ずしりと手重りのする〔角川類語辞典〕で、〔酷暑〕の類語を引く。猛暑・大暑・炎暑などなど、うんざりするほどある。
とはいえ、コチトラ(自分のこと)、仕事場では、来客の場合などを除いてクーラーは使用しない。
現在、三人の方が〔読み語り〕の稽古に通って来ているが、彼らとの共用時間には、稽古に集中するためにクーラーは使用する。
でも、結局は、その気になっての稽古では、暑さも寒さも忘れる。
もう10年余のおつきあいになる二期会所属のパッショナブルな歌い手さんK・Mさん。熱心でまじめな家庭教師を務めるF・Mさん。さらに、某テレビ局の人気アナウンサーだったダンディなK・Dさん。
皆さんのお人柄を納得しての個人レッスンは暑さなど忘れる。
この他、ある企業グループの店長さんたちの集まりに、月1回、〔想像力と創造力の会〕に出かけるが、これも〔その気〕のアクションだから、暑いの寒いのなどカンケイない。
さらにこの七月は、かつてより企画を進めていた〔ケイタイ・ドラマチック・リーディング〕としてのケイタイ・コンテンツ制作を具体化した。 本庄慧一郎原作・脚色の「小童夜叉・捨/こわっぱ夜叉SUTE」である。(7/28配信開始)
つまりこの七月は、実によく働いた。そして八月もまた――でアル。
師・三好十郎氏にえにしのある季節でもあった
劇団民藝公演(六月二十二日〜七月二十二日/新宿・紀伊國屋サザンシアター)三好十郎作「峯の雪」を観た。(思いはいろいろあった――)
そして、海流座の三好十郎作「彦六大いに笑う」(七月二十三日〜二十五日/新宿・紀伊國屋ホール)を観た。
演出・主演の米倉斉加年氏を楽屋に訪ねた。さっそく、ごていねいなお便りを頂き、感激し、ご返書をさしあげた。
折りしも、東京新聞さんから「ゴッホ展」(主催 国立新美術館、東京新聞、TBS/2010年10月1日〜12月20日/於:国立新美術館)のご案内を頂いた。三好十郎作「ゴッホ小伝――炎の人」は、物書きとしての小生を激しく揺さぶった名作であった。
現在の小生にとって東京新聞出版部さんには「新宿今昔ものがたり/文化と芸能の三百年」でお世話になっている。
さらに加えて、いくつかの快いクリエイティブなご縁もあって、メディアとしての〔東京新聞〕に大いなる期待と感謝の思いをもっているのデス。
たくさんのお手紙と電話とメールとFAXと……
「新宿今昔ものがたり/文化と芸能の三百年

たとえば、TVコマーシャル制作時代の音楽プロデューサーS・S氏の長時間にわたる電話。それをきっかけにしての当時の優秀な音楽ディレクターM・Kさんとコンタクトがとれたこと。
近日中に、当時のクリエイティブ・クルーとの再会も約束した。
「なつかしい」ハナシはともかく、新しい時代の新しいクリエイティブのことを語り合うことになるだろうと思って、ワクワクしている。
炎暑の八月に、炎熱の工房を訪ねる
彼K・Kさんはもともとグラフィックデザイナーだった。が、ひょいと鉄を素材にした造形デザイナー(自称鍛冶屋)に転進していた。
すでに、3メートルもある大迫力の作品から、かべにかける一輪挿しの小粋な作品まで、意欲あふれるモノを創っているが、彼ともすでに四十年のつきあい。
〔表現者〕としてのハシクレである小生はめいっぱいK・Kさんを応援していと考えてきた。
そういえば、小生が広告代理店第一企画(現在はアサツー・ディケイ)でフルに働いた頃に〔新卒〕で入社したA・Tさんは、退職後、年来のタブロー(絵画)の集中制作を実現して、6月に銀座並木画廊で第一回個展を開催。大好評の再スタートを切った。
技法は水彩画だが、ペンでタッチを加えるというアイディアがユニークな画風をかもし出していて魅力的な作品に仕上がっている。
これからの画家としてのA・Tさんにもめいっぱいの声援を送りたい。
さて、鉄の造形作家のK・Kさんを、広告業界からのつきあいである親友の熱血のアートディレクー東本三郎氏に紹介した。
東本三郎氏は現在、映画製作や著作・絵画とアクティブな活動をしており、現在、大規模な美術展の企画推進をしている。
そして八月――とりわけ、平和への思いを強固にする季節。
すでにオファーのある自主制作CD「鳥になれたらいいね/平和を願う歌・あたなに語りかける組曲

酷暑猛暑の七月、そして八月――でも小生にはカルイザワもハワイも、そして2週間のサマーバケイションも関係ないネ。
追記
そういえば、F・Mさんがわが仕事場に同道して来てくれたイラストラーターのU・Yさんも、日本映画の昭和30年代全盛期のB級映画――たとえば東映・日活などのヤクザ&アクションものなどの ポスターやスターの似顔絵をノスタルジックな画風で描くキャラも魅力的だ。
さらに「小童夜叉・捨」を演じるI・Aさん――捨のキャラがいいね。
ケイちゃんの目 ↓
松戸のK・Kさんのお土産