「社会&芸能・つれづれ愚差」第358回(通算470回)

「金と良心は反比例する/ゴーリキー」

●それにしても――
 詐欺・横領・強奪、そして粉飾決算・偽装経理……。
 さらに税金濫用・公費バラ撒き……と、うす汚い金まみれの社会よ!

●それにしても――
 「守銭奴」といえば、モリエールの傑作喜劇。
 金持ちのくせにドケチ。そしてスケベなじじいのアルパゴン――ということだけど、この作品は1668年の発表だ。なんと346年前のおハナシだよ。
 科学や文明などの進歩はともかく、人間の本質・実態なんて、どうでもいい化石のようにまるで進化はないんだよねぇ。

●それにしても――
 いま物書き業ン十年の小生は「初めての体験」(といっても、もちろんアレのことではない!)として新聞連載小説に挑んでいる(!)。
 過去には「一ケ月集中連載」というケースが3度かあったが、今回は(筆名に深い関わりのある地方紙)。著名な「賢人」という人物のハナシで、当時(江戸中期〜後期)のカネにまつわるコトもいろいろ出でくるのダ。

●それにしても――
 当時、武家たちの俸禄米を換金した「札差商」などという御用商人が大儲けして、そのアブク銭でどんな悪遊びをしたか――(いままでもずいぶん素材にして書いたけど)まったく愚劣としか言いようのないコトやってるのダ。

●それにしても――
 「守銭奴」というコトバを「江戸語辞典」で引いた。あるんですねぇ、江戸時代から。「しゅせんぬ――しわん坊・けちん坊」とし「仏説では有財餓鬼(うざいがき)」の説明がある。
 なるほど「ウザイ、ガキ」とは言い得て妙というワケじゃ。

●それにしても――
 スポーツ界の大型新人とか実力選手にまつわる契約金もスゴイね。
 あれも「人身売買」みたいなモノさ……と、吐き捨てるように言う人がいたが、こちとらも同感だけどネ。
 あの田中クンという若者はそれとして、小生なんかは、一時ライバル視されていた「ハンカチ王子」クンのほうが好きで、いまでも彼の「これからの人生」に大いなる関心をもってマス。

●それにしても――
 「ビットコイン」とかのモンダイも、ひたすらうさん臭い……。

●それにしても――
 ウクライナの前大統領ヤヌコビッチとやらの「豪邸」の映像やその資産のデータを見ると、東京ドームの約30倍の敷地に「ナンダコレ!」というモノが並んでいたね。
 動物園らしきものがあって、ブタまで飼っていた。(人間である自分がブタとして、そのオリに入ればエカッタのにねぇ)

●それにしても――
 フィリピンのマルコス元大統領とやらのコトも覚えてるけど「人間って哀れだなぁ」です。まったく。
 あの夫人がコレクションしていた何千足かのクツは――どこに消えたのでしょうか。
 マリキナ靴博物館に一部展示しているんだってサ。

●それにしても――
 近頃、グダラナイTVゲーノー界でアブク銭を貯め込んだ者たちも、ねぇ。いわゆる「新劇」出身の男で、ゼニが稼げず、カミさんのバイトで暮らしていたのがテレビで売れて――その後、そのカミさんと離婚。
 再婚したのがテレビタレントと称する女性でした。
 あるTV番組でその女性の寝室が公開されているのを見たら――まるで悪趣味なラブホテル同様のデコレーションでね。

●それにしても――
 フェンシング協会とか農協とか……続々と出てくるねぇ。「浜の真砂は尽きるとも世に<横領>のタネは尽きまじ」なんてウラ哀しい人間社会だなぁ!
●それにしても――
 たった1回こっきりの人生だけど「醜悪な欲っかき」と「口惜しいあきらめ」しかないのかね。そんなコトねぇだろ! ねぇ、皆さん。
***

 人間は(水ばかりではなく)金と欲におぼれる特殊な生き者である――。
 あらためてそう実感しますねぇ。


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ケイちゃんの目 ↓

雪の日の足まわりスナップ

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— posted by 本庄慧一郎 at 01:09 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第357回(通算469回)

ハテナ・はてな・?????!!!

●それにしても――
 「二重人格」といえばまず「ジキルとハイド」を想起する。
 そのムジュンする二つの「人格」は危険な薬物が原因していた。

●それにしても――
 現在も法によって禁じられた薬物の乱用で、事件や事故を起こし、おのれ自身を破壊する者が後を絶たない。

●それにしても――
 「公共性」を必須条件とする政治・行政に……はたまたNHKなどに関わる機関に「公」と「私」をわきまえない、欠陥人間がのさばっている。

●それにしても――
 「公」の職務に携わる者は、原則的に「公人」であり「無私」であるはずである。
 「私利私欲」と訣別するからこそ「公人」なのであろう。

●それにしても――
 どうしようもない「暴言」や「妄言」や「狂言――シバイのそれではなく常識を逸した発言」などで批判をあびる「公人」が多すぎる。
 彼らはきまり文句の「私見である」とか「私的見解である」といった弁明で逃げる。いいかね、その「個人」そのものが問題なのでアルよ。

●それにしても――
 「公人」たる者が、その人間の基本的なクオリティにおいてはなはだしい誤差や異質があるなら、それは「失格」ということだ。

●それにしても――
 「公的見解」や「公的認識」という常識的判断とはまるで異なる(というよりその真反対の)精神や思想の持ち主は「公」の場に参入してはならない。当然だろう。
 「ジキルとハイド」のような「二重人格者」は必要ない。

***

 「愛国主義は無頼漢の最後の避難所である」
                    ――サミュエル・ジョンソン/イギリスの文学者

***

●それにしても――
 ご同輩、日本はどこへ行くんですかね?


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ケイちゃんの目 ↓

石神井ムラの水・雪・雲
北国にも早く快い春を


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— posted by 本庄慧一郎 at 11:32 am  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第356回(通算468回)

虚と嘘と暴と妨と謀

●「キョとキョとボウとボウとボウ」と読みます。
 現在の政治と社会と、そしてその質からイメージした文字です。

●それにしても――
 あの佐村河内守という男のハナシは、ひたすらうら寂しいですね。
 このHPでも何回か書きましたが、
 「一つの嘘を通すためには別の嘘を20も発明しなければならない――スフィスト」
 を紹介しました。
 「20の嘘をつく、さらにその20倍もの――」とつけ加えました。
 嘘の海で自分からおぼれた哀れな人間は、いっぱいいるけど。

●それにしても――
 あの彼の「真実」は、「被爆2世」というコトだけだとしたら――これまた哀しいねぇ!
 でも、いまの世の中、大小取りまぜての「虚と嘘」ばっかりでしょうが。
 しかも、その「虚と嘘」の泥海につかっていながら平気でいる人間もウヨウヨしてますね。ああいう人種は、人間ではないね。コワイ!
 100パーセント、妖怪のような生物がいるもンねぇ。

●それにしても――
 暴言・暴論・暴走をシレッーとやってのける、ヤバンな人間も跳梁する。
 それも町の居酒屋での酔っぱらい談義ではない。オフィシャルな場所で大真面目に喋る。
 オピニオンリーダーとしての責務責任ある者が、マトモな顔でヌケヌケと「大脱線」するのダ。
 それを「うっかり失言」などと釈明するが、そのコトバは、その人間のとことん根っこから発せられた言葉だから、もう救いようがないのでアル。

●それにしても――
 軽挙妄動(けいきょもうどう――理非の分別もなく行動すること)はいまや、政治から社会へ、そして我々の日常生活のすみずみまで侵犯したね。
 政治家の暴論・暴走・暴挙。さらに陰湿な謀みと行動。
 加えて、政治・社会の基本ルールさえ破壊し、妨害しようとする狂気の執念――。

●それにしても――
 いまの若者たちは、やっぱり「自分で自分のクビを締めてるようなコトをしている」と思わざるを得ない。
 ひるがえって(小生もふくめて)多くのジジイたちも、自分の墓穴を自分でせっせと掘るようアホなことをしていないか? と自戒し、反省しながらハラを立てている。

●それにしても――
 最近、妙なユメを見て、どうも調子がわるいンですね。
 そう、呪文のようなコトバがその夢の中でずっと聞こえているのデス。「キョトキョト、ボウボウボウ……」なんてさ。

●それにしても――
 【被曝の影 揺れる島/仏コルシカ、「チェルノブイリ後に健康悪化」】(朝日新聞2014年2月14日朝刊)を読みました。
 フクシマの人たちのこと。その後の「汚染」のこと。
 そして、我々自身の現在と今後。さらに「これから」を生きる子どもたちのこと。――平気でいられるなんて!

●それにしても――
 この記事の写真に、チェルノブイリの事故から30年近く過ぎた現在も「甲状腺機能」の障害に苦しむ男性が「山のような薬品」を前にしている場面が写っている。
 その恐ろしい「後遺症」は、環境と同時に「人体」を冒し、苦しめる――

●それにしても――(もうひとつ)
 【被ばく不安 子ども支え10年/イラク・劣化ウラン弾■福島・原発事故】(東京新聞2014年2月14日夕刊)の記事も読んでほしい!
 「劣化ウラン弾」という殺人兵器と、その「後遺症」の酷さを――。
 自分のことばかりを考えていて、他人の苦しみや痛みや、そして哀しみなどまるで考えないケモノのような人間が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)している現実!
 神さま、罰当たりな人間どもを、とにかく退治してください!

●この「地球」で発生するすべての事に「他人事などはない!」のだ。


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ケイちゃんの目 ↓

負けない いのち

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— posted by 本庄慧一郎 at 11:45 am  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第355回(通算467回)

エセ2文字熟語――本庄流

●その1

 【偽善/偽装/偽称/偽態】
  政治・社会から企業・団体、そして人心にも、商品にも浸透している、執拗きわまりない目には見えないうそつきアメーバー。


●その2

 【毒牙/毒悪/毒素/毒蛾】
  いくら科学が進歩しても、完全に排除根絶できないモノ。
  ことに「毒牙」は女性が標的として狙われるが、「毒蛾」はネオン街でのサケにだらしがない男が取りつかれる。

●その3

 【木偶(でく)/傀儡(かいらい)/俗輩(ぞくはい)/鼠輩(そはい)】
  政治や行政のフィールドにしゃしゃり出てきて、やたら図々しく動きまわる「根ぐされ人間」のこと。

●その4

 【暴政】――悪しき熱病に冒されたような思考の者が、前後をかえりみずに政治に首を突っ込むこと。
 【暴妻】――みずから進んで結婚したにもかかわらず、自分の勝手な都合でパートナーをあの世に送ることも辞さない「勇気」と「実行」のレディ。
 【暴唱】――ハタ迷惑というコトバの意味など考えたことはなく、やたらカラオケになるとハチャメチャに唄う人種――同種類の人間は感じないが、異人種には耐えがたい現象のこと。
 【暴沈】――やること成すこと、無節操、無鉄砲、無思慮の者がさっさと消滅してゆくコト。


●その5

 【愚生/愚老/愚者/愚味】
  すべて己に関する謙譲語。
  「オレはオレは」の「お山の大将オレひとり」という、勝手独走人間には不要のコトバ。

●その6

 【粗政/粗男/粗女/粗珍(?)】
  「粗政――あらっぽい、いい加減な政治」
  これは民主主義の世の中では選挙民自身に責任がある。
  でもあとの3項、これはあきらめるよりしようがねぇだろうなぁ。

●それにしても――

  「分相応」を忘れ果てた者たちの――な〜んてエラソーなことを言うつもりはないけれど、でも、でも、ゴーマンなやからが多いなぁ。


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ケイちゃんの目 ↓

石神井・三宝寺池/極寒の鳥たち
ウソはいません

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— posted by 本庄慧一郎 at 02:18 pm  


*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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