「社会&芸能・つれづれ愚差」第82回(通産192回)

3点セット
・おエラいさん3点セット
「最敬礼オーナー」「土下座社長」「ホテルバー行脚首相」

・神聖スポーツ3点セット
「八百長」「出来レース」「茶番試合い」

・ギリギリとキリキリ3点セット
「医者ギリギリ」「病院ギリギリ」「急患キリキリ」

・政治家3点セット
「ヌケヌケ世襲」(小泉サン)「行きあたりバッタリ発言」中山サン「安物の長兵衛(見得みえ)発言」(アソーさん)

・モノを食べる3点セット
「ハレンチ大食いTV番組」「公金食い散らかし地方財政」「児童給食パン早食い事故」

・ギョーカイ隠語3点セット
「無気力」「預け」「かわいがり」

・族々3点セット
「天下り族」「公金イントク族」「地デジ・マフィア族」

・キョーコー3点セット
「食品汚染恐慌」「金融経済恐慌」「定年直後離婚恐慌(強行)」

・電力エネルギーの無駄?3点セット
「おバカ・キャラ」「おバカCM」「おバカ番組」

・新しくなればいいね3点セット
「新宿コマ劇場」「歌舞伎座」「自民党政府」

・バカ旦那3点セット
「落語・酢豆腐」「落語・宮戸川」「落語・小泉屋奇談」

・泥沼3点セット
「実子殺害」「実夫(妻)殺害」「実母(父)殺害」

・麻生ブランド欠陥3点セット
「麻生内閣の欠陥閣僚」「麻生ソーリの欠陥庶民感覚」「麻生企業グループの欠陥建材」

・庶民偽装派3点セット
「あそう」「ペイリン」「みのもんた?」

— posted by 本庄慧一郎 at 08:58 am  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第81回(通算191回)

緒形拳さんと結婚した高倉典江さんのこと
(前回のHPの続きです)
 昭和35(1960)年12月の新国劇の明治座公演の夜の部は、小沢不二夫作・演出の「石狩の空」と、「白野辨十郎」。
 それまで「その他大勢」だったはずの緒形拳に、叔父小沢不二夫はこの「石狩の空に」で、師匠辰巳柳太郎演ずる刑務所の教育部長、大沼修造の息子「次男明良」という重要な役をふった。
 この物語の中で、次代を担う若いカップルとして、大沼修造の息子良明(緒形拳)と死刑囚・小柴源太郎の娘・日春を演じた高倉典江は結婚することになる。
 このご両人は、実際の人生でも結婚した――のである。
 小沢不二夫は作品の上で、お二人の結婚の媒酌人役を果たしたのだと言える。

 築地の東劇はかつて演劇の劇場だった。
 いまいきなり年度を思い出せないので申しわけないが、その東劇での演目は、昼は北條秀司作・演出の「王将」、夜の部は「極付 国定忠治」であった。(昼夜が入れ違っていたかな?)  小沢不二夫にくっついていって、その東劇の楽屋を訪れた。
 長屋での坂田三吉と、百姓姿で登場する辰巳柳太郎のその衣裳はリアルで、いずれもボロをまとっていた。
 舞台から引っ込んでくる辰巳柳太郎がツギハギだらけのももひきをずり下ろし、「おーい、緒形、緒形よ。ケツをたのむ!」と叫んだ。
 ひどい痔疾をかかえていた御大は坂田三吉役でも国定忠治役でも激痛をこらえて熱演していたが、楽屋に引っ込むとその手当てを付き人の緒形拳に一任した。その緒形のけなげで甲斐甲斐しい姿をはっきり記憶している。

 小沢不二夫の長男の公平君はぼくのイトコである。(沖縄に移り住んで二十数年「沖縄タレントアカデミー」を主宰している)
 彼が父親小沢不二夫から聞いたという〔辰巳柳太郎の付き人だった緒形拳のエピソード〕がある。
 その日の主演の辰巳柳太郎はカゼ気味だったらしい。舞台のソデで出を待つ師匠には付き人たる者、お茶や飲み水、チリ紙やおしぼり、その他、タンつぼなどなど、身の回りの品を揃えた〔おかもち〕を持って付き添う。
 舞台の物語が進行して、辰巳御大の出の直前、御大が思わず咳き込んで、のどにタンを詰まらせた。しかし、出のきっかけは来ていた。
 タンつぼを取り出して差し出すヒマもないーー緒形拳はさっと両手を御大の口の前に差し出して、御大が思わず吐き出したタンをためらうことなく受け止めたという。

 小沢不二夫の長男公平君も長女有美さん(ご両人ともイトコ)も舞台と縁がふかい。
 緒形拳さんにかかわる心あたたまるエピソードはいろいろあるようだ。また日をあらためてご紹介できれば……。

 出演したかずかずの、作品の芸で語られる役者あり。
 いくつもの出演作品がありながら、役者としての存在感のあいまいな人もいる。
 かと思えば、自室で怪しげな薬物を栽培したりしていて、おのれの人生を貶める愚か者あり。
 それにしても、うす汚い行きあたりバッタリの芸人とやらとバラエティなるテレビ番組で、ヘロヘロと愚かしくふやけている俳優ばっかりで、イヤになりますなあ。

— posted by 本庄慧一郎 at 01:42 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第80回(通算190回)

緒形拳さん逝く(平成20年10月5日)
 古書店の倉庫のような仕事場には、雑誌「演劇界」をはじめ、さまざまな演劇雑誌と各種演劇公演パンフレットが山のようにある。
 たとえば昭和35年(1960)12月の明治座・新国劇のパンフレットがある。12月5日初日〜27日千秋楽の演目は、昼の部北條秀司作・演出「黄塵」/行友李風作「極付 国定忠治」。夜の部が小沢不二夫作・演出「石狩の空に」/E.ロスタン原作「シラノ・ド・ベルジュラック」より「白野辨十郎」である。
「石狩の空に」の作・演出の小沢不二夫(1912〜1966)は叔父で物書きとしての師でもあった。
 この作品は、小沢が新国劇のために書いた作品「おもかげ」と「黒い太陽」に続く三作品目である。
 昭和33年(1958)に、緒形拳は新国劇に研究生として入団。〔その他大勢〕だった緒形拳を抜てき、「石狩の空に」の「次男明良」という役を演じさせている。緒形拳の〔役名のある事実上の初舞台〕であった。
 同パンフレットに当時の日刊スポーツ文化部の演劇記者・千野幸一氏が次のような一文を寄せている。

「久しぶりの小沢作品『石狩の空に』」
こんなエピソードがある。或る日、芝居が終わって辰巳が楽屋にもどってくると、研究生の緒形拳という内弟子に「きょう先輩、キッカケをトチリ(しくじり)ましたね」といきなり気色ばんだ口調でいわれた。
思いあたるところのない辰巳がケゲンな顔で、よくききただしてみると、こうだ。緒形が辰巳と一緒に舞台に出る場面で(無論緒形はセリフもないような端役である)階段を降りてくる辰巳の足が、一歩早すぎたというのだ。「おかげでぼくの芝居はめちゃくちゃになってしまいました」と緒形少年は怒っているのである。これには辰巳もさすがにあきれて、馬鹿々々しくさえなってしまったが、緒形の真剣な顔をみているうちに、だんだん嬉しさがこみあげてきて困ったということだ。 この話をきいてきた作家の小沢不二夫さんが「全く新国劇というところは嬉しい劇団ですね」といつかしみじみと話していた。(後略)
 ぼく本庄慧一郎は叔父小沢不二夫作・演出「石狩の空」の舞台けい古で、花道の〔かもしかのようにしなやかな〕学生服の緒形拳をじかに見ている。
 緒形拳23歳。純白のバスケットシューズを履いた、顔の小さいスレンダーな緒形拳を、「あいつきっと伸びるよ」と小沢不二夫が呟いたのを、しっかりと覚えていた。
 叔父小沢不二夫は昭和41年5月15日に作家としてはこれからという享年54歳で亡くなった。
 練馬区関町の自宅の葬儀では、ぼくは涙をこらえてその葬送作業を一生けんめいにつとめた。  芸能界の多くの方々、作家の方々がご焼香においで下さった。
 辰巳柳太郎さんに従う緒形拳さん。ご焼香の順番がきて祭壇の前に立った彼は、いきなり「小沢先生!」と叫んで号泣したのだ。
 それまで粛々と進行していた葬儀はその絶叫をきっかけにいっぺんに参列者の激しい嗚咽で包まれ、収拾がつかなくなった。
 冷静な葬儀屋さんも取り乱していた。(この項、次回に続きます)

— posted by 本庄慧一郎 at 03:22 pm  

「社会&芸能・つれづれ愚差」第79回(通算189回)

本庄慧一郎の失言・放言・暴言・虚言・駄言……。
 〔失言癖〕のあるアソー総理を弁護する仲間の代議士が、テレビで大まじめな顔でしゃべっていたよ。
「彼は頭のいい人だし……なにしろ正直だからね」だとさ。
コレって、弁護ではなくって「根っこからダメなのさ」という意味だよ。
つまり「ヒイキの引き倒し」ってことでしょ。つまり、「人をかばいすぎて、かえってその人のためにならないことを言う」ことだ。
欧米では、To kill with kindness.
いまの政治家の国語力・表現力って……まるで、ねぇ。

目を吊り上げてのソーリ大臣が声高にのたまわった。
「いまこそ、国民目線の政治を!」
つい、こちとら、カビの生えた演歌を口ずだんだね。
♪いまさら何を言ってんのさあ〜
この50年余り、あんた方、どういう〔目線〕でやって来たの?
これを「語るに落ちる」と言う。
自分で自分のウソっぱちを暴くということよね。

暴走・暴言で辞任した大臣が「納得いかない言葉狩りだ」と口走っていた。??????。自覚症状ゼロ。

「立てば失言・座れば放言・歩きながらもまた暴言」

最高学府とやらの大学校内で学生らがコソコソ大麻を吸う悪あそび。ついでに拘置所とか刑務所の初体験も研修しますか。

ヒマラヤの高みに登る人々あり。あべこべに穴ぼこのような個室にこもる者がおり。人それぞれの死。それぞれの運命。

秋。わが仕事場の雑草ぼうぼうの〔ネズミの額〕ほどの庭に、耳に痛いほどのコオロギの鳴き声。雅趣よろし!
しかし巷には〔談合虫〕や〔天下り虫〕が跳りょうして、公金・税金を食い荒らしている。 近頃は「ジニン・ジニン・ジニン」とか「ムセキニン・ムセキニン」とかの鳴き声の珍種の虫が増殖しているらしい。
これを「ギャク・ウラミムシ」と名付ける。

15人の死者を出した大阪のビデオ個室店の放火犯人いわく、「生きるのがイヤになったから」だって。
「殺すのはダレでもよかった」
「ずっとストレスがたまっていたから」いろいろ迷言を聞いた。

西東京市にある東大農場(正式には、農学生命科学研究科附属農場と立派!)で、禁止農薬使用コメ栽培していた。そこで近所の人たちが買い求めていた――とさ。
農場・農薬・脳汚染――東大脳(異)状。ああ!

皆様、どうぞ御身お大切に。

— posted by 本庄慧一郎 at 02:32 pm  


*** お知らせ ***
自主CDを制作
21.1:130:128:0:0::center:0:1::
平和を願う歌
「鳥になれたらいいね」
総合プロデュース:本庄慧一郎
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