」(東京新聞2012年2月24日)など「自覚・反省ゼロ」の、強欲無恥な「わたり役人OB」のハレンチなケースも根絶されていない。我利我欲のケモノたちはひたすらしぶとい。
気候不順の2月だか、それでもやがては梅の花が咲き、桜咲くらんまんの春景色も見られるのだろう。
しかし、「政官の根ぐされ」は、やがて日本という国の土台そっくりひっくり返すことになるのではないか。
ここまで書いてきて、テレビのニュース番組を見た。
梅の花の名所小田原では、花の開花が3〜4週間遅れているとか。原因は寒気と乾燥というのだが。さて、どうなのか?
一方、福島県南相馬市では「黒い雨」が降った――という映像が。
地面が乾いたあとに黒い物質がクッキリ残っている。そこの放射線量が高いと、問題になっているというのだ。
やがてその〔物質〕が、風に舞い上がって広い地域に飛散して「体内被曝」の原因になるかも――という。
「フクシマ」の問題は「ニッポン」の問題だと、しっかり認識していない者が、ワンサと存在する。
「うそ寒いニッポン」になった。
喉(のど)切って 声失ひぬ 春の雨 波郷
記録映画「ムーランルージュの青春

かく申す本庄慧一郎もインタビューされて「ムーランルージュ新宿座」について語った。
柴又帝釈天(題経寺)の石棚に刻まれた「三崎千恵子」「渥美清」の名前。
ちなみに、倍賞千恵子さんとは、北区滝野川第六小学校の同窓生です。
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