世界遺産である宮島の厳島神社のシカが、このところ市街地にのさばり出て来て、町の人々と自治体も手こずっているとか。
観光客が勝手に与える餌にワルナレしたシカたちは、餌をもらえないと、観光客が手に持っている弁当や紙袋さえ奪って食う。
すでに、町や里へおりて来て、勝手放題に荒らし回る猿たちが増殖しているが――。
そうだ最近、東京の町のあちこちに狸が出没すると話題になった。
そういえば町中のマンションで、毒ヘビを51匹もこっそり飼っていたヘンな男もいた。
そうでなくとも、都会には人間の皮をかぶったけものがバッコしている。
「クマは眠れない」(東京新聞出版局)という本が出た。
安らかな冬眠の場所を失ったクマたちは、生き永らえるための慣習を大きく狂わせているとか。
小生はずっと「人間そのものが環境。環境そのものが環境」と折りにふれて言って来たけど、いまその肝心の人間たちが、とんでもない狂いを見せている。
与謝野経済財政担当相の元秘書の痴漢行為
社会的地位も見識も教養も兼ね備えているはずの者が、「電車の中で女性の尻をなぜた」といった愚行で逮捕されるような事件が続発している。
政治家の秘書だったり教師だったり、警官だったり、役人だったりと「まさか!」といった立場の者が痴漢(しれもの)にひょいと堕落する。
たいてい、「酒に酔っていて記憶にない」とうそぶく。
そんな愚かしい男の家族たち――親や女房や血を分けた子どもたちは、そんな軽率で愚かしいハレンチ漢を、どんな思いで迎えるのだろう。
本人も、周囲の者も……ただ哀れだなあ。
警官の拳銃自殺
最近でも、現職警官の拳銃自殺はいくつかあった。
そして、海上自衛隊佐世保基地の護衛艦内での三等海曹(21)の自殺――。
データによると、毎年、百人前後の自殺者があるという。
「いじめ」に原因があるということで、福岡地裁は、国に責任ありという裁定を下した。
毎年、百人前後の自殺者が出ているということそのものが、異常の証拠である。
図々しく横暴なヤカラだけがのさばり、罷り通る世界なんて……戦時中の軍隊そのもの。マッピラだ。
自殺などするまえに、脱出しろよ!
堀江貴文被告の弁護団4人が辞任して――
「上告審では別の視点をもつ弁護士が必要との意見で一致した」と従来の主任弁護人人のコメント。
何を考えているのかさっぱり分からない人たちよ。フン!
最低賃金27円増え、766円に
「東京都労働局は今年度の最低賃金(時給)を766円とする方針を決めた」(8月26日・朝日新聞)とある。
同日の東京新聞の太田誠一農相の秘書宅にからむ事務所費「2年で2345万円計上」の問題を取りあげている。
この太田という男、かの悪ノリバカ集団「スーパーフリー」とやらの婦女暴行事件にからむハレンチ事件に「元気があっていい」といったイミの発言をしたトンチン漢だ。
しかもつい最近、相次ぐ食品偽装事件に関して「消費者がやかましい」という暴言を吐いている。
その彼の弁護をするつもりか麻生自民党幹事長は「やかましい」という言葉について見当違い大ハズレの解説をしたりして大笑いした。
青森の加工会社が、中国産のリンゴを青森産と偽称していたのがバレた。ことのついでにまた、中国産のうなぎを愛媛産と偽称して……とウソつきごっこは泥沼化している。
「ウソ八百」のアカで良心を窒息(ちっそく)させた人間は現世にはまだまだワンサといるぜ。
「嘘は雪の玉だ。転がせば転がすほど、手におえないほどに巨大になる」
――――ドイツの宗教改革者・ルター
太田サンというヒトの鉄皮面も、自分で作った巨大化したウソの雪の玉に押し潰されるんじゃないの?
農水相という名の担当大臣、ヘンなヒトばっかり。この際、農水相の文字を〔脳衰相〕と変えますか?