「擬態」とは、「ある生物が、周辺の生き物や環境に似せて(化けて)、敵(相手)の目をあざむき、保身を謀ることであり、また敵(相手)を安心させて餌食(いけにえ)にすることである。」
つまりは、視覚(見た目)を利用した「騙し討ち」である。
ケイタイなどの電話を使った「オレオレ詐欺」は視覚ではなく、「聴覚」を利用して息子や孫になりすまし、母親や祖母の愛情を利用して騙す詐欺行為だ。
オレオレ詐欺のターゲットには、判断力や記憶力の劣化した高年齢者が多い。その被害者数もその金額も増大するばかりだという。
大企業の経営者(社長とか)の中にも、この種の完璧(?)な擬態術を駆使してのさばっている者が多い。
大王製紙関係の、オリンパスの、そしてAIJとやらの、そして東電の……ついでに元社保庁とやらのOB役人どもが、たんなる「コネ」を利用して、無責任でいいかげんなコトで暴利をむさぼっている。これを「悪徳擬態」という。
ヒラメという海水の底にいる魚が、砂地そっくりにからだの柄や模様をなじませて身の安全を保つことはよく知られている。
フィリピンあたりには、テントウムシやある種の羽虫にそっくりに変身するゴキブリがいるとか。
マレーシアあたりには、食虫性のカマキリがランの花そっくりに姿かたちを似せて、花の蜜を求めてくる昆虫をしっかり捕らえるという。
かと思えば、ヘビ(アカオパイプヘビ)の中には、鮮やかなダイダイ色のシッポを頭のように動かして見せて、敵や獲物をおびきよせて、ホンモノの頭で背後からパクリ!と襲う例など、生物・植物のビックリ仰天するような「擬態」は山ほどあるのデス。
そういえば、やっぱり「原発再稼動」を推進するために、こんな最悪危険状況に陥っても、シレッと「まやかし安全論」を口にする者たちもワンサといる。
政治や経済の面でも日本の将来は不安ばかりだが、それよりも「手にあまる原発の処理と汚染」で日本丸は廃墟になっちまうじゃないのか、オイ!
ケイちゃんの目 ↓
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