「社会&芸能・つれづれ愚差」第527回(通算639回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露




エゴイズムといやらしいぜいたくの象徴だね。

●そういえば――
 放送作家業でキリキリ舞いした時代(1960年〜)、数種のラジオ番組を担当していたことがある。 
 その中に「国鉄」(現在のJR)提供のオビ番組があった。
 構成作家には、取材のための「全国フリーパス」がもらえる特典があった。
 しかし、「申請は1週間前に」というルールがあって……結局はスケジュール多忙で、活用できなかった。

●そういえば――
 全国の主要駅の「土地・観光ポイント」を「音楽と散文詩」で構成する品位のある(!)番組だった。
 結局は、現地取材ナシで、「それらしい番組」を仕上げた――。
 その番組のディレクターはSL(蒸気機関車)についての大家で当方SLについて大いにべんきょうした。

●そういえば――
 「国鉄」が「JR」になって――このところ「豪華寝台列車」が話題を賑わした。JR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」。JR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」。そしてJR九州の「ななつ星in九州」。
 料金は(ざっと)1名25万から150万円とか……。



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(朝日新聞2017年6月17日夕刊より)


●そういえば――
 1列車(これもざっと)30名〜30数名ということだが……「走る豪華ホテル」といううたい文句で「ヒノキ風呂」もあるとか。
 へぇ! 列車に乗ってフロに入るのかい? といっぺんにシラけたね。

●そういえば――
 都市の通勤ラッシュ時はあいかわらず殺人的だ――その過密な乗車率ゆえの「痴漢事件」は続発しているし、その一方では地方の赤字路線はどんどん廃止されているゼ。

●そういえば――
 従来の仕事柄、毎日のように銀座・六本木・赤坂・表参道などなどに通った。(いや、まじめにコピーライターになるつもりで、広告代理店勤めもした)
 その満員電車では、イジワルな女性に「チカンされた」こともあるのダ

●それにしても――
 あの「豪華列車」と称するモノ――ずばり「イヤらしいシロモノだ」と断言する。
 乗車希望者が殺到しているというが、「いまの日本」のアブノーマルさが――というより「異状なアンバランス現象」が如実に顕在化されていると思うゼ。

●それにしても――
 新刊紹介の記事(東京新聞2017年6月8日)に記者三品信氏が『鉄道は誰のものか』(著上岡直美 緑風出版)について書いていた。この本のオビの言葉として「人を大切にしない日本の鉄道」をあげ、同様の問題提起をしている。

●それにしても――
 夏休みや冬休みには、学校給食がないから、お腹ペコペコとフラフラ――という子どもたちの現状は放置されたままだ。
 一方で、「食べられる食物」の3分の1は廃棄されていて。
 そして、世界には貧困に苦しむ人々は大勢いる――。

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(東京新聞2017年6月23日朝刊)


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(新聞2017年6月7日夕刊より)


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(朝日新聞2017年 5月30日夕刊より)


●それにしても――
 政治も、社会も……一般の人たちのアンバランスと独りよがり感覚。
 そして醜悪で病的なエゴイズムと商魂――「内実を無視したぜいたく」は、ただ腹立たしく不快だね。

●それにしても――
 永平寺(福井県)の修行僧たちの日常をそのルポ記事で読む。
 「食費は1日200円」という文字に、あらためて己れの日常を省みる。
 「ふやけたぜいたく」に押し流される「いまの日本」の潮流を考える――。

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(東京新聞2017年5月13日朝刊)


P.S.  豊田真由子衆議院議員(自民党)そして稲田朋美防衛大臣(自民党)などなどの、「失言・暴言」問題。
 それは、「ミス」というような問題ではない。
 人間の「性格」が発する「害臭」だ。
 撤回、謝罪、罷免などの「お手軽処理」で済ませるコトじゃない!
 「人間の価値」は「丸ごと」での評価をすべきだ。「表向き」と「見た目」で「判断する」のは現代社会の「手に負えない悪習である」。
 あの「ナチスのヒトラーの亜流人種みたいなヤツがウロウロしてるゾ。どうにも手に負えない「クズ人間」を国政に関わる「代議士」に選んだ選挙民はダレだ?

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(東京新聞2017年6月23日朝刊)


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(東京新聞2017年6月29日朝刊)


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(朝日新聞2017年6月29日朝刊)







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ケイちゃんの目 ↓

Scenes of memories
わが家の小庭に来てくれた鳥たち


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— posted by 本庄慧一郎 at 02:26 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第526回(通算638回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露




嘘とうそとウソ――日本の政界はタヌキ御殿

●そういえば――
 こんな言葉があった。
 「いちばん嫌らしいウソは真実に近い虚言だ」――アンドレ・ジッド(フランスの作家/1869〜1951)

●そういえば――
 アベ首相&夫人がらみの、腐臭フンプンたる「学園がらみ」問題――うんざりするほどに「ウソ――虚言」が跳りょうしている。

●そういえば――
 アベ一党の支持率がガクンと急落しているというが、アベ首相とそのグループが慌てふためいている。
 選挙民の皆さんも人のイイ方が多いようで、あのフンプンたる「ウソの臭気」にやっとお気付きになったようで……。

●そういえば――
 都議選ですね――根腐れ人間の虚言にはたまただまされないように!
 一つの嘘をつく者は、自分がどんな重荷を背負い込むかめったに気づかない。
 「一つの嘘を真実らしく押し通すために新しく20の嘘を考えねばならない。そしてその20の嘘をまことしやかに押し通すために、さらに新しい20の嘘を……」
――ジョナサン・スウィフト(アイルランドの作家/1667〜1745)

●そういえば――
 嘘つき地獄に行ってから、エンマ様に舌を抜かれるといわれているけど……ホントにそうなるといいなぁ! ハハハ。

●そういえば――
 ウソをつく奴の顔を見ていると、(といいつつもテレビ中継などでは)たいてい「目が泳いでいる」……(テレビなのに)異臭フンプンで、人をだますといわれる狐や狸と似たケモノの臭気を感じるぜ。
 「あの人も家に帰れば、家族もいるだろうし、親戚もいるだろうし……嘘の皮がはがれた時、恥ずかしさに居たたまれないだろうに……」なんて考えるけど、とことんのハレンチ野郎には、もともと「恥を知る」というまともな思考力や感覚はゼロか。だろうなぁ。


●それにしても――
 始末におえないというか、手におえないというか、コンマ以下の人間の言動にうんざりするね。
 問題なのは、こういう者たちを選んだ連中がいるということだゼ!


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(東京新聞2017年6月23日朝刊より)


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(朝日新聞2017年6月23日朝刊より)










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ケイちゃんの目 ↓

Scenes of memories
あでやかな季節の蝶々あれこれ



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— posted by 本庄慧一郎 at 01:55 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第525回(通算637回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露




梅雨どき・メモランダム

●そういえば――
 記事が出てから時間が経ってしまったが、朝日新聞2017年5月30日付の「私だけが悪いのか/舛添要一」の記事。
 彼の肩書は「国際政治学者・前東京都知事」となるらしいが、このインタビュー記事を読むと――まるで自己改革ゼロ!だねぇ。こんな男の勝手な弁明や主張に全6段というスペースを与える新聞社の「意図」を疑う。
 もっともアベ首相に「読売新聞を熟読して下さい」と国会で言わしめた「新聞」の件もあったしなぁ。


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(朝日新聞2017年5月30日朝刊より)

 明確に記憶している――金魚の餌や衣服のクリーニング代まで「公費」で落としていたこと。
 かなりセコイことをぬけぬけとやっていたことを――そのハレンチさは消えたのか。



●そういえば――
 森友学園に続いて加計学園と、うさん臭いアベ首相がらみの問題が続いている。「悪臭は根源を絶たないと駄目!」はジョーシキだろ。

●そういえば――
 こちとら、生まれも育ちも「庶民大衆――下々(しもじも)の民」。
 だから殊更に(だからこそ)「下司下品という臭気」を嫌う。
 といって皇居内にお住まいの方々やその縁続きの皆さんのように、ほんものの(!)品位や品格がたやすく身につけられるわけではない。
 だからこそ、これ以上下司下品にならないように専心努力する!
 でもねぇ、いまの世の中「エセの上品」ばかりが目ににつく。
 化け方のヘタクソな狸や狐みたいな人間が多くて、気取った顔や姿の尻から見るからに卑しげなシッポがしっかり生えているぞ。

●そういえば――
 「テレビメディアのパラサイト」ふうにしがみついてきて「思いもかけない金」をふところにした者がデカイ面してのさばっているなぁ。
 たとえば、ひと昔前の「名人」と言われた落語家――古今亭志ん生師匠や三遊亭圓生師匠などは「赤貧」に甘んじながらも押しも押されもない芸風を確立した。
 近頃は、寄席番組の司会をやっている春風亭昇太クンなどは「豪邸」と称する自宅をテレビ公開したりしているし、笑福亭鶴瓶サンとかヒロミさんとかいうタレントは、お互いに「ハワイの別荘」を得意げに語り合っていた。どれもこれも「テレビあってのこと。テレビのおかげ」だろ。

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●そういえば――
 そのテレビから「2時間ドラマが消えた――テレビの致命傷になる!」という記事があった。
 いまや、どのテレビ局もチエも工夫も努力も不要な、内容の雑なバラエティとか10年1日(いちじつ)のクイズ番組とか、いいかげんな旅――というよりお気軽でラフな作りのサンポ番組でお茶を濁しているね。

●そういえば――
 これらの旅、サンポ番組にはかならず「モノを食うシーン」が登場する。
 のべつ旅をしていたという永六輔さんにはその仕事としての「旅」では、決して「モノを食う場面」の撮影録画を拒否したという。
 グルメ気取りのタレント(その他モロモロの出演者)が(ノドチンコが見えるほどに)に大口をあけてバクバクやっているシーンは、ただ醜悪デス。
 テレビの視聴率は「1%=100万人/10%=1千万人」といわれている。
 ある男が言っていた――「テレビカメラの前で羞恥心のカケラもなく大口をあけてモノを食う様は、人気ラーメン店に行列する人々の前で立ち小便するのと同じように恥ずかしいことだ」とね。

●そういえば――

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(朝日新聞2017年4月30日朝刊広告欄より)

 土井善晴氏の提案――いいねぇ!

 「マグロの解体ショー」にたかる連中もオレはいやだね。
 そのうち、牛や馬やブタの「解体ショー」にヨダレ流して集まるんだろうなぁ。
 「下々の者」としてはこれ以上、下司下品になりたくない。でアリマス!

●それにしても――
 菅官房長官、金田法務相、義家文科副大臣……加計学園問題等の質疑応答の場に立つ者たちのカオが……つまり、「人間、カオがすべてではないが……でも、やっぱりカオを見ると……」いろいろ考えさせられるゼ。
 アベ内閣の関係閣僚たちの、あのカオを見ると……どれもこれもなんとなくクビをひねるぜ!

 その顔に、その人間の「心根の質」がにじみ出ているんだ、やっぱり!
 ね、アベさんのカオも……変わったねぇ、また!



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ケイちゃんの目 ↓

Scenes of memories
夏を迎える深川の川と海

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— posted by 本庄慧一郎 at 11:41 am  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第524回(通算636回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露




「脚本家ニュース」の「テレビが消えた日」


●そういえば――
 日本脚本家連盟という団体の会員である。同時に放送作家協同組合の創立時(昭和34年/1959)からの会員である。
 放送局といえばNHKのみの時代から、民間放送がスタートした時代から関わってきた者――ということになる。

●そういえば――
 機関誌「脚本家ニュース」の記事(2017年6月1日発行)の冒頭にこんな一文があった

 近年、テレビが消えている――。
 家電量販店の新生活準備キャンペーンを見ていると、家電セットの中にテレビがあにのだ。テレビといえば、かつては『三種の神器』と喧伝された電化製品の主力である。事実、残りの二つ――洗濯機と冷蔵庫は、今でもキャンペーンのセットに含まれている。テレビだけが消えてしまっているのだ。(後略)
(筆者 鈴木雅詞氏)

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●この4月に、新生活をスタートさせる若者たち対象の家電量販店の新生活キャンペーンの家電セットのリストから「テレビ」が消えているという、つまり現在の若者にとってテレビは生活必需品ではないということだ。スマートフォンが代わって必需品になったのだ。
 洗濯機や冷蔵庫は相変わらず必需品なのだが――。

●そういえば――
 一方で、ドラマが「視聴率ベスト20」にランクされることも珍しくなった。
 とりわけ、手間のかかる時代物はカゲをひそめた。現代物のドラマもヒット劇画・マンガを原作としたものの他は、腰を据えたドラマも見当たらない。

●そういえば――
 お手軽な「旅番組」……というより「イージーな散歩番組」が目に立つ。それも、いずれも「行き当たりばったり」の雑な作り方で、やたらガイド役の者が行く先々で不作法に卑しく、大口をあけてモノを食う――めぐり歩くその土地の街の、自然の、住人たちの暮らしの中にはいくらも「新発見」の意義や感動や、視聴者にとっての「なるほど!」があるはずなのに、まったくもって、イージーなのだ!

●そういえば――
 「娯楽の王者」と称された映画をテレビというモノが揺さぶった時代もあった。そしていま、スマホなるモノがそのテレビを揺さぶる――。
 「満2歳児がスマホで遊ぶ」というドキュメントを見た。スマホを指で操作する2歳児の映像には――考えさせられたねぇ!
 内閣府による『低年齢層の子供のインターネット利用環境実態調査』によると、インターネットの利用率は、0歳で3.1%、1歳で9.1%、2歳で28.2%、3歳で35.8%。9歳になると65.8%となり、半数以上が利用しているというデータがある。コワイねぇ。

●そういえば――
 前回(第521回/通算633回 Link )の当ブログでも書いたが、俳優として好感をもっていた香川照之さんや笹野高史さんのキンチョーのCM出演も首をひねったが、さらに、ドリームジャンボ宝くじの役所広司さんや、明治プロピオヨーグルトLG2の市村正親さんのCMもまた……ただ情けない!としか言えないゼ!

●それにしても――
 経済的には「成り上がった」けれど、結局はおのれの生き方では「成り下がった」というヒト……多いなぁ。
 「テレビメディア・パラサイト」というコトバと無縁でいたいと思わないのねぇ?


資料本棚からテレビ関連本の一部


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ケイちゃんの目 ↓

Scenes of memories
桜桃忌(太宰治の命日6月19日)



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太宰治が「入水」した玉川上水





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— posted by 本庄慧一郎 at 12:09 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第523回(通算635回)


あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆トリオ 本庄慧一郎/みさき けい/深実一露




タイガー・ウッズという男の顔。


●それにしても――
 人間の顔は年齢を重ねると、当然変わる。
 タイガー・ウッズとやらが「アルコールまたは薬物を服用した状態で運転した疑い」で逮捕、釈放されたという新聞記事で、彼の顔写真を見た。
 「へぇ!」という大変化だった。
 トシとれば誰しも変わる――けど、その変わりようには「質の差」がある。



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(東京新聞2017年5月30日朝刊より)



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(朝日新聞2017年5月30日朝刊より)




●それにしも――
 人間としての質――「顔は動く履歴書」であり、「移動する人相書」だ。
 こちとらなにしろマスコミ芸能界で暮らしてきた者だから、「人の顔」にはウンザリするほどつきあってきた。
 カラ威張りの顔や中味はウソッパチばかりの顔や、丸ごと無責任のワラ人間にくっつけた顔などなど……さまざまな珍種がいたねぇ。

●これってやっぱり――
 「成り上がり者の成り下がり現象」といえるね。ああ、情けない!

●そういえば――
 「40歳すぎたら自分の顔に責任をもて」と言ったのはリンカーンだった。
 けれども、「自分の顔に責任をもつ」とは、どういう風にやればいいのかなぁ。

●そういえば――
 俳優とか役者という連中ともずいぶんつきあったけど……みんなOFFになったねぇ。
 「歌」としての出来はともかくとして、啄木のもので――
 「いつとなく我に歩み寄り手を握り、またいつとなく去りゆく人々」
 というのがあって、ずっと記憶にのこっているなぁ。

●そういえば――
 テレビや新聞で、殺人犯や強盗犯、大詐欺師グループの男たちや……各人、いかにもそれらしい(!)カオしてるねぇ。

●そういえば――
 心の根っこが腐敗しているような政治家の顔には、やっぱり一種独特の「臭気」がまつわりついているねぇ。

●そういえば――
 のっぺり、のほほんとしたカオだったアベ首相のカオが、このところ、妙にコテコテとデコボコしてきて、色が黒っぽくなっているなぁ。
 おからだダイジョーブですか?



***




広告代理店(3年ほど在籍)のクリエイティブ・プロデューサーをしていた頃
某イラストレーターが描いたワタシ。1965年頃


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小学校4年生の純真ムクのイチロー少年。
映画監督だった叔父が撮ってくれた「しあわせそうな市郎クン」


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書斎での本庄慧一郎。この顔に責任もてるか?


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ケイちゃんの目 ↓

Scenes of memories
30年ほど前の露店



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— posted by 本庄慧一郎 at 01:47 pm  


*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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