「社会&芸能・つれづれ愚差」第217回(通算329回)

何だ、こりゃ?
 
 「地下式原子力発電所政策推進議連」という長ったらしい名の組織が発足した(東京新聞2011年6月10日「こちら特報部」)という。
 その主要メンバーは、谷垣禎一・安倍晋三・森喜朗・平沼赳夫・渡部恒三・西岡武夫・亀井静香・鳩山由紀夫……だって。
 「大物が勢ぞろい」という記事の見出しを読んで正直、いきなり吐きけをもよおしたね。
 このグループの狙いの根底には「菅降ろし」とか「大連立」とやらのコンタンがあるという……何しても、世も末じゃねぇかい。



 「致命的打撃」「ガレキの荒野」「避難」「疎開」「復興」「被爆」「被曝」……のべつくり返されるこれらのコトバは、66年前の1945年の8月の前後からヒンパンに使われたものだ。
 大地震と津波は「天災」としてあきらめるより仕方がないが、同時発生した収束の見通しもつかない「放射能禍」は、従来の為政者らのデタラメさが惹起させた「大事故」である。
 政治家としての責任の自覚のないヤカラの跳梁を許しているのは、つまるところ選挙民である。
 アイドルグループAKB48とやらのセンキョが話題だが、肝心の国政や地方行政を左右する選挙を放ったらかしにしている若者たちよ――お前さんの未来はどうでもいいのかい?
 近頃のジイさんの中にはとんでもないのがウヨウヨしてるぞ。



 池澤夏樹「終わりと始まり」(朝日新聞2011年6月7日)の文章から――。
「(フクシマの)この事故の根は深い。(略)核エネルギーはどこか原理的なところで(人間の)手に負えないのだ」
「原発が生み出す放射能物質は永遠に保管するしかない。(しかし)結局のところ、永遠に封じ込めるのは不可能なのだ」
「数百基の原発を数百年に亘って安全に運転し、かつ廃棄物を安全に保管する能力は人間にはない」
 池澤夏樹の論をまつまでもない。すでに良識ある人々が(あるいは良識ある世界の国々が)原発依存政策の転換に着手し始めているのだ。



映画「ムーランルージュの青春」

ロードショー公開決定
2011年9月17日(土)より 新宿K'scinemaにて

詳しくは公式サイト Link をご覧下さい。

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         ケイちゃんの目 ↓

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  映画「ムーランルージュの青春」取材風景 本庄書斎にて




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好評配信中 ドラマチック・リーディング「小童夜叉・捨」
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— posted by 本庄慧一郎 at 02:03 pm  

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自主CDを制作
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平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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