3月の異称は、どれも匂やかであでやかでうるわしい。
「弥生」は陰暦3月の異称。「水にひたした稲の実のいよいよ生いのぶるの意」(大玄海)とのこと。
このコトバのほかに、花見月、春惜月、夢見月、早花咲月などがある。
あの「東日本大震災」からこの11日で丸1年。
現在の3月は、本格の春を迎えるにはほど遠い「苛酷な時」に金縛りになっている。
「ひとの痛みや哀しみを共有する」ということばはよく耳にするが、俗物政治家たちには、その気配のカケラもない。
国費・公費をさんざん浪費・濫費してきて、日本国を大借金国に貶めた。
カネが足りなきゃ大増税――かてて加えて「原発再稼働」だと。
国会での「党首討論」の内容の貧弱さは絶望的だが、その弱体化した政治のスキを衝いての「維新の志士」気取りのヤカラの暴走も腹立たしい。
2月26日付東京新聞のコラム「週刊誌を読む」には、橋下氏のワルハシャギを批判する学者・文化人の諸氏に、橋下氏がヒステリカルにやたら噛み付いているという記事があったが。
橋下氏が「目の仇」にしている人たちとは――
同志社大学教授・浜矩子。北海道大学院教授・山口二郎。同大学准教授・中島岳志。神戸女子学院大学名誉教授・内田樹。立教大学教授・香山リカ……の方々。
ヒステリカルな橋下氏に対するこれらの先生方の論理は至極まっとうですよ!
ところで「君が代強制」などについては、天皇陛下ご自身にぜひご感想をお伺いしたらいいと思う。
梅咲いてあたりに春はなかりけり ――吏登
2011年3月の花/2012年3月の雪
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