「社会&芸能・つれづれ愚差」第229回(通算341回)

中学生の新しい友人のこと

 記録映画「ムーランルージュの青春」(監督田中重幸)にかかわる取材をきっかけに、海城学園の中学生諸君と出会った。
 彼らは「古典芸能部」のメンバーで、伝統の歌舞伎や狂言、そしてとりわけ落語などに強い関心をもっている――といったウレシイ若者たちである。
 リーダーである顧問の川崎先生も確かまだ40歳とお若い。
 「創立八十周年」と銘打った「ムーランルージュの青春」をきっかけにさらにムーランルージュの「実像・実際」と関係者をたどって取材を重ねるメンバー諸君と、それをフォローする先生のチームワークも……快い。
 だいたい、「近頃の若いモンは……」とつい口走る(そのワリには若いモンに好意や関心は大いいあるのダ!)のだが、その理由は、現在、目に見えるモノにしか興味関心をもたないとか、ゲームなどの単純なアソビにしか集中できないとかの、ウスッペラさが気に入らなかった。
 その点、彼らはなにしろ「古典芸能部」を名乗るユニークな中学生なのだから、なにしろ基本的に異なる。
 たとえば――メンバー諸君の中には、落語を演ずる場合の「高座名――芸名」をもっている者がいる。
 その一例で「家家家家家家家」と名乗る者がいる。
 つい「ハテ?何だこりゃ」とクビをヒネった。「どう読むの?」と聞いた。
 答えは「カカカやケケケ」だという。笑ったねぇ!



 このことを、ずっと親しくさせて頂いている桂小金治師匠に手紙でお知らせした。
 さっそく電話を下さった。本年、八十五歳になられた師匠の声は大きく、口跡は明快である。
 「へぇ! そういう中学生がいるの? うれしいねぇ。会いたいねぇ!」



 秋以後、ぜひ、小金治師匠と海城学園中学生の古典芸能部メンバーとの出会いのチャンスをと思っているけど、川崎先生いかがですか?
 昨日、詳細 Link をお知らせした9月18日(日)/新宿歴史博物館における「ムーランルージュ新宿座シンポジウム」でこの中学生諸君が研究発表するのも楽しみです!



追伸 
 みずから引退宣言したシマダシンスケ氏が、会見の席で「自分の美学として……」のようなコトを口走っていた。でも、アレって、「美学」なんて上等なことばは関係ないだろ。しかも、したり顔の関係者や仲間の中にも「彼の美学として……」なんて口走るのがいたけど……笑っちゃったネ。
 カン違いもいいかげんにしなさいよ、まったく。



 そうだ――陸上の走りの競技では(悪意のない)フライングをすれば、たった1回でも失格になるんだぜ、オイ。(8月28日のあのボルト選手のようにサ)



 政治家よ、役人よ、そしてゲーノー人よ、甘ったれるなよ!



追伸のPS 
 それにしても――「やらせ」とか「隠蔽」「あいかわらずの天下り」「データ改ざん」「コソコソ裏取引」などなど「美学」なんてものにほど遠い「うす穢ねぇ人間」ばかりで、イヤになりますねぇ。


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阿佐ヶ谷一番街

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— posted by 本庄慧一郎 at 02:14 pm  

「ムーランルージュ新宿座シンポジウム」のお知らせ

 記録映画「ムーランルージュの青春」公開記念として、「ムーランルージュ新宿座シンポジウム」が催されます。

日  時:9月18日(日)午後1時30分〜4時30分
場  所:新宿歴史博物館2F 講堂にて(東京都新宿区三栄町22番地)
料  金:無料
申し込み:要予約・先着定員100名
    アルゴピクチャーズ TEL:03−3584−6237



第一部 伝説のアイドル明日待子を囲んでトークショー
 パネラー:明日待子・野末陳平・森川時久・森繁健・大空千尋・宮里明見・菊岡ノンコ・滝輝江・中島孝
  ○
 原健太郎(大衆演劇研究家)
 司会:本庄慧一郎(作家・脚本家)   (敬称略)



第二部 発見された映画「陽の昇る丘」
 中野正昭(明治大学講師)のムーラン通史
 海城学園・古典芸能部によるムーラン研究発表

映画「陽の昇る丘」上映/45分/昭和36年頃。
 スポンサー:イセキ農機 制作:�蟇撚萋�本社 協力:金山プロダクション
 戦後ムーランの今村源兵・小川純・宮里明見・藤枝利民・小峰葉子ら総出演。
 ヒロインは、中原早苗。   (敬称略)



記録映画「ムーランルージュの青春」
 9月17日(土)より、新宿K’sシネマ(元昭和館)にてロードショー。

 「ムーランルージュの青春」公式HPはこちら Link です。

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— posted by 本庄慧一郎 at 02:47 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第228回(通算340回)

 海城中学・古典芸能部のメンバー諸君のこと

 去る8月6日(土)、映画「ムーランルージュの青春」に関してのNHKTVの取材があった。(放送は8月10日(水)、PM6:10からの『NHK・首都圏ネットワーク』。なお、古典芸能部諸君のこれらの活動内容は、9月以降に同番組で放送予定だそうです。詳しくは海城中学校HPにてご確認ください。)
 海城中学・古典芸能部のメンバー四人と引率の川崎真澄先生。そして田中じゅうこう監督と村瀬ディレクターのフォロー……といった顔ぶれ。

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     海城中学古典芸能部メンバーと右上・川崎先生
          右下・田中監督 中央・本庄

 とにかく、中学生諸君が「古典芸能部」のメンバーというのがなにより気になった。
 その研究対象は、歌舞伎・文楽……などもというが、当日出席のメンバー諸君のこだわりは、もっぱら落語ということらしく、これもちょいとビックリ。
 先生のリードもいいのだろうが、「いまどきねぇ……」と、あらためて感心したものだ。
 本年が「創立八十周年記念」をというあのムーランルージュ新宿座も、彼らにとっては「古典」なのだなぁという感慨もあって――。
 いま、シマダシンスケなるタレントとテレビ業界が話題になっている。
 本庄慧一郎の物書きとしての原点はムーランルージュ新宿座と大都映画とアピールしてきた。また生業としての出身母体はといえば、民放ラジオ・テレビ・広告ギョーカイ&ゲーノー界と言ってきた。
 でも――現行のこのギョーカイそっくりは、どうにもこうにも歓迎できかねる。
 ウサン臭いというコトバがあるが、どうしてもソレを感じるのダ。
 このギョーカイで有名なヤツとか、ビックリするような財を手にしたヤツはたいていはウサン臭い。
 まともなツラしてまともなコトを言ってるようでいて、その実質や実態はどうしようもなく歪んでるコトが多い。
 いちいち具体例を列挙してもいいが……キリがない。



 映画「ムーランルージュの青春」は、来る9月17日(土)より、新宿K’sシネマ(元昭和館)で公開される。映画「ムーランルージュの青春」公式HPはこちら Link です。
 そのための記念イベントとして9月18日(日)、午後1:30〜4:30。
 新宿歴史博物館において、あのアイドルスターだった明日待子さん等をゲストにお招きして「ムーランルージュ新宿座シンポジウム」を催す予定です。入場は無料です。
詳細は決まり次第お知らせいたしますが、当日は戦後ムーランルージュ出演者のレア映像(短編映画)も上映予定です。

 ぜひ、おいで下さい。(司会進行は本庄慧一郎です)

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小庭の夏のおわり

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— posted by 本庄慧一郎 at 03:21 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第227回(通算339回)

次の仕事へのステップは自力で――
 自分の可能性をカタチにするのは、自分自身だと思ってきた。
 しかし、その作業にはその条件にふさわしい人間――その企画にマッチングしたセンスと才覚を有した人と出会わなければ思いは達成できない。
 現在の小生には、いま新たに映像クリエーターのY・Yさんと、大衆芸能史研究家で書籍編集者のH・Kさんとの出会いがある。
 ていねいに、大切にお二人とも関わりを深めていきたい――切にそう思う昨今である。
 それがそのまま、小生の次の仕事へのステップとなればこんなうれしいことはない。

炎暑8月の読書のテーマは――
 当然、テーマは「戦争と平和」だ。
 記録映画「ムーランルージュの青春」(幻野プロダクション制作・田中じゅうこう監督)のインタビュー取材を受けた。
 あらためて、「戦争と大衆娯楽の命運」を考えさせられた。

 今週は、俳優丸山定夫をテーマにした本、3冊を再読した。
1.「丸山定夫・役者の一生」 (丸山定夫遺稿集刊行委員会・代表永田靖)1970年ルポ出版
2.「桜隊全滅/ある劇団の原爆殉難記」(江津萩江)1980年未来社
3.「さくら隊散る」(新藤兼人)1988年未来社

 浅草の軽演劇を経由して、いわゆる新劇界に入って「新劇の団十郎」と称された有能な俳優(1901年〜1945年)であった、丸山定夫。
 戦時中、移動演劇集団さくら隊のリーダーとして、広島に在って、農村や職場を巡演した。
 そして、昭和20年8月6日朝、劇団員ともども原爆に倒れ、日をおかず死んだ。
 この劇団は三好十郎作「獅子」(演出八田元夫)をレパートリーに上演していた。
 三好十郎氏は俳優丸山定夫を、丸山定夫は劇作家三好十郎氏を敬愛していた。
 上記三冊の本はたいてい、炎暑八月に再読する。人間としての「上っ滑り」を自戒するために。
 読後感の切なさや哀しみや、そして怒りをつねに新たにする。
 折があったらぜひ、皆さんも読んで下さい。お願いします。

「過去からの声」に耳を澄ましながら、そしてまた――
 自分がこれから何をするか。または、何が出来るのか?
 それを考える。それをつかむ。それを現実化する。志を同じくする人とていねいに交流してゆく。
 さあ、ウロウロせずに、性根を据えて新たなステップへ――。


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夏・水の行方

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        井の頭/神田川源流

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              神田川河口/隅田川

— posted by 本庄慧一郎 at 03:59 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第226回(通算338回)

放送タレント前田武彦さんの訃報
 
 2011年8月5日。前田武彦さんが亡くなった。
 民放ラジオ・テレビで大活躍したヒトだったのは、既報のとおり。
 もともと放送作家で、かつて小生が筆名本庄一郎だった頃は、同業者だった。
 当時は、ラジオのDJ番組はたいてい構成台本があり、出演者はその構成台本をベースにしゃべった。しかし、前田武彦氏は「フリートーク」というスタイルを持ち込んだ。



 手もとのスクラップブックに、日本放送作家協会の発会式の写真がある。
 昭和34(1955)年9月18日。会場は東京有楽町ビデオホール。
 ニッポン放送(略称LF)は、あのホリエとかムラカミといった人物によるゴタゴタがあったが、スタジオは、当時有楽町蚕糸会館ビル内に、ビデオホールと一緒だったハズ。
 ビデオホールは、ホール経営と同時に番組制作やアイ・ジョージやロイ・ジェームスなどのタレント・マネージメントもやっていた。



 参天製薬という(目薬のサンテなど)スポンサーでラジオ番組「昨日のつづき」を制作していた。
 小生も「お早よう。参ちゃんですヨ!」というコント番組の台本を書いていた。
 テレビの人気番組だった「名犬リンチンチン」の主役の男の子の声を演じた北里深雪さんのワンマン・トーク形式で、即興のピアノ演奏は「伊勢崎町ブルース」「東京サタデイナイト」などのヒット曲をかいた作曲家鈴木庸一さん(昨年、急逝した)だった。
 このオビ番組は、当時のKR(現在の東京放送)でオン・エアされ好評だった。
 番組の録音は、日本放送作家協会の発会式会場になったビデオホールのステージが使われた。「昨日のつづき」もつねに同時期に録音されていて、よくハタで傍聴したものだ。
 前田武彦・永六輔(のちに大橋巨泉)に富田恵子という才女(草笛光子さんの妹さん)のトリオのフリートークは文句なしに楽しめた。オンエアはラジオ関東(現ラジオ日本)だった。
 ディレクターは、いつもニコニコと機嫌のいいS・H氏だった。



 前田武彦氏は「夜のヒットスタジオ」(フジTV)の司会をしている時に、いわゆる「バンザイ事件」を起こしたりしたが、とにかく器用なヒトだった。
 テレビマスコミの一線を引いてから、テレビの現況に批判的な意見をぶつけていた――。
 彼のようなオトナのエンターティナーがいなくなったテレビは――日毎に劣化していると言わざるを得ない。



 そういえば8月19/28日合併号「週刊現代」の総力特集「テレビよ、さらば/もう見たい番組ひとつもありません」を読んだ。
 小生の出身母体でもあるギョーカイだが、まったくアホバカな若手ゲー人と、勝手なバカ騒ぎのバラエティとやらと、愚にもつかないクイズ番組。もうひとつ……もういいや!とにかく情けないネ。
 おまけにそのイージーな番組を分断するバッドセンスのCM群――。
 「節電」キャンペーンのために、放送自粛しなければならないのはテレビ局自身だネ。



 それにしても――原発放射能禍の夏。無能と欺瞞の奴らの跳りょうする日本。ホントに腹が立つ。


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小さな庭の小さな生きものの記録

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*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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