あらめておのれの履歴をふり返ってみると、半世紀あまり一貫して日本語を素材にした仕事(ラジオ・テレビ・構成台本/舞台脚本/TVCMプロデユース・企画・COPY/時代小説・現代小説/五七五・評論集・エッセイ等)をしてきた。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
現在の書斎は、古書店の倉庫のようで「創作の遊園地」になっている。
●執筆スタッフ 本庄慧一郎(望田市郎)/みさき けい/深実一露
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新しい年2018年 どうぞよろしく。
●それにしても――
正直、手放しでおめでとう!と浮かれていられない昨今ですね。
もうひとつ、年末のテレビ番組「紅白歌合戦」とやらをチラと覗いたけれど、あのバカ騒ぎ、ワルのりの番組作りは異状だね。
あんなにゴテゴテと飾り立て騒ぎ立てて……何が面白いんだろ。
●それにしても――
昨年末、大手製造業の不正事件がきわ立って目立った。
「物づくり日本」のスローガンが色あせたね。
日産自動車の「無資格者に完成車のチェックをさせていた」ケースから始まって、スバルでも同様のケースが暴露された。
さらに、神戸製鋼や三菱マテリアルなどなど……不祥事続発だ!
(朝日新聞2017年12月25日朝刊より)
●それにしても――
企業は人がつくる――つまり、人間の劣化だ。
「ものづくり日本」というフレーズはもう根腐れを起こしている。
(東京新聞2018年1月1日朝刊より)
●それにしても――
元旦の新聞の見出しには「福島除染手抜!」
「福島の除染作業に不正横行」とはただ情けない!
さらに、都道府県のチェック機関では「議員の委員義務で監視態勢形骸化している」と。
(東京新聞2018年1月4日朝刊より)
●それにしても――
国の借金が2017年9月末時点で、1080兆4405億円とか。それでなくても、国防費の増額などアベ政権の暴走は目に余る。
それもこれも、国民の、選挙民の、政治に対する意識がやはり問題だ。
●それにしても――
正月のケーブルテレビで「タイタニック」を観た。(再見)
豪華客船も沈没する。「……つまりは、鋼鉄製の客船は……沈没する」というセリフがあった。
「自浄能力」を欠落させた国政も……「タイタニック」同様なのだと自覚することだ!
●それにしても――
企業も家庭も……そして政治も人間の質がすべてだね。
***
企業の根ぐされは人間の根ぐされだ。
――本庄慧一郎
ケイちゃんの目 ↓
Scenes of memories
事件発生以前の富岡八幡宮
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