現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
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帰る「故郷」がない。
東京生まれ東京育ちのボクは、「盆暮れの休みや夏休み」に「故郷」に帰ってのんんびりする――というチャンスはない。
しかし、コピーライター、TVCM制作時代に仕事として出かけた地方で、とてもこまやかに優しくもてなしを受けて「久しぶりの故郷」のようないい気分を味わったことが多かった。
たとえば、山形県の酒田とか……。
山形県最上郡真室川町の小又小学校の校歌の作詞をした折りには、当時(昭和53年頃)の市長さんに「気に入った山があったらプレゼントしますよ」なんて言われたこともある。寒河江市の「さくらんぼの歌」の仕事(一般公募の入選作が「歌詞」の形式になっておらず、作曲の平尾昌晃氏の求めに応じて大改作した)の折りには、ぼく個人の記念樹をプレゼントしてもらったり……。
ついでに山形放送のラジオ番組によばれてインタビューをうけ、そのアナウンサーに「東京に出ておいでよ」と誘いかけて、後にその人がTBSラジオのワイドで活躍した荒川強啓氏だったりした。
さらに「清酒初孫」のイメージソングを依頼されて、作詞と音楽制作もありで。(「初孫」イメージソング「いい一日をよぶ」の歌詞はコチラ をご覧ください。)
その際、地元の美人芸妓さんが歌う「最上川舟唄」に魅入られて、以来、あの難しい歌のハヤシ言葉くらいはなんとか口ずさめるようになった――。
その最上川の船にも乗せてもらった――それだけに、今回の豪雨での最上川の氾濫、決壊には心を痛めた。
一時、文庫書き下ろし時代小説でも「江戸時代の酒田」を書いたりした――。
それにつけても あの山形酒田の……いい思いでは消えないなあ。
せめて、「最上川舟唄」の前唄(はやし言葉)でも歌うか。
♪ヨーエ サノ マッガショ
エンヤ コラマーガセ
エエヤ エーエヤ エーエ
エーエヤ エード
ヨーエ サノ マッガショ
エンヤコラマーガセ〜
本庄慧一郎(望田市郎/本庄一郎)
作品コレクションシリーズ
日産サニーイメージソング
作詞:望田市郎 作曲:馬飼野康二 歌:松崎しげる
「日産サニー」の歌
きっと誰かが今日もサニー
心、ときにはなりゆきまかせ
好きな歌んど口ずさもうか
あいつにも教えてやりたい
忘れてた時のやさしさを
きっと誰かが今日もサニー
あいつにも教えてやりたい
忘れてた時のやさしさを
きっと誰かが今日もサニー
あの日の浅草寸景
各書店の余美太伊堂文庫のページへとびます。

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