「社会&芸能・つれづれ愚差」第437回(通算549回)


イメージしりとり遊び

●そういえば――
 本庄慧一郎考案「イメージしりとり」という遊びがある。
 幼い子らのやる「しりとり」は、単語の終わりの「音」に共通する言葉でつないでゆくゲームだ。

●そういえば――
 曲がりなりにも「創作」という仕事にこだわり続けて半世紀も生活してきた。いや、現在も続行している生業(なりわい)である。

●そういえば――
 業種的に説明すれば、放送(ラジオ・テレビ)の構成脚本、広告(ラジオ・テレビ)のCMの企画・コピー・制作。そして、時代小説(文庫書き下ろしなど)の執筆。その他、評論集などあれこれ。そして、舞台脚本の執筆。

●そういえば――
 とにもかくにも、「盗作では」「マネしたのでは」などということを言われたコトなどなかった。(アタリマエだね)

●そういえば――
 コピーライター時代、若いコピーライター志望者たちの研修の講師などを依頼されて、あれこれエラソーなことも喋ったね。
 でも、その中で「イメージしりとり」というい本庄独自の「想像力のトレーニング法」をよく活用した。

●そういえば――
 「しりとり」と言っても、具体的な言葉を並べる必要はなく、自由なイマジネーション(想像力)で勝手につなげればいいワケ。

●そういえば――
 実際に若い人(コピーライター志望者など)や、川柳や俳句の集まりでソレをやってみると「自由な勝手な発想で」というのが皆さん苦手らしく、ヒヤ汗をかいて、ウンウン唸ったりしてたなぁ。

●そういえば――
 今回、ソレを思い出してね。久々に(ヒマつぶしに)独りでやってみたのデス。


●安保法案の強行採決→猪突猛進→強引頑迷→ヤクザたちの抗争→歪んだ精神の隔世(かくせい)遺伝→オレオレ詐欺→裏工作と陰謀→上納金と分裂→解体と壊滅→「東京が壊滅する日/フクシマと東京/タイムリミットはあと1年」広瀬隆著→荒川が決壊したら→駅地下のラーメン屋→行列しているヒマ人たち→マトモなデモの人々→戦争と殺りく→スマホもゲームも一切消える日→さらばタマゴかけご飯→難民40万人→幼い女の子のつぶらな目→テレビ画面の惨状→チリの大地震→日本国の沿岸に津波→「ソレはソレ、こっちはこっち」のバカTVCF群→バカ騒ぎとワルふざけの番組→成り上がりと成り下がりの下司下品→「それでもモノ言わぬ大衆がいるゾ!」→(キリがないので今回はこれでオシシマイ)――ですけど。


●読み返してみると、最近の本庄慧一郎のデコボコした心情がハッキリ出ているなぁ。





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ケイちゃんの目 ↓

秋の寸景

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**いつかは、蝶になれる?**

— posted by 本庄慧一郎 at 02:12 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第436回(通算548回)


金にこだわる者は、死ぬ前に腐りはじめる。

●そういえば――
 「週1の更新」を原則ルールとする当ブログ「社会芸能つれづれ愚差」も550回が目前である。
 1年52週としてざっと10年。家族スタッフのフォローがあってのロングランである。毎回アクセスして下さるお仲間、友人諸氏に心からお礼を申しあげます。

●そういえば――
 「毎回更新」という条件をやはり自分に課して、個人的条件はさておいて、必ず起稿する……なんてエラそうに申しあげるつもりはない。
 とにかく「書き記しておきたいこと」が次々と出てくるのデス。

●そういえば――
 かつて、深く関わったテレビメディアのこと、そして芸能やTVCFのことなど、書きたいコトはいろいろあるけど……このところやはり、五輪競技場の件やとりわけ「エンブレムデザイン」問題など、ハラの立つことが続発して思うにまかせない。

●そういえば――
 このところさらに、本庄慧一郎造語の「金満根ぐされ族」現象に苛立っている。
 国の借金がとんでもない額になっているにもかかわらず、新年度予算がさらに水ぶくれ状態――とりわけ「防衛費」の内容と質が常識を逸脱している。

●そういえば――
 「政党交付金」や国会議員の歳費の問題。さらに都議会をはじめ、地方議員たちの「政務活動費」とやらの内容や質の疑点……など、どっちをむいても「カネにまつわるうさん臭さ」がしつこくつきまとう。

●そういえば――
 世界経済の連動乱調や、異常気象の加速の危機感。さらに血なまぐさい戦乱を要因とする「難民大移動」の問題などなど――。

●そういえば――
 性懲りもなく、原発再稼働を推進するヤカラたちの動向と、ようやく「故郷回帰」を許されたものの「元の生活」にはとうてい戻れないフクシマの人々の「苦しみや哀しみ」は無視されたままだ。

●そういえば――
 国家予算をエテガッテに食い荒らす「金満根ぐされ族」の跳梁が許せない!

●表題の「金にこだわる者は、死ぬ前から腐りはじめる」の文言は、ジャン・ルイ・コメルソン/フランスのジャーナリスト・作家のことばだ。
 このフレーズの後に「つまり、良心の腐敗がはじまるのだ」と続く。

●そういえば――
 エラソーなことベラベラ口にしているヤツに「良心の腐臭」を感じることありませんか?

●こんなことばもあった――
 「株式で大損するのは、戦争で殺されるのに似ている。相手が見えないから」
                            ――アルフッド・カピス(「世界毒舌大辞典」大修館書店刊より)





●今回の更新原稿を書いたあと、「関東北東部豪雨」のテレビ映像を見た。
 生活道路がまるで川のように見える、濁流そのものに見える映像を。
 そして、道路と用水路の流れを分けるガードレールがたちまち水没してゆく、増水してゆく状況を見た。

●やがて、鬼怒川の(常総市)堤防決壊の惨状を――。
 それは、あの「福島3・11」の悪夢のような惨状そのものだった。

●蛇行する川筋の曲折部が激流で決壊したという。逆巻く濁流に家が押し流されてゆく情景はただ恐ろしい。
 辛うじて踏みとどまっている家の屋根やベランダで、そして電柱にしがみついて救いを求める人々の姿に身がちぢむ。

●かく申す本庄慧一郎には、「あの戦争」における敵機来襲と爆撃攻撃とに逃げ惑った経験がある。その恐怖感がまざまざとよみがえる。それは「福島3・11」の惨状シーンに向き合った時と同様のものだ。

●現在――
 「政治の濁流」が「平和の堤防」を決壊させようとしている――そんな連想が胸を息苦しくさせる!
 さらに、「シリア難民」のことを思い、息苦しさが増す。

●もうひとつ――  「鬼怒川」とは、「おにがいかる――鬼が怒る」と書く。
 私たち人間は、自然を狂わせる怒らせるようなことをしてきた――という思いがある。



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ケイちゃんの目 ↓

台風後の一期一会

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— posted by 本庄慧一郎 at 12:22 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第435回(通算547回)


「誰も責任を取らない日本」――作家半藤一利

●たとえばのハナシ――
 古い新聞でも週刊誌でも、資料として意味のあるものはキープしておく。
 「週刊ポスト」8.21/28号の「終戦20周年特別読物」の表題が「誰も責任を取らない日本/作家半藤一利」である。
 目下、上映中の映画『日本のいちばん長い日』の原作者だ。

●たとえばのハナシ――
 その見出しの文章が「この国はかつて、終戦という大きな決断を昭和天皇にゆだねた。ほかの誰もが責任を回避するために……」とある。
 さらに「ミッドウェー開戦」から「国立競技場」「安保法案」まで、この国の本質はまったく変わっていない、というダメ押しの言葉が続く。
 さらに、あの忌まわしい戦争に関わった者として、東条英機、山本五十六、南雲忠一、山下泰文の顔写真があり、現在の五輪問題の関係者の顔写真として、アベ首相、森喜朗、下村博文、安藤忠雄氏らが並ぶ。

●たとえばのハナシ――
 この週刊誌はすでに約1ヶ月前に出たのだが、五輪関連の無責任問題は「エンブレム問題」でさらに「無責任問題」は拡大した。

●たとえばのハナシ――
 前回、本庄慧一郎も、かつて「メシを食っていた業界の」ということでグラフィックデザイン界のことにもふれたが、もともと(あえて言わせてもらえば)ウサン臭いヤツがずいぶんウロウロしていた――。

●たとえばのハナシ――
 広告ギョーカイでは、「広告制作者」のことを「クリエーター」と称するが、以前、広告業界に関係のないアメリカ人が「え? 広告制作の者がキリストさんと同じに呼ばれるのか?」を目を白黒させていた。

●たとえばのハナシ――
 今回の佐野研二郎氏とやらの「盗作」及び「盗作疑惑」等の問題では、ご本人の対応も、デザインの専門家として名を連ねた者たちの言動も、他の役人たち同様にひたすらウサン臭い……ね。
 それは、(前回も書いたが)やはり「責任回避」のためと勘ぐるぜ。

●たとえばのハナシ――
 渦中の佐野氏は「(自分の)スタッフたちや家族に対しても中傷や誹謗のアラシがあるので――(というようなイミの)」理由で「身を引く」という。
 実際に「盗用盗作」がないと断言するなら、やっぱり、断固その中傷誹謗と戦うべきでは?

●たとえばのハナシ――
 現在のテレビを中心とするマスコミメディアには「????」といった質や中味の人間がエラソーに跳りょうしている。

●たとえばのハナシ――
 政治の中枢に右往左往する連中にも、ヒドイのがいる、いる、いる!
 つまり「金満クサレ族」(本庄慧一郎の造語)は、今回あらためて「金満根ぐされ人」と改めますけどね。

●たとえばのハナシ――
 「責任者」といっても、日本国の命運に重大な影響ももたらす者から、職場の「防火防犯責任者」、あるいは「安全管理責任者」などさまざまだが、いずれの場合も、(原発事故同様に)、実際に異常事態が生じたら「責任」なんて取りようがないのだ!
 つまり、半藤一利氏が言うように、どいつもこいつも、みんな逃げるのだよ!

●たとえばのハナシ――
 一国の首相から、工事現場や工場の「責任者」たる者は、「責任を全うする」ためには、「手のつけられないような悲劇」を未然に防御するために、全力を挙げるより道はない。コトが起こってしまったら、どうしようもない。

●ムセキニン野郎は(前回も書いたように)植木等の主演映画だけにしろ!

●たとえばのハナシ――
 国の2016年度予算額は「102兆4000億円」。
 それで「一般会計も青天井」(東京新聞2015年9月1日付)、しかも「武器ローン4兆8815億円」だと。
 さらに「国民にツケ/悲痛拡大路線」という。





●とにかく、「金満根ぐされ族」に引き摺り回される現在の政治動向は、五輪騒動どころじゃねぇんだよ、ねぇ!
 それでなくても、2015年3月時点の日本は、1053兆3572億円の大借金大国だぜ!
 公費(国民の税金)を濫費する「金満根ぐされ人間」は許せない!




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ケイちゃんの目 ↓

初秋の彩り

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— posted by 本庄慧一郎 at 11:36 am  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第434回(通算546回)


剽窃(ひょうせつ)――パクるということ

●かえりみれば――
 曲がりなりにも、一貫して「表現する仕事」をやってきた。
 すべてが、万人にたやすく理解してもらい、納得共感してもらい、以後ずっと好意をもってもらう――という大原則としたビジネスだった。

●かえりみれば――
 民放ラジオの仕事では、例外なく番組パーソナリティのキャラクターを100%活かした台本づくりと構成(月曜〜土曜のオビ番組から週1の2時間〜のワイド番組など)などで400字詰め原稿用紙を大量に消費した。

●かえりみれば――
 その後、テレビ番組では、ドラマ・バラエティなどの仕事もあれこれやった。
 どれもこれも「企画力」と「平易でしかもユニークな日本語表現」が原則だった。

●かえりみれば――
 そして、コピーライターを目標として、広告代理店第一企画(後に、旭通信と合併してアサツーディケイとなる)に入社。すぐに「望田ルーム」を任された。(スタッフ約20名ほど)映像関係(TVCF・PR映画等)と、平面グラフィク関係(新聞・雑誌の企業・商品広告・ポスター&パンフレット類)の制作と予算管理、さらに表現技術の質の向上――という重責を担った。

●かえりみれば――
 グラフィックのリーダーには、優秀なK・S氏というADがいた。TVCFなどの映像創りにはU・K氏。ゼネラルプロデューサー望田市郎としては、全体の制作責任者として勤めながら、現実の具体的作業としてはもっぱら「映像づくり」の企画・アイディア・コピー……シナリオ作りに専心した。

●かえりみれば――
 優秀なアートディレクター氏をマネージメントするという責任を負っていたのだ。もちろん、制作された「作品」をクライアントに納品する――という責任を負っていたワケ。当然、グラフィックアートの美意識を磨き、プロとしてのセンスと知識の醸成に努めた。





●今回あらためて――
 2020年東京五輪のエンブレム問題等では、「どうでもいいだろう、もう」という気持ちと、ノドに小魚の骨が刺さってしまったような不快感にとらわれた。

●今回あらためて――
 佐野研二郎氏とやらとは、もちろん面識はないが「フーン。コレって……?」とクビをかしげてきた。あらためて「創作」の「独創性」について考えた。
 その後、佐野氏が携わったサントリーのプレミアム商品のデザインで「パクリ」という結論が出た。
 五輪のエンブレムは?

●今回あらためて――
 朝日新聞(8月26日付)では、グラフィックデザイナーの大御所永井一正審査委員代表へのインタビュー記事が掲載されたが、正直申し上げて、その内容主旨はすんなり納得しかねた。
 考えてみれば、アートディレクターとして応募作品の審査に関わったのだから――立場があるしねぇ。

●今回あらためて――
 佐野研二郎氏がアートディレクション(デザインも)の作品について、「似ていない」と言うだけじゃ、小生などは全く納得ができない!

●今回あらためて――
 現在も、小生の周辺には有能な絵描きさん(イラストレーターも)は何人もいる。
 具象的な手法のタブローならいざ知らず、グラフィックでのシンボル化、象徴化デザインの場合は、ことさらに「類似化」には神経を尖らせて然るべきだろう。
 それがプロたる者の欠くことの出来ない「鉄則」だと思う。
 文章での「パクリ疑惑」などでも「知りませんでした」という言い訳は意味がない。

●今回あらためて――
 でも、あの天才ゲーテの言葉にこんなのがあった。
 「太陽の下(もと)に新しきものなし」
 だからこそ、その理由はどうあれ「ミエミエのパクリ」と言われるようなコトは、プロとして恥ずかしいだろ!





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ケイちゃんの目 ↓

「小さい命」も「ひとつの命」


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— posted by 本庄慧一郎 at 03:03 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第433回(通算545回)


夏休みの宿題の小学生の作文じゃあるまいし……

●「終戦70周年」に関わるアベ首相のメッセージだが。
 つまり――
 「人間としての性根」にズレやゆがみのある者の場合、いくらキレイごとの文言を連ねても、多くの人々に「なるほど!」と言わせるメッセージにはなり得ない。その本質を曝したというのが結論。

●巧言令色(こうげんれいしょく)という中国の四文字熟語がある。
 「巧言令色鮮し仁(すくなしじん)」という。
 皆さまご存じだとは思いますが、『人の顔色を見て巧みに言いつくろい、ひたすらうわべの機嫌をとりむずぼうとする者は、誠意や真ごころがない。「巧言」とは口先がうまいこと。「令色」はやたら媚びへつらうこと。』という意味。

●現実に強引に推し進めていることと、その場かぎりの「作りごとメッセージ」ですり抜けるのは「オレオレ詐欺」と同じだろうが!

●男性にとっても女性にとっても、若者にとっても高齢者にとってもいまこの時――重大なターニングポイントにさしかかっていることを再確認すべき重大な時です!




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ケイちゃんの目 ↓

猛暑の豪華ゲスト

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— posted by 本庄慧一郎 at 01:54 pm  


*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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