あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVC
Mプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露
イラストレーター和田 誠さんのこと。
(朝日新聞2019年10月12日朝刊より)
(朝日新聞2019年10月17日朝刊より)
和田誠さんが亡くなった。
あの方は実に多彩な、文字通りの「タレント」だった。
1965年頃から、ぼくはCM制作業界どっぷりで働いていた。
PR映画もSONY、HONDA……商社など大量の制作した。
たしか「カネボウ化粧品」のPR映画の構成脚本で、それまで作詞であれこれコラボしたジャズピアニスト・作曲家の八木正生さんに、フォトグラファーの立木善浩さん、そして和田誠さんの仲良しトリオに出演願った。
テーマは「いい女」で、フリーに語ってもらった。盛り上がった。
たしか、青山劇場(こどもの城)の近くにあったお宅にも何度かおじゃまして――あれこれお話した。
大好きなあの「デューク・エイセス結成50周年記念コンサート」(2005年)の劇場でお目にかかってお話をしたのが懐かしい。
pedantry――この言葉は「物識り顔で得意になっている」という意味合いをもっている。文化、芸能の業界では良く出会う人種だ。
それにつけても 和田さんはマスコミ業界には珍しく物腰やわらかく、品性のある「多能多才」の粋人だったなぁ。
同時代に同じ職業フィールドにいた人が少なくなって……サミシイなぁ!
アチラにいったら、また仲良くしてください!
あらためて、和田誠さんのご冥福をお祈りいたします。
本庄慧一郎(望田市郎/本庄一郎)
作品コレクションシリーズ
記録のためのメモランダム/その8
1981年作品
アルバム「家族ロビンソン漂流記 ふしぎの島のフローネ 音楽編」収録曲
『こっちへおいでフローネ』
作詞:望田市郎 作曲・編曲:坂田晃一 歌:石川まなみ
『こっちへおいでフローネ』
かわいい帽子にお花をつんだら
こっちへおいでフローネ
風がかけぬける丘の上
蝶のようにおどってごらん
フローネのまわりには
ルラルーララ
まぶしい光りがゆれている
エプロンのポッケに貝がらいれたら
こっちへおいでフローネ
海はさかなのゆりかごだ
波のようにうたってごらん
フローネのまわりには
ルラルーララ
まぶしい光りがゆれている
いつもの小鳥とお話をしたら
こっちへおいでフローネ
空は青くすんでいる
花のように笑ってごらん
フローネのまわりには
ルラルーララ
まぶしい光りがゆれている
アルバム「家族ロビンソン漂流記 ふしぎの島のフローネ 音楽編」収録曲
『風と唄おう』
作詞:望田市郎 作曲・編曲:坂田晃一 歌:古谷 徹
『風と唄おう』
あたらしい太陽の
きげんのいい誕生日
いのち熱く 風と唄おう
ララララララ 風と唄おう
おおらかな時にいだかれて
生きているものたちよ
きょうも夜明けは
ああ まぶしすぎるよ
ふりあおぎふりかえり
いつも希望をもとめゆく
いのち熱く 風と唄おう
すぎてゆく時のやすらぎに
生きているものたちよ
きょうも海原は
ああ やさしすぎるよ
手をのべてたすけあい
そしてこころを結びあう
いのち熱く 風と唄おう
ララララララ 風と唄おう
あらたなる時のときめきに
生きているものたちよ
きょうも大地は
ああ みどり萌えたつ
イラスト:やっぱっぱだいすけ
ニコヤンの目↓
Scenes of memories
あの日の深川不動。
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