「社会&芸能・つれづれ愚差」第430回(通算542回)

酷暑八月のメモランダム

●前回、「金満クサレ族」と題してあれこれ書いた。
 7月26日付朝日新聞記事の「役員報酬1億円以上411人」などを読む。
 へぇ! フーン!しか感想はない?

●上位10位の1位が日産自動車会長とやらの10億3500万円。
 10位はトヨタ自動車社長の3億5400万……とか。へぇ! フーン!

●大企業だから、結局は売り上げ・利益……すべてがカネになるのだから、つまりはいいも悪いもないよネ。

●一時期、バブル(泡)景気に浮かれたテレビ局あたりのヒラ社員でも年収1千万円を超える者がザラにいた。いまも彼らは高給取りだろうがね。

●当然、マスコミ関連の大手広告代理店の社員でも「ナニ様?」のような「勘違い野郎」がのさばっていたネ。

●こちとら、「クリエイティブ」と称する仕事そのものはイヤじゃなかったから、飽きず倦(う)まずにせっせと仕事をしたけど、しょせんは「出入り業者」だった。
 ウハウハの金儲けなど……とても叶わなかった。

●あの「東芝」の1件も「へぇ! そういうことになるんだろうねぇ!」とひたすらナットク。
 「この会社はここまで腐っていた/東芝前社長・自宅を妻に生前贈与!『株主代表訴訟』対策か」(週刊朝日)を読む。ああ! 情けないねぇ。
 「企業どっぷり人間たち」のウサン臭さ――たまらんねぇ!

●年収1億円とやらの記事と前後して、「最低賃金18円引き上げ/厚労省小委が目安/全国平均798円に」(7月29日付 朝日新聞)の記事にも、やみくもに苛立ったネ

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(2015年7月29日付 朝日新聞夕刊より)


●「貧富の格差」というコトバを思い出すことさえ、ただ苛立たしい。

●すでに「豊かさの中の貧困」というコトバはくり返し聞いてきた。
 オリンピック、パラリンピックを大義名分にした新国立競技場建設問題――などなど、ひたすらただ腹立たしい!

●これも「金満クサレ族」の事故かと、勝手に想像する――「調布/小型機墜落『お気楽遊覧飛行』の代償。ファッション関係の遊び仲間か」(「週刊文春」8月6日)

●アラブの大富豪「サウジの王様」が南仏のリゾート地でバカンス――総勢1000人を供にして、とか。
 彼らが落とすカネは300億エン……? これも堂々たる「金満クサレ族」だろ。

●最近、来日する中国人たちの「爆買い」が話題になっている――でも、日本のバブル期には、日本人たちがヨーロッパやアメリカでやってたコトだ。「金満クサレ族」は絶えることはないのダ。

●前回書いた「金満クサレ族」に加えて、「金満ふやけ族」「金満クレージー族」「金満脱線族」「金満ゴキブリ族」……キリがないネ。

●福島という故郷を離れ、あきらめてじっと耐えて暮らす人々をどうする?
 「102歳自殺で東電提訴へ/遺族「事故後悩み」(7月28日付東京新聞)の記事、胸が痛いぜ!

●それにしても――
 国の政治の最高責任者であるアベ首相の「国家安全保障基本法案」についての(テレビ出演などでの)愚にもつかない談話には呆れかえる。

●それにしても――
 現在、参議院での審議が始まった「国家安全保障基本法案」を「隣の火事」とか「近所の泥棒事件」のような落語並みの「たとえ話」で理解してもらおうなんて、あのヒト、かなり頭わるいね。

●「根性(こんじょう)」とか「性根(しょうね)」という言葉がある。
 「あいつ、根性悪いなぁ」とか「あの野郎、性根が腐ってるぜ」などと使う。
 反対に「あいつ、いい根性もってる」とか「あの野郎の性根はホンモノだよ」という褒め言葉にも使う。

●いくら懇切丁寧に説明されても、根性や性根が腐っている者のタワごとは理解できるわけがない。

●ましてや、軽はずみで見当違いの「たとえ話」なんかで、「まっとうな理解や共感」を得られるなんて……冗談じゃない!

●いま、「良識ある人々」が明確に発言しはじめた。「良識の府・参議院」における審議がいまこそ直視される時だ。




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ケイちゃんの目 ↓

ウチの「朝の空」「花」「トカゲ」

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— posted by 本庄慧一郎 at 11:43 am  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第429回(通算541回)


金満クサレ族

●それにしても――
 やたら目につくのは「金満くされ族」といえるイヤラシイ連中だ。
 新国立競技場に関わるアベ首相をはじめ、モロモロ連中すべてが心の根っこをすでに腐らせているとしか思えない。

●それにしても――
 「一番悪いのは森喜朗」(週刊文春)とか、「最後の戦犯・森喜朗の利権とわがまま」(週刊新潮)などなど、ウンザリするような記事を読むまでもなく、「金満クサレ族」どもの「悪臭」にヘキエキする。

●それにしても――
 ようやく「暴走アベ政権」にブレーキを!の声がパワーを持ったが、そのアベのうすっぺらで子どもじみた対応等がまたみっともない。

●それにしても――
 あの「東芝」の粉飾決算の醜態――ひたすら「恥」の上に「恥」を塗りたくった「動かぬ証拠」そのものである。
 ここにも「金満クサレ族」が跳りょうする。

●それにしても――
 あのギリシャという国の現状と、現在のニッポンの膨大な赤字を比較すると、安閑としていられない。
 アベが提唱してきた「アベノミクス」とやたらに幻惑されて、彼を支持してきた者たちの「責任」はどうするのか?

●それにしても――
 「責任者」たる者が、イザ!の時にはその責任を取らない!
 卑怯そのものばっかりの国になった!  「安保法制、強行採決! 「違憲」自公/政権瓦解の道」(週刊朝日)どいつもこいつも……まったくだよネ。

●そういえば――
 中国の習近平国家主席は、「金満クサレ族」――現中国の汚職役人どもの粛正に拍車をかけているネ。
 「トラもハエも叩く!」「キツネもネズミも退治する!」と。
 現在の日本にも、政務調査費をはじめ、「公金」をかすめとるダラク公務員はワンサといるものな。

●そういえば――
 無責任な者は、「処刑」される国もあった。
 公金乱費や私腹・着服してノーノーと生き永らえている奴らを……やっぱり許せない!

●そういえば――
 政府高官で「2兆」に近いカネをせっせと貯め込んでいた強欲じじいもいたなぁ。
 ニンゲン、どこまで堕落できるのか?
 日本にも「欲望の海」にすでにおぼれている人間がウロウロしているネ。



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ケイちゃんの目 ↓

イヤな社会だけど……
夏の訪れはまぶしい

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— posted by 本庄慧一郎 at 11:57 am  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第428回(通算540回)


追体験(ついたいけん)
 
●「追体験」――他人の体験をあとからなぞり、自分の体験のようにとらえること。(広辞苑)

●「追体験」という精神的な営みは、人間特有なものだ。
 犬や猿やブタなどの動物には、あまり縁がないことだ。

●たとえば、殺りくと破壊と絶望しかない「戦争」という名の愚行を、再びくり返さないために、まともな人間は歴史を学ぶ。学んできた。
 そこには、賢い「追体験」という思考の営みがある。

●このところ、政治を主導する者たちの「独断」と「暴走」で「安全保障関連法案」が議決されて、「戦争参加」の危惧が一挙に強まった。

●「責任をもつ」という重職にある者の思考の質と内容はまったく信用できない。

●そのうすっぺらで粗雑でエテガッテな思考や思想(と呼べるものか?)たるものは、アタマから信用できないのダ。

●「安全保障関連法案」も、新国立競技場建設問題も……いや、オキナワの基地問題も、すべてに「歴史から学ぶことのない暴走人間が介在している」ということだ。

●「追体験」という思考の営みを欠落させて者たちの跳りょうは、「平和」を、いや、この地球を破滅させる!

●『図書設計』に掲載されたエッセイを数回に亘り、ご紹介してきました。
 今回がラストパートになります。どうぞ、ご高覧のほどを。
 まとめページは、コチラ Link からご覧いただけます。


『図書設計』2014 NO.88より。
本宇宙(20)『物書き業 道中控/仕事と人と本と書斎と』【その2】 Part2/2



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— posted by 本庄慧一郎 at 01:43 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第427回(通算539回)


学習能力と想像力と
 
●そういえば――
 象や馬や犬や猿たちは、人間のコーチによってさまざまな技能や芸を修得する。いや、あの嫌われ者のネズミさえ芸らしきコトを修得する。

●そういえば――
 海の生物も水族館などで、拍手喝采をあびる見事な芸を披露するアシカ・アザラシ・イルカ・シャチ……などの「芸」に目を見張った経験は誰にでもあるはず。

●しかし――
 モグラやイタチ、はたまたハイエナやコヨーテなどというケモノは、対象外である。

●しかし――
 どんなに優秀と思われるケモノや海の生物たちも、「過去の歴史に学び、未来を考えるカテにする」といった知恵や創造力は絶対に持っていない。

●しかし――
 こういった思考の営みを有するのは「人間」という生物だけだ。

●そういえば――
 現在の政治の中枢にいる者たちの中には、「歴史を学び未来を考え、創造するカテにする」といった人間だけの重要な思考回路を欠落させたようなのが多数混在している。

●そういえば――
 人間としての学習能力や「選良――政治を司るために選ばれた者」の中には、何とモグラやイタチのようなレベルの者がいる。
 その中には、ハイエナやコヨーテのような凶暴性を隠し持っているのがいないか?

●タメ息と落たんと、そして怒りと!
 過去の歴史から学び、より良い未来の創造に役立てる――これは、人間による人間のための、もっとも人間的な行為である。

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『図書設計』を数回に亘ってこちらに掲載いたします。どうぞ、ご高覧のほどを。
【その1】の紹介ページ→Part1/2 Link  Part2/2 Link



『図書設計』2014 NO.88より。
本宇宙(20)『物書き業 道中控/仕事と人と本と書斎と』【その2】 Part1/2

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 好評公演中の本庄慧一郎創作劇第3弾 テアトルアカデミー睦組公演「『めざせ!忠犬ハチ公』物語/1943年のさようなら」は、いよいよ明日、千秋楽となります。
 みなさま、どうぞお越しください。詳しくはコチラ Link をご覧ください。 

— posted by 本庄慧一郎 at 06:07 pm  


*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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