「社会&芸能・つれづれ愚差」第29回(通算139回)

本庄慧一郎のメモランダム
(この2、3日分の新聞・雑誌から)

「長井健司さんの志を継ごう」「長井さんが最後に突き上げていたカメラは〔おれの心を受け取ってくれ〕と薄れゆく意識の中で叫んでいたように思えてならない」(鳥越俊太郎談)
 ――人殺しの武器を持って走り回るような人間には、まっとうな人間としての自覚があるわけはない。本庄慧一郎。

「中1の1割が〔うつ〕」「自殺との関係、対策急務」
 ――中学1年生という人生の飛躍の季節を迎える若者たちが、迷路に落ち込んでいる。人生の手本になるはずの大人たちの醜悪さが彼らを尻込みさせ、若い意欲をぶち壊している。政治と社会の腐敗と腐蝕が〔病源〕だ。本庄慧一郎。

「自殺サイトで契約、殺害」「33歳容疑者逮捕」
 ――自殺サイト?「安楽死薬売ります」。常時、数百件が表示されていると。〔狂い〕を金もうけのネタにする〔狂った者〕の実態。
 アメリカの「戦争ビジネス・代理業」が盛況だという昨今。本庄慧一郎。

「冤罪で服役/男性の無罪確定」
 ――真犯人が実在し、みずから自白したという。まったく冗談じゃねぇ! おれが被害者の立場だったら――何をどうするか。本庄慧一郎。

「社保庁、しっかりやって! 東ちずる」
 ――近頃、テレビの画面に現れる奴らのなんとも……いやはや。とりわけ「タレント」と称する者たちのバカ騒ぎは目に余る。
 それでもごく稀にマットーなひともいる。社保庁のデタラメさに怒っている東ちづるさんとか。脳のヘンな者たちに侵されないでね。本庄慧一郎。

「お笑い芸人〔テレビ占有率〕徹底調査」「公共の電波とは笑わせる」(週刊文集10/18号)
 ――自分の出身母胎であるテレビだが、まったく哀しいほどイヤになる。ごく一部のジャーナリズムを除いて、ほとんどが……とりわけオチャラケ芸人の出る番組はゴミだ。「1週間の出演回数が多いお笑い芸人ランキング」という表がある。15人の名があがっているが、その1位の久本雅美とやらの名と顔はたまたま見知っていたが、あと14人は知らない。
 つねづね「みのもんた・タモリ・島田紳介・さんま……などがテレビからいっせいに消えてくれたら、テレビ局のアホな制作者たちも〔自己革新〕を余儀なくさせられて、テレビ全体がマシになるのでは――と。本庄慧一郎。

「ボクシング世界戦、亀田は反則減点敗北」
 ――政治家も、社保庁をはじめとする役人たちも、人間としての最低の品性をなくしている。そして、相撲ギョーカイの連中のみっともなさ。
 前アベ・ソーリの右往左往もひたすらみっともないていたらくだったが、フクダとアソーとその周辺のカラ騒ぎも論外だった。
 彼らはほんとうに日本という国をリードする人間かね?
 亀田というボクサーとそのファミリーの下品さとは体裁は異なるが、現在の政治屋たちの下品さの実態は亀田ファミリー以下だ。
 カリカリ怒るマスゾエ大臣に応酬する地方行政の役人たちのこれまたトンチンカンな言動――その抗議の内容の見当ちがいのアホなこと。ああ、うんざり。本庄慧一郎。

「戦前の大都映画のリーダー・河合徳三郎の人となり」
 ――大正期から昭和初期、そして中期まで、土建業・政治院外団のリーダーとして「天下の河合」と称された男の実蹟をしらべている。
 ヤクザといわれたこの男は、文句なしの「任侠」「義心」――強きにあらがい、弱きを救けるというハートをもっていた。それにしても現代にうごめく者たちの……情けない! 本庄慧一郎。

— posted by 本庄慧一郎 at 11:43 am  

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