「社会&芸能・つれづれ愚差」第179回(通算291回)

2010年去りゆく猛暑の夏に思うこと

 〔記録的な猛暑〕という夏も9月第2週に入ってようやく衰えを見せた。朝夕の空気に快い爽やかさがあって、ホッとひと息つく。

部屋ごとのクーラーと何台もの扇風機のこと。
 パソコン(娘の担当)のある部屋はクーラーを使わざるを得ないが、書斎は原則として使用しない。
 何台ものクーラーや扇風機のある生活をあらためてぜいたくになったと思う。

冷蔵庫と風呂のこと。
 かつて〔氷を入れて使う冷蔵庫〕があった。いまは放っといても氷をつくってくれる。
 そして風呂は、水を満たせば、あっという間に湯になる。
 朝夕のシャワーなども……あらためてその便利さを思う。

古書店の倉庫のような仕事場のこと。
 電子書籍時代来る――という。
 1冊ずつ買い求めた本が、仕事場の書斎をはじめ、各部屋を埋める。
 それらの本のすべては、生き甲斐と生活の糧であった。
 「さらば」というにはまだ時間が要る。

新しい企画・新しい挑戦のこと。
 ひたすら〔表現する仕事〕を求めてやってきた。
 まだまだやりたいこと、やれることがある……そのことを心からありがたいと思っている。

ネズミ(ネコ?)の額のような庭のこと。
 庭とよべるのかどうか。たまにはプロの庭師も入るものの、ほとんど木も草も放置したまま。
 蛙も棲みついている。大粒のカタツムリもいる。何種類もの蝶の通り道になっている。季節ごとの野鳥(シジュウカラ・メジロ、ときにはウグイスなど)もやってくる。
 夏はキョウチクトウ・紅白のムクゲ・ふようなどが勝手に咲く。
 そして、いまは朝夕に秋の虫たちが鳴き競う。
 つましくささやかな自然の存在がうれしい。

ギランバレー症候群を克服して5年
 2005年の9月――つまり5年前の9月はハードなリハビリに脂汗を流していた。
治療1ヶ月、リハビリ3ヶ月〜数ヶ月という状況だったが、都合2ヶ月で「自己責任で」という請願書を病院に提出して認可してもらって退院した。
 ツエもクルマ椅子も不要のカラダを奪回した。



 余分なワガママを言わず、無意味なぜいたくをせず、正直にそして誠意をもっておのれの人生を紡いでいきたい――としみじみ思う秋の始まりデス。

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        ケイちゃんの目 ↓

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      初秋の珍客(初々しい?カマキリ)

— posted by 本庄慧一郎 at 11:38 am  

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