「社会&芸能・つれづれ愚差」第497回(通算609回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露



小沢昭一『金金(カネカネ)節』CD発売


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(朝日新聞2016年11月24日朝刊「文化・文芸」欄より)



●そうえいば――
 2005年6月、小沢昭一さんが新宿末広亭に、十日間連続出演した折のライブCDが発売された。
 末広亭にはよく通っていた。高座に向かって右手の桟敷のとっぱな(一番前)を定席としていた。
 昭ちゃんの「十日間出演」の際もその気でいた――けれど、初回は超満員で入場できず。
 翌日、出直して、そんな例は一度もなかったが強引に「わが定席」に陣取った!

●小沢昭一さんとのおつきあいは半世紀以上になる。
 彼が俳優座養成所を出て、劇団新人会を作った時からだ。
 つまり、半世紀以上ということだ。
 叔父で師匠の小沢不二夫(1912年〜1966年)が脚色を担当したニッポン放送の原作長谷川町子の『サザエさん』のオビ番組(1955年〜1965年)で、せっせと「代作」に励んだ。
 サザエさんは劇団新派の女優だった市川寿美礼。波平役はあの東野英治郎。俳優座をはじめベテラン俳優がワキを固めた。
 昭ちゃんはまだ「新人」で、つねにチョイ役ばかりで――。
 その昭ちゃんに「酒屋のきくやさん」というレギュラー役を作って、感謝された。

●以後、小沢昭一さんの著作本、大量のCDなど(小生の小沢コレクションもあって)専用本棚は花ざかりだ。

●その昭ちゃんの『金金節』(作詞添田亜蝉坊)はケッ作である。
 ♪ 金だ金金 金金金だ。
   金だ金金 この世は金だ。
 皮肉たっぷりの歌詞を、昭ちゃんが絶唱する! 大爆笑だ! CD、きっとオモシロイぞ。

●それにしても――
 地方議員から国会議員まで、そして政務活動費から税金・国費に関わることまで……どいつもこいつも(中にはマジメな人もいるか)意地汚く食い荒らしているね。
 周囲の者には気づかれないと思って、ドブネズミやゴキブリのようにイヤらしくうごめいている。
 どうぞ、神様仏様、意地汚い人間共に天罰を!






みさきけいのポケットブック

 時はゆっくりと流れる
 またかすかにみじろぎをする

 戻れないふるさと
 そして二度とない人生の日々――
 人のこころを思う
 人の哀しみに寄り添う






深実一露 詞句
―― 五七五のめもらんだむ ――

 ◇ また事件 最高学府の 痴漢ども
 ◇ 責任とる? ど頭下げて それだけか
 ◇ 公金(かね)にたかる ゴキブリうじ虫 屁ひり虫
 ◇ TVバラエティ 図にのる奴らの 見本市
 ◇ いじめっこ 地獄に落ちるぞ 覚悟しろ
 ◇ 銃弾丸 つまりは人を殺す武器
 ◇ 半島の 北も南も スキャンダラス
 ◇ 半島の 南にはモノ言う人々がいて







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ケイちゃんの目 ↓

秋よ枯葉よ

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— posted by 本庄慧一郎 at 02:58 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第496回(通算608回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露




シンガー りりィさん逝去

 2016年11月11日。個性的なボーカルでアピールしたりりィさんがガンで亡くなられた。
 小生が本名の望田市郎名でTVCM制作にムキになって取り組んでいたのが1965年頃から15年ほどか。
 自慢げに言うつもりはないが、TVCM関係では、国の内外の賞を150賞(ラジオCM/CMソング作詞・制作/TVCM企画・コピー・制作等)ほどの受賞作品がある。
 1965年頃、トヨタ自動車のCMをあれこれ作った。
 当時、若くてカッコよかった千葉真一さんをキャラクターとした「トヨタカリーナ」という車種では、イメージソングを何曲か制作した。
 そのうちの一曲をりりィさんに唄ってもらった。



04

トヨタカリーナCMソング『気になる男』
(作詞:望田市郎 作曲・編曲:八木正生 歌:鹿内タカシ)



20

トヨタニューカリーナCMソング『いまこのとき』
(作詞:望田市郎 作曲:ボブ佐久間 歌:八代賢典)


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トヨタニューカリーナCMソング『だから私は歌っていたい』
(作詞:望田市郎 作曲:八木正生 歌:りりィ)


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 CMバージョンとりりィさんのライブバージョンではアレンジが異なった。
 実際、新宿のライブハウスでりりィさんの歌を聴いたが、とにかくよかった。ブラボーだった!
 その後、長いことごぶさたしていたが、彼女が女優として活躍しはじめてから、1回デートして親しく話しこんだ――。
 享年64歳だった。まだこれから――という魅力があった。
 作曲の八木正生さんはジャズピアニストで作曲の才能があった。
 彼とは、ずいぶんタックルを組んだ。彼もすでに逝った。
 高倉健さんの主演映画の音楽はほとんど八木正生さんだったと思う。
 皆さん、さっさと逝かれて――でも、こちとらはまだやるぞ……ですけど。
 りりィさんのご冥福を心から祈って――「私は泣いています」。






***




みさきけいのポケットブック

 時はゆっくりとながれる
 またかすかにみじろぎをする
 グレンチェックの毛糸のキャップが似合う娘(こ)の微笑
 歩道に舞うわくちばのさざめき

 時はゆっくりとながれる
 またかすかにみじろぎをする
 ブルーのジャケットの娘の指の真紅のリング
 街のざわめきも遠い昼さがりのティールーム

 時はゆっくりとながれる
 またかすかにみじろぎをする
 白いコートの娘の人待ち顔の愁い顔
 モカの香りとサティの曲がつくるひととき





深実一露 詞句
―― 五七五のめもらんだむ ――


◇ 卑しいなあブラウン管のグルメ顔
◇ 生きぬこう腰と舌にももう一枚(二枚舌!)
◇ 愛猫のネコ草の緑も捨てがたく
◇ 「不退転」エセ政治家のしたり顔
◇ 言い替えも「駆けつけ警護」といい加減
◇ 重要資料「黒塗りノリベン」いい加減
◇ アングリー(怒り)ハングリー(飢餓)ドングリー(阿呆の背くらべ)









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ケイちゃんの目 ↓

もうひとつの・マイファミリー


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— posted by 本庄慧一郎 at 05:11 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第495回(通算607回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露



本庄慧一郎のメモランダム

●それにしても――
 韓国大統領朴槿恵に関するスキャンダルでユーレイ会社として「広告会社」が登場した。
 現在、日本で、過重労働問題で摘発された電通も広告会社最大ということだ。(この会社とは、長いことTVCF制作ビジネスでトコトンつきあった――したがって言いたいことは山ほどあるが)
 そして、もう一つ、慶応義塾大学の現役学生らの女子学生に関わるスキャンダルも「広告学研究会」とやらの文字があった。
 「広告」という現在のビジネスそのものに、手に負えない「勘違い」や「誤謬(ごびゅう/誤り、間違い)」が巣くってるのだ。
 いや、その主要部分にのさばる民放テレビというメディアにもそれがある。
 総じて「マスコミ」に関わる連中には、手に負えない「思い上がり人種」がウヨウヨしている。

●それにしても――
 どのスキャンダルも、ただひたすら愚かで情けないねぇ。
 そして現在、民放テレビ局の「収益」を支えているTVCM群の浅はかでどうしようもない劣化現象。さらにTVの娯楽番組というと、どれもこれもが悪ノリしかないハンパな者たちのカラ騒ぎバカ騒ぎばかりで。
 (元関係者としては)ただウンザリ。そして落胆!
 まったく、自己崩壊とか手に負えない自滅とか……(そう、あのマスゾエ氏、イノセ氏、そしてイシハラ氏とか?)ああ、情けない!デス。



みさきけいのポケットブック

時はゆっくりと流れる
またかすかにみじろぎをする
シワの刻まれた小さく老いた顔をうつむけて
自然池のほとりのベンチでうつらうつらの老婆
水鳥のさざめきと水面のきらめきが眩しくて

時はゆっくりと流れる
またかすかにみじろぎをする
ぬくもりのある日だまりで毛糸編みをしている母親
かたわらの乳母車でやすらかに眠る幼な児の愛らしい顔

時はゆっくりと流れる
またかすかにみじろぎをする
たそがれゆく森の梢に群れる小鳥たち
立ち止まりじっと見つめている若者と吹き過ぎる風の行方




深実一露の五七五

◇陥没は博多・韓国あのアメリカと
◇悪夢かという悲鳴もあっての大統領
◇なぜ?まさか!冗談でしょう!どうしたの!
◇「可能性」の乱用濫用誤用手におえず
◇国会議員のお寒い失言と恥の上塗りと
◇これはまあ大カード違い(お門違い)のトランプで
◇トランプはオールダウトだ即ダウト






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ケイちゃんの目 ↓

冬を迎える「わが池」の水鳥たち


    

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— posted by 本庄慧一郎 at 11:54 am  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第494回(通算606回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露


本庄慧一郎のメモランダム

●それにしても――
 築地市場移転問題。
 そして豊洲に関わる無責任と浅はかな言い逃れの、手に負えない醜態。

●それにしても――
 億兆というカネにたかる醜悪な人間どもの跳梁。ただウンザリするばかりだ。
 金、銀、銅のメダルにも100万円単位の褒賞金があって――?

●それにしても――
 隣国のスキャンダルも手放しで蔑視する資格なんてないね。現在の日本には!

●それにしても――
 「責任者」という者の「責任」って何だ?
 ド頭を下げて、そのポジションから身を引くだけで「責任を取る」ってどういうことだ? 「責任を痛感」? それだけかい!

●追伸
 現在「ゴッホとゴーギャン展」が開催されている。(東京都美術館/上野)  小生が、物書き業の師と仰ぐ劇作家三好十郎氏には「ゴッホ小伝/炎の人」(劇団民藝 主演滝沢修 1951年初演)がある。せめてその戯曲を読んで下さい。





みさきけいのポケットブック

時はゆっくりと流れる
またかすかにみじろぎをする
手になじんだ万年筆の紙をすべる音
したためるのは北国の親しき友への手紙

時はゆっくりと流れる
またかすかにみじろぎをする
部屋の隅の小さなスーツケース
じんわりとぬくもりのある言葉と逢いたい日

時はゆっくりと流れる
またかすかにみじろぎをする
ひえびえとした夜明けの気配を感じながら
雪を迎えた北の町のホテルを想う





深実一露の五七五

欲呆けが 億兆の金語り 秋果てる
グルメとか 卑しい顔ばかり 夕しぐれ
テレビの顔 成り上がり成り下がりの そぞろ寒
記憶にない 晩節穢す 男ありて
振り返りゃ 「爆死か餓死か」もあり 今朝の冬 





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ケイちゃんの目 ↓

飽きのこない秋・わが世の秋

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494-606-2

494-606-3

494-606-4

— posted by 本庄慧一郎 at 11:35 am  


*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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