「社会&芸能・つれづれ愚差」第278回(通算390回)

カオ・かお・顔(自分をタナに上げて)

 「顔とは、オートメーション化された人相書である」なんて言ってみる。
 江戸の時代から、「人相書」は犯人捜査にはきわめて有効なアイテムだった。
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 「死ぬほど好き」とか、「命がけの恋」とか、これも江戸時代も現代も変わりはない。のぼせ上がった男女の必須キーワードだ。けれど、やっぱり、現代の恋愛は万事にお軽く、お手軽である。

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 「顔を見るのもイヤ」「同じ部屋の空気を呼吸するのもゴメン」という「NO!」がある。
 しかも、そのはじめは誰やらにムリヤリ押しつけられたわけでもない。
 お互いが勝手にのぼせ上がって、勝手にズクズクになって、そのまま「ハイ、サヨナラ」と言えばいいのに、とんでもない修羅場を演じたりする者も少なくない。

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 近頃の若いモンの恋の始まりなんて例外なく「見た眼」だから一緒に暮らすようになったトタンに「性格の不一致」というコトになる。
 1+1=2なんて計算以上にカンタンに出る答えだよね。

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 「顔も見たくない」というヤツは、いまの社会にはウヨウヨしてるよネ。
 見るからに信用できないヤツなんて、政治界から一般社会のあちこちにウヨウヨしているもンね。
 え? ダレのこと? ヒントなしでお分かりになるでしょうが!

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 たとえば――歴代のソーリ大臣を思い浮かべてみる。ノダ・カン・ハトヤマ・アソー・フクダ・アベ・コイズミ?
 それに都や市のリーダーであるイシハラ・ハシモト、そして……もういいや。

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 役者や俳優業というものは、ご本人の実質とはムカンケイに演目に従って悪者・悪党を演じ分ける。
 でもこの場合はたいてい、その役柄とは無関係にその役者や俳優さん、その人の性格や性質が文句なしに良質だった――とは過去の例ではいえた。

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 では、最近は――?
 正直申しあげると、それまでつましく貧しく、謙虚だった者が、たまたま「有名人」になったトタンに、イヤな野郎に成り下がる例は……そう枚挙にいとまがない。
 全部が全部とは言わないが、いわゆる「新劇出身」の者の中には、テレビなどで稼いで、いわゆる「糟糠の妻」(貧しい時代に苦労を共にした妻)をポイと捨てて新しい女性に乗り換えるヤツなんているぜ。しかも、ラブホテルみたいな部屋に住まわせたりして……さ。
 そういうカサブタみたいヤツって、テレビ・ゲーノー界に……やめた!
 こんなことウダウダ書いている自分がイヤになるもンねぇ。反省!

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 俳優地井武男さん(70歳)の告別式は2012年8月6日だった。
 その前の8月3日(金)、久しぶりに立ち寄った吉祥寺のヤキトリ屋いせやは公園店が改装のため休業中で大混雑していた。相席のテーブルで、あの「地井武男さん」(そっくりさん)と出会った。
 ご本人の許可を得て、スナップを撮らせてもらった。
 

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 本庄クンのキャップコレクションの一部

 あらためて地井さんのご冥福をお祈りしています。

— posted by 本庄慧一郎 at 01:17 pm  

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平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
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