「社会&芸能・つれづれ愚差」第354回(通算466回)

2月の異称は雪消月・梅見月・初花月……。

●それにしても――
 北の豪雪地帯では、まだまだ「冬」はこれから。
 「限界集落」などといわれる地域の皆さん方の苦労はいかばかりか。

●それにしても――
 フクシマの仮設住宅で暮らす方々の気持ちを考える。
 先祖代々、住みなれた土地や家を、そして家族や財産を根こそぎ奪われ、しかも未だに(避難指定地域という)元の地に戻ることすら出来ない――。その「思い」、他者にはとうてい想像すらできないことかもしれない。

●それにしても――
 水質改善のための井の頭池の「かい掘作業」の結果、250台もの(廃棄自転車やバイクなど)が水底から現れたという。
 現在のようなワサワサやゾロゾロとは無関係だったあの地の周辺を愛してきた者のひとりとして――「どうしようもねぇなぁ!」という怒りと落胆がある。

●それにしても――
 この「どうしようもねぇなぁ!」という思いは手におえない「ユーウツ」を誘引する。
 となれば、なんにしても「くそ!」「消え失せろ!」と自分を叱咤し背を小突いて、とにかくアクティブに前に進む――というワケです。

●それにしても――
 アベ首相の施政方針演説(2月24日)、東京新聞(2月29日付)の「私説――論説室・久原穏」によれば、「世界」という単語が35カ所あり、その半分が「世界一」を意味するものだ、とある。

●それにしても――
 同じコラムには、同社大の浜矩子教授の講演の一部引用がある。

「経済活動とは人間による人間のための営みだ。人間への配慮がかけらもないアベノミクスは経済政策に値しないのである」「安倍政権の本質は『富国強兵』だ。秘密保護法から憲法改正という『強兵』を支えるための『富国』策がアベノミクスだ」「強い日本を取り戻す、とか、ボクちゃんが世界一という思想は他国に脅威を与え、グローバル化の中で孤立するだけだ」……〔浜節〕がさく裂した。
(東京新聞2014年2月29日付 「私説――論説室から」欄より)


●それにしても――
 目下、建設中という「青森大間原発」――そのうち「大間のマグロ」なんてヤバイぞ! なんてことになるね。(汚染水もれ……とかさ)

●それにしても――
 1月30日付朝日新聞の第1面のフォト「傷痕そのまま/福島第一」を見ましたか?
 あの事故からまもなく3年――原子炉建屋の無惨な情景にあらためて息をのむ。
 この「現状」を放置しておいてシレッと「原発再稼動」と口走る神経は異常だ!

●それにしても――
 「ひとの痛みが解る」ということばは――現在の政治行政に携わる者たちの精神や気構えの中枢からすっぽり脱落している!
 今回の都知事選でも再び「とんでもない欠陥人間」がのさばることになるのでは――選挙民の皆さん、しっかり考えて行動して下さい。


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ケイちゃんの目 ↓

芽吹きの季節を待つ巨木たち
石神井・三宝寺池

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— posted by 本庄慧一郎 at 01:39 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第353回(通算465回)

「思考ストレッチングのため」の「マスコミのことば」

●それにしても――
 こんなタイトルを書くと、読者の皆さんに「ジジイ、気取ってやがる」なんて言われるかも知れない。
 でもネ、これは心身ともに活性化して、人生モロモロ、政治・社会モロモロに対しての判断や対処を狂わせないための必修トレーニングなのでアリマス。あしからずご諒承のほどを。

●それにしても――
 「思えば三度目の正直である。三年間で三回目の東京都知事選。石原慎太郎は四選から一年半で都政を投げ出し、猪瀬直樹氏はカネの問題で退場した。都民不在のドタバタ劇は二度とご免だが……(略)」(東京新聞1月23日付「解説」欄より)
 しかし、こんなエテガッテな男たちを「選挙」で選んだのは「都民」なのダ!

●それにしても――
 顔ぶれは一見華やかだけど、やっぱり「うさん臭い」のがいるな。
 ここはやっぱり、「商標偽装」や「なりすまし候補者」を排除して、「正直」と「誠意」ある人間をシビアに選定しなけりゃ……腹のムシがおさまらねぇぜ。

●それにしても――
 「人はカネで転ぶ」というが、「都知事をやめたのに右翼に500万円で(略)逮捕Xデー」(週刊文春)とある。徳洲会とやらに関わる政治家はワンサといるはず。しっかり調査検証して、白黒つけてほしいねぇ!

●それにしても――
 「都知事の資格なし舛添要一。親族は母介護のウソを許さない」(週刊文春)。
 「舛添さんは慰謝料も養育費も不足だ/片山さつき」(週刊新潮)。
 かと思えば「持ち馬アトミックサンダーが1億円稼いだ舛添要一の親原発」(週刊新潮)。
 なんて……ねぇ!「火のないところに煙は立たず」でしょうが!

●それにしても――
 「DNA鑑定の時代。親子って何だろう?/浮気疑う夫ら・一家離散の例」(朝日新聞1月23日付)
 人生って、「これでよし!」ということがないのダ。

●それにしても――
 「薄型TV、国内出荷16.7パーセント減」(朝日新聞1月23日付)のフォローの文章は「3年連続減」で、「2010年の2500万台をピークに、たった3年で5分の1まで減った」とある。
 仕様がねぇとしか言いようがないぜ。だって、現在のテレビのゴールデンタイムとやらの、ほとんどの番組のあざとらしさ、エゲツなさ……バラエティ?クイズ?食べ歩き旅?そして、エテガッテで「共感」のカケラもないコマ切れCMで分断されるドラマ?
 そりゃ、「これは」という番組もタマにはあっても、なにも現在の受像機を買い替える必要もないもンね。

●それにしても―
 すでに、テレビ受像機という商品を、いわゆる「白モノ家電――洗濯機、冷蔵庫など」と種別統合したというが、とにかく番組というソースが劣化しているし……今後もクオリティ向上なんて望めないものね。

●それにしても――
 「養護施設ドラマ/放送中止騒動のウラ事情」(週刊文春他)などのモンダイは現在の民放テレビ局の質低下と直結しているコトだね。
 それと、「デヴィ夫人、出演者女性をビンタ」とか、ご当人の弁明も妙チキリンだけど、知らん顔のテレビ局もどうにも手におえないね。

●それにしても――
 どうやらキリがないので、このへんで……マル!
 なんにしても、都知事選、とにもかくにもモアベターを選定する努力を!



PS.
 俳優 野中マリ子さん 享年86歳。
 俳優 高橋昌也さん  享年83歳。
 お二方についてもあれこれの思い出がありますけど。
 心からのご冥福をお祈りします。


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ケイちゃんの目 ↓

冬の寸景

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— posted by 本庄慧一郎 at 03:20 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第352回(通算464回)

「なんじゃもんじゃ」とは「ナンジャモンジャ」

●都知事選である。こちとら、ずっと都民でアル。
 選挙のたびに、マジメに投票してきた。けれど、このところずっと「このヒトが?」という方が当選してきて……そのつど「冗談じゃない」としばしば呟くような腹立たしい思いをしてきた。

●だいだい、任期途中でその役職をぶん投げたり、愚かしいスキャンダルでみずからコケたり……無責任なのがのさばっていてさ……。イヤになるね。

●もちろん、今回だって棄権することはしない。
 責任をもって投票します。でもねぇ「またこんなヒトが?」にならないように心から念じているワケです。

●それにしても――
 ホレ、あの「なんじゃもんじゃ」という樹木の異称を思いうかべざるを得ないのはワタシだけかね?
 まったく「ワケあり人物」がもっともらしいカオして……「なんじゃもんじゃ」だなぁ! まったく。

●今回は、23年前のお正月の記録をご紹介させていただきます。
 この五七五やフォト、そして短文は本名の望田市郎名で雑誌「東京人」に5年間連載した「とうきょうヒッチはい句」を「東京ろまんちっ句」と改題した単行本(冬青社刊)からの転写です。
 あの頃は、寄席めぐりなんてイキなこともやってたんですよ。


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(「東京ろまんちっ句」望田市郎(本名)著 1996年 冬青社刊 pp186-191より)

— posted by 本庄慧一郎 at 12:05 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第351回(通算463回)

読者のみなさん、どうぞ本年もよろしくお願い申しあげます。

「初売り」と「まぐろ」と「ショー」と。
 
●新年というと「初」という文字と切り離せなさい。
 初日の出から始まって、初詣、初夢、初荷、初市、初競り……というところで、突如、「築地」を思い出し、そしてなぜか「まぐろの初競り」にイメージがつながり、一匹がン千万エンとか(昨年などは)一匹が1億ン千万エン……なんてバカ値だったこともついでに思い出した。

●そういえば――
 大型すし店などでは「マグロの解体ショー」が大人気だってさ。
 ドテッとでかいマグロを料理人が衆人(お客)監視の中で首を切り、胴を裂き……文字どおり切り刻んでゆく……。
 これはコトバを変えれば、「公開処刑」みてぇ〜なもんだね。

●そういえば――
 なにかと話題になる日本海の向こうの半島北部の国では、政府の要職にあった人物を国政に背くコトをしたという理由で、公開処刑したというニュースがあったナ。

●そういえば――
 江戸時代、わが日本でも悪人悪党は捕まれば公開処刑されたのだった。
 たとえば、かの小塚原刑場(荒川区南千住)などでは、刑場を竹矢来で囲って処刑される罪人の無惨な姿を一般人に公開した。
 すべて「見せしめのため――お前たちも悪いことをするとこんな目にあうんだぞ」というコトだ。

●そういえば――
 この「見せしめの処刑公開」はアメリカでもヨーロッパでもせっせとやっていた。ニンゲンって、つまりは、自分が安全なところにいて、他人がとんでもないめに出っくわすのを見物するのが好きなのダ――と思わざるを得ないネ。

●そういえば――
 あの大型すし店の「マグロの解体ショー」を楽しげに見物している人たちって、決して悪気はないと思うけど、でも心理的には「公開処刑」を見物するという状況設定は同じではないかナと思う。

●そういえば――
 そのうち、ステーキ屋さんが「牛の解体ショー」とか、トンカツ屋さんが「ブタの解体ショー」とか、はたまた馬肉屋さんが「馬の解体ショー」なんかで人集めをやるなんて……ならない? そう、焼き鳥屋さんでは、ニワトリを絞め殺す……とか。

●そういえば――
 でも、ニンゲンは例外なく「いのちあるもの」を食い物にして口に入れて、生き永らえていることは、間違いないでしょ。
 それを考えると、あの「マグロの解体ショー」というものは……ウーン!と呻いてしまうゼ。

●そういえば――
 ボクの仲間で「大間のマグロ」のすしのにぎりを1貫(1個)6000円で食っていっぺんにユーウツになった人がいたけど。 「人間ってふしぎだなぁ!」

 ついでにワニ(の専門レストランもある)も、4メートルものダイオウイカも、シカ(野生の鹿を食用として積極利用をという声さかん)なども、「解体ショー」をやりますか?
 ニンゲンは「命あるもの」を食して生き永らえている「思い」をかなぐり捨てて、とてつもなくイイ気になってると思いません?


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ケイちゃんの目 ↓

年末年始は
ワサワサ人種とは別行動で



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**豊島園・十一ヶ寺そば喰い地蔵にて**


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**新座・法台寺の羅漢さまの石仏たち**

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**新座・白衣観音像**


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**新座・雑木林**


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**大泉学園・北野神社**

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**石神井・氷川神社参道**

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**石神井・道場寺三重塔**


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**石神井・三宝寺平和大観音**


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**石神井・正月の三宝寺池**


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**吉祥寺・井の頭の弁財天**

— posted by 本庄慧一郎 at 02:20 pm  


*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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