現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
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いくつもの名前。
●戸籍上の本名以外の名前。
私、望田市郎は、この本名以外のいくつかの名前を名乗って生活してきた――。
というと、これは詐欺師などの犯罪者と同様になる。
たとえば、本庄一郎/本庄慧一郎/深実一露……などなど名乗ってきた。しかし、それは悪事を完遂するための偽名ではなかった。
●放送作家から広告、ラジオ、テレビCМの仕事にスイッチして、コピーライターとして働くことになり、たとえば自動車や食品類などの商品を依頼されるようになり、いわゆる競合メーカーの商品を扱うケースが増大したからだ。ということは、担当する広告代理店などは「承知の上」の作業だった。
つまり、クライアントの業界や商品のマーケティング等の状況を充分に認識している――という前提条件をクリアしているという人物と見なされているということだ。
トヨタ、ニッサン、ホンダなどをはじめ、「競合他社」は広告代理店も当然のように扱う。いわば「公然のヒミツ」だった。
●そういえば、放送作家・コピーライターから転進して時代小説をウンザリするほど書いていたが、最近になって、あの「天才画家――浮世絵師 葛飾北斎」の若い時、つまり10代の頃を小説としてまとめようと意欲している。
彼は、若い時代はいくつもの画号を使い思いつくままに乱作をして、その「名」を頼まれるままに多くの者に売りさばいたとか……。
ザンネンながら、北斎のようなコトはとうていムリだが「悪事」とは、関わりなく創作のフィールドで「ユニセックス」の気分だけでも楽しみたい――という昨今でアル。
コレクションシリーズ32はコチラ をご覧ください。
忘れ得ぬ「新宿」の記憶
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